ガミガミ言わずに子どもを勉強させる方法
評価:
松永 暢史 PHP研究所 ¥ 500 (2010-05-06) コメント:子供を持つ親向けの本です |
JUGEMテーマ:教育
感想を書かずに読みっぱなしの本が増えてきたのでそろそろレビューを書いていきます。
今回は子育てに重点を置いた本です。
今回は子育てに重点を置いた本です。
この著者の主張は教育とは子供を親より賢くさせることだということでしょう。本の大半は賢く育てるための方法について述べられています。
著者のいう「賢い」とは絶えず成長意欲があり、コミュニケーション能力が高く、さらに考え深さを身につけているということでしょう。そして子供を賢くするためには子供自身が目的を持って勉強したり、国語力をつけたり、自信をつけさせることが大事だと言っています。そして子供がそうなれるようにサポートすることが親の役目だと書いてます。例えば、子供が理解できるように勉強する意味を教えてあげるとか、自ら文章を書くように誘導するとか、親が子供の自尊心をくすぐるような行動をするといったことです。
「賢い」の定義に関してはかなり同意できます。情報量の多い現代ではマスコミに踊らされないためにも考え深さは必須でしょう。逆に何でもインターネットで検索できる世の中では記憶力は大して重要ではありません。ただし、子供に勉強する意味を理解させるということは生半可なことでは無理だと思いますので同意し難いです。ここは親のコミュニケーション能力にかかっています。
「賢い」の定義に関してはかなり同意できます。情報量の多い現代ではマスコミに踊らされないためにも考え深さは必須でしょう。逆に何でもインターネットで検索できる世の中では記憶力は大して重要ではありません。ただし、子供に勉強する意味を理解させるということは生半可なことでは無理だと思いますので同意し難いです。ここは親のコミュニケーション能力にかかっています。
ここでいう国語力というのは現代文のテストの点が良いということではなく、自分の考えたことを文章にして相手に伝えられる能力のことを言います。これは学校の授業では習得できず、文章量を増やすことで伸びる能力です。
よく考えたら小中高で自分の考えをもって感想文を書くということをやった記憶がほとんどありません。文章を書く機会を増やすためにTwitterやBlogなどを有効活用するのも良いかと思います。相手に理解される文章を書くという能力はどの分野に進むにしても必要とされますので早いうちから慣れておくと良いでしょう。
よく考えたら小中高で自分の考えをもって感想文を書くということをやった記憶がほとんどありません。文章を書く機会を増やすためにTwitterやBlogなどを有効活用するのも良いかと思います。相手に理解される文章を書くという能力はどの分野に進むにしても必要とされますので早いうちから慣れておくと良いでしょう。
個人的にこの本で興味深かったところは "理科・社会とは「なぜ?」と問うことを習慣づける目的の教科である" という一文です。
- 「なぜ海の上で石油が出るとおもう?」
- 「渋谷の地下鉄は、なぜビルの3階から出てるの?」
- 「なぜ讃岐うどんはおいしいの?」
ガミガミいって賢い子供になれるとは思えません。やはり親が子供に論理的に説明してこそ子供も論理的に考えられるように育つのではないでしょうか。「なぜ?」と考えられることは論理的思考力を高めるための良い訓練ですので皆さんもこれから意識してみてはどうでしょうか。
本ブログはランキングに参加しています。
応援していただける方は下記リンクをクリックお願いします。