資格キラーのブログ

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何かをするのに周囲の反対はつきもの! 反対する人の心理を知れば気にならなくなる?
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    何かに限らず反対する人はいます。それは資格勉強についても同じで、勉強をしているとなぜか反対意見を述べる人が現れます。

    「そんなことして何の役に立つの?」
    「そんなことよりも実務経験を増やすべきだ」
    「勉強ばかりだと頭でっかちになりそう」


    しかも不幸なことに周囲の反対によって受験を辞めてしまう人が多いという事実。私の周りだけでも何十人もの受験者が勉強から離れていきました。人間は社会的な生き物なので、周囲からの影響を受けてしまうのはある程度仕方がないことです。そのような状況を受けて、今回はそのような反対意見によって学習意欲をそがれている方々の支えになれればなと思います。


    なお、いつもの記事では主張を支持するために3つほど理由をあげているのですが、今回は理由を1つだけに絞ることにしました。なぜならば、この1つが全てだからです。

     

     

    ■他人の人生と自分の人生は全く違う
    もうこれに尽きます。自分の信念を持つようにしてください。さて、再び反対意見を見てみましょう。

    「そんなことして何の役に立つの?」
    「そんなことよりも実務経験を増やすべきだ」
    「勉強ばかりだと頭でっかちになりそう」


    ちょっと考えてほしい。これは本当に相手は私のことを考えた上での発言だろうか。いや、発言者自身の話をしているように思えます。実はこれら反対意見は主観的意見に過ぎないのです。主観的であるということは、これがその人固有の考えでしかなく、その人以外に当てはまらないことがほとんどです。一例ですが、こんな風に考えてみてはどうでしょうか。

    ・その人には役立たないけど、私にとっては役に立つ
    ・その人は専門職で実務が全てかもしれないけど、私にとっては勉強と実務を並行することで効率化できる
    ・その人は知識が増えることで頭でっかちになるのかもしれないが、私にとっては知識が増えることで選択肢が増えて柔軟な思考ができるようになる


    そう、私が実践していることは私にとっては大事なことなんです。ではなぜその人はこのような発言をしてくるのだろうか。それは、その人の将来ロードマップがあなたにも当然当てはまるものだと考えているからでしょう。初めにも話したように人間は社会的な生き物です。縄張りの中にいる人は全員同じ考えをしていて、同じ行動をするはずであると思っていてもおかしくないでしょう。心理学ではこれを同調行動と言ったりするようです。


    例えばその人の将来ロードマップが、その企業で、その専門職で、定年まで働くのだとすると、その考えは正しいのかもしれません。しかし、将来ロードマップはーー当然ですがーー各人によって違います。ある人は転職前提でスキルを磨こうとしているでしょうし、ある人はその企業の中の別部署でキャリアップをするつもりでしょうし、ある人は昇進せずにのんびりと今の生活を続けたいでしょう。根本となる考え方が異なれば、何が必要で何が不必要か、というのは人それぞれ異なります。つまり、他人の考え方に口を出すということが非常に無意味で、悪い言い方をすれば自己中心的だということになります。


    このことは他人事でなく常に自分自身も意識しておかなければなりません。ある職業でそれなりに経験を積んでくると、どこかのタイミングで誰かに教える立場になると思います。全員とは言いませんが、人は教える立場になると教えられる側を下に見てしまう傾向にあります。そこで、人によっては相手は自分と同じ立場になりたいものだと勝手に思い込んでしまいます。同調行動です。こうなると惨事で、自分の経験の押し付けを相手にしてしまい、ある時自然と「そんなことやっても意味がない。こっちの方が重要だ」と言ってしまうことになってしまいます。


    自分がそうならないような防止策としては、ー分が相手より上というわけではなくそのタスクにおいては経験が豊富でしかないと考えること、∩蠎蠅麓分とは違う将来像を描いている前提で話すこと、です。もし相手からこれまでのキャリアについて聞かれたら、あくまでも自分はこうやってこの立場になったいう話に留めて「こうやるべきだ!」みたいな強制まで踏み込んではなりません。なぜならば、他人の人生と自分の人生は全く違うからです。

     

     

    ■最後に
    ここまで一貫して相手の言うことを気にするなという姿勢で述べてきましたが、もちろんあなたがその人と同じ、もしくは似たような将来ロードマップを描いていると考えた場合には素直に受け入れるのが良いでしょう。尊敬している人からの提言であれば、それこそ従うべきです。


    しかし、少しでも相手の反対が気に障ったのであれば「この人は同調行動をとりたいんだな。自分とこの人とは将来ロードマップが違うから気にするのはやめよう」という思考に切り替えて、自身の将来ロードマップを突き進みましょう。





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    | katekyonet | 資格勉強 | 09:30 | comments(0) | - | - | - |
    CGクリエイター検定エキスパート 最高得点合格で文部科学大臣賞受賞!
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       とある日、一通のメールが届きました。タイトルは「文部科学大臣賞のご連絡」。これまで多くの試験を受験してきましたが、このようなメールをいただいたことは初めてでした。


       私が受験したのは2019年度のCGクリエイター検定前期エキスパート試験です。この時の合格率は23.55%であり、例年よりも多少難化していました。確かに、過去問と比較するとやや踏み込んだ問題も多かったような印象を受けました。


       本記事ではCGクリエイター検定エキスパートの合格率の考察および最高得点を取得するに至った私自身のバックグラウンドを紹介したいと思います。合格体験記については「CGクリエイター検定エキスパート 独学1発合格 〜勉強時間: 10時間〜」をご参照ください。

       

       

      ■文部科学大臣賞とは
       CG-ARTS主催の試験は5検定各2レベル(ベーシックおよびエキスパート)の計10個です。それぞれは下記のようになっています。

       

       

      ◎CG-ARTS主催の試験一覧
       ・CGクリエイター検定エキスパート
       ・CGクリエイター検定ベーシック
       ・Webデザイナー検定エキスパート
       ・Webデザイナー検定ベーシック
       ・CGエンジニア検定エキスパート
       ・CGエンジニア検定ベーシック
       ・画像処理エンジニア検定エキスパート
       ・画像処理エンジニア検定ベーシック
       ・マルチメディア検定エキスパート
       ・マルチメディア検定ベーシック

       


       上記それぞれの試験の最高得点取得者に文部科学大臣賞が贈られるようです。試験の手ごたえはそれなりにありましたし、途中退出も早めにしましたので合格は確信しておりました。しかしまさか最高得点だったは思いもよりませんでしたが。


       受賞すると後日CG-ARTSの方からメールが届きます。受賞者情報をどこまで公開して良いかとのお話でしたが、私は団体名の開示の欄は非公開でお願いしました。個人でSkype家庭教師をやっていたのですが、現在積極的に募集をしていないため、わざわざ載せる必要もないかなと思い。

       


      以下、文部科学大臣賞の贈呈品の紹介です。

      【贈呈品の紹介】


      梱包

       


      賞状を持ち運ぶためのバッグ?

       


      賞状

       

       

       

      ■CGクリエイター検定エキスパート検定の合格率
       2019年度の合格率は下記のようになっております。

      出典:https://www.cgarts.or.jp/kentei/result/passing.html


       CGクリエイター検定は5検定の中でもっとも受験者数が多いのが特徴です。エキスパート試験において合格率は20%〜50%の間で推移しています。このことから受験者の上位何パーセントを合格させるような相対評価ではなく、基準点を超えたら全員合格という絶対評価をしていることが分かります。


       とはいえ、文部科学大臣賞受賞については20%でも50%でも関係ないのかなと。試験がどんな難しかろうと易しかろうと1位を取るということは合格率にはほとんど関係ないので。50%の時の最高得点者の方はもちろん20%でも合格できるでしょう。なんといっても例年1000人ほどの受験者のうち1位は0.1%ということですから。

       

       

      ■筆者のバックグラウンド
       私はCGクリエイターではなく、ITエンジニアを本業としています。本業の傍らスカイプ家庭教師をしていますが、教えている内容も中小企業診断士や行政書士、応用情報技術者試験、簿記といったCGクリエイターからはかなり遠い。つまり、現場でバリバリCG作成に携わっているような人間ではありません。


       とはいえ全くのCG作成が初心者というわけでもありません。まず、私は以前にCG-ARTS社の主催するCGエンジニア検定エキスパート試験および画像処理エンジニア検定エキスパート試験に合格しております。直接CGクリエイターと関係するわけではありませんが、CGに関する基礎的な知識は持ち合わせておりました。


       また、写真撮影を趣味としておりまして、休日に一眼レフカメラと三脚を持ち出して風景写真を撮っております。ですので、シャッター速度やISO、F値(絞り)を変更すればどのように変化するかは体感として覚えているため、撮影関連の項目については勉強しなくても解けるレベルにありました。


       そして、個人的に人物の3DCGも作成したことがあります。
       私はVTuberが出る前から仮想キャラクタを動かして私の分身を作れないかと日々考えておりました。そこで、私の代わりのアバターとしてCGでキャラクタを描き、仮想空間上での学校みたいなものが作れないかと今でも思っております。


       そこで目をつけたのが3DCGモデリングでした。3Dで作成したキャラクターと対話しながら勉強できるような仕組みを作れば、私自身が教えることなく教育の場を提供できないかと考えているからです。


       とはいえ、そのような仕組みをどうやって作れば良いかは分からない。そこで3Dプログラミングを容易にするUnityと3DモデリングツールであるAutoDesk社の提供する3dsMaxを学習することにしました。


       元々ITエンジニアということもありUnityについては習得コストはそれほどかからずに使えるようになりました。しかし、3Dモデリングは非常に難しかった。リギングやスキニング、アニメーションといった初めて聞くような用語と戦いながらも通常3年以上かかると言われる人物モデリングを数ヶ月でできるようになりました。


       人物モデリングまでできるようになれば、モデリング系の問題はどれもサービス問題に思えるかと思います。ライティングやアニメーションについてもツールでやったことを試験で答えるだけです。


       また、エキスパート検定には必ず著作権法に関する出題があるのですが、ここら辺の法律については中小企業診断士試験でひたすら勉強していたので覚えることはほとんどありませんでした。

       

       このようなバックグラウンドがあるためか、試験勉強も非常に楽しく、いつもは勉強時間をギリギリまで削った最短合格を狙っていたわけですが、ことCGクリエイター検定においてはオーバー気味に勉強してしまいました。とはいえ総勉強時間は10時間程度のため、必要最小限の勉強時間に抑えたとは思いますが。

       

       

      ■最後に
       以上のように勉強時間10時間とはいえ、それまでの蓄積がかなりあったから文部科学大臣賞を受賞できたのだと思います。おそらく全く勉強しなくても合格できていたかもしれませんし、どの年度の試験を受けたとしても少しでも勉強すれば合格できる自信はあります。


       最高得点というものは取ろうと思って取れるものではありません。その時の問題の相性にも強く影響されるからです。試験で最高得点を取得した合格体験記というものはあまり見かけませんので、本記事が何かしらの役に立てられればなと願います。

       




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      | katekyonet | 資格勉強 | 09:30 | comments(0) | - | - | - |
      中小企業診断士第2次試験 独学合格 〜口述試験〜
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        今回は、中小企業診断士二次試験の口述試験です。

        長かった試験もこれで最後です。ここを落とすと再び筆記試験からやり直しになってしまいます。とは言っても、ほとんど落ちることはありませんので、今までほど試験対策する必要はありません。


        ■概要
        一次試験および二次筆記試験に関しては過去記事をご参照ください。本記事では二次試験の中の、特に口述試験について概要を説明します。

         

        口述試験は中小企業診断士試験の最終試験になります。これに合格すると、その後に実務補習を受けることができます。
        口述試験の合格率は毎年99%以上です。ということは、落とすための試験ではなく受からせるための試験です。おそらく、対人関係が極度に苦手な人や大事な場面で欠席するような人だけをフィルタリングするつもりでしょうね。

        筆記試験の合格発表の1週間後に口述試験となります。筆記試験に確実に受かっている自信のある人は非常に少ないと思われるため、基本的にはこの1週間で準備することになります。

         

        口述試験は一般の企業面接などとは違って、二次試験で出された事例から口頭で問題を出される形式です。中小企業診断士試験の受験動機などはまず聞かれることはありません。口述試験会場への持ち込みは時計のみという点に注意です。筆記試験の問題はもちろん筆記用具やメモ用紙を持ち込むこともできません。つまり、筆記試験で出題された4つの事例すべての与件文を頭に入れておかねばなりません。

         

        また、概して面接官が中小企業の社長役をして、受験者がコンサルタントとして助言をするという流れになります。

        あと、気をつけるべき点は当日の急用などです。試験時間の変更は不可能なことに加え、勤務先の命令による住居の移転を伴う勤務地変更ではない限り受験場所の変更はできません。つまり、インフルエンザに罹ったり、当日急な出張が入ってしまった場合はアウトです。

         


        ■試験結果
        短期間で、なおかつ新たに対策本を購入することなく合格できました。

         

        ・期間:6日(勉強時間 6 時間)
        ・費用:0円(参考書代等0円)
        ・得点:面接のため不明

         


        ■計画
        口述試験の対策は筆記試験の合格発表後から開始することにしました。合格率がほぼ100%ですので1週間もあれば十分です。また、面接形式ですので、特に机に向かうことはなく通勤時間だけを使って対策することにしました。1日1時間学習するとして6時間は使える計算です。

         

        初日に4つの事例を再度全部読み直します。筆記試験で何度も読んだ事例のため、一度読めば容易に思い出すことができるはずです。そして、筆記試験の再現答案を用意し、予備校の模範解答を入手しておきます。この際、全ての予備校の解答を入手する必要はありません。1ヵ所だけで良いでしょう。資格学校の中には口述試験の予想質問集をネットで無料公開してるところもあります。筆者は、資格の大原のものを選択しました。郵送等の面倒な手間を必要とせず、簡単な個人情報の入力だけでダウンロードできるからです。

         

        2日目から事例1を開始し、再現答案、予備校の解答、予備校の口述試験予想問題を使いながら進めます。各事例を1日ずつあてていきます。

        口述試験前日に各事例のSWOT分析だけ作成しておきます。口述試験は模擬的なコンサルティングということなので、SWOT分析をしていれば最悪沈黙することだけは避けられるはずです。SWOT分析をしたら、それぞれの項目に ↓…… のように採番し、それぞれの会社に強み、弱み、機会、脅威がいくつずつあるか明確にしておきます。これによって、面接官に「A社の強みを教えてください」と質問された場合に「A社の強みについて説明します。A社の強みは3つあります。1つめは……」のようにコンサルらしく話せるからです。

         


        ■実行
        予備校の解答と自分の再現答案と比べると結構違う。筆記試験には公式解答が存在しないため、必ずしも予備校が正しいとも限らないため、自分の解答をベースに口述試験に備えます。とは言っても、予備校の解答中の良さそうなものはシッカリと頭に入れておきます。追加で質問が来た場合への対応用です。

         

        1日1時間1事例はそんなに大変でもなく、十分電車の中だけで終えることができました。

        試験直前日は各事例のSWOT分析をした結果を頭に入れておきます。特に事例4は他の事例と比べて試験中にSWOT分析をする機会が少ないため、この時点で良く覚えておく必要があります。

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        | katekyonet | 資格勉強 | 10:22 | comments(0) | - | - | - |
        中小企業診断士第2次試験 独学合格 〜筆記試験〜
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          今回は、中小企業診断士二次試験の合格体験記です。

          筆者は4年前に一次試験に独学で1発合格しており、その年の二次試験に不合格。翌年は試験を受けずにスルーし、中小企業診断士の講師をはじめた関係で翌々年の1次試験に再度受験して合格。その合格した年にも二次試験を受けられず、その次の年に3年ぶりに受験して無事合格しました。

          しばらく試験を受けなかった理由としては、業務が多忙だったことに加えて確実な合格方法が見つからなかったことがあげられます。中小企業診断士二次試験は解答が公表されず、対策が立てづらい試験です。合格体験記を書くにあたって「中小企業診断士は運です!」なんて言っても有用な記事になりません。
          そして今年やっと中小企業診断士二次試験に合格できるという自信があったため受験し、見事に合格できました。

           

          他サイト様では独学とは言っても通信講座や情報商材を利用している例が多々みられます。が、本サイトでは書店で購入できる書籍のみで合格した体験記を紹介します。結論から言って、独学は非常に難しかった…… しかし、大変な反面、情報収集能力や分析能力は格段に向上しますね。市場に出回っている書籍をすべて購入して比較検討したりと、無駄な出費も結構かさんでしまったため、このノウハウが皆さんの役に立てられればなと思います。

          さらに、初年度は不合格となっているため、なぜ不合格になったのか、その時にはどの教材をどのように使っていたのか、という誤った学習方法にも所々触れていきます。

           


          ■概要
          中小企業診断士全般につきましては過去の一次試験の記事をご参照ください。本記事では二次試験の中の、特に筆記試験について概要を説明します。

          筆記試験を合格すると次に試験としては最後の口述試験がありますが、その合格率が毎年99%以上であることを考えると筆記試験が中小企業診断士試験の最大の山場と考えられます。一次試験をくぐり抜けてきた受験生の中で争わねばなりません。合格率が毎年20〜25%あたりであることを考慮していると、合格点をとったから合格という絶対評価でなく、受験生の中の上位何割かを合格させる相対評価の試験だと考えるのが妥当でしょう。つまり、ハイレベルな受験生の中で上位にならなければ合格できないことになります。

          試験科目は事例1、事例2、事例3、事例4の全4科目。それぞれの受験時間が80分なので合計320分の試験となります。それぞれの科目の概要は以下の通りです。カッコ内は一次試験の関連科目になっています。

           

          事例1:組織人事(企業経営理論)
          事例2:マーケティング流通(企業経営理論、運営管理)
          事例3:生産管理(運営管理)
          事例4:財務会計(財務会計)

           

          年度によっては、経済学、経営法務、中小企業経営・政策、経営情報システム、の知識を使う場合もありますが、基本的には企業経営理論、運営管理、財務会計がメインです。つまり、これらの3科目についてはシッカリと理解しておく必要があります。

          そして、筆記試験最大の特徴は解答が公表されないことです。出題の要旨は試験委員会から発表されますが、具体的な模範解答は公表されません。ですので、各資格学校が提供する過去問題集の解答がすべて違うことが起こりえるため、非常に学習が難しい試験となっています。せめてもの救いは、暗記科目ではないため学習時間をそれほど多く確保しなくても済むといったところでしょうか。

           


          ■試験結果

          ・得点:254点(400点満点中240点以上で合格)

          事例1 :48点
          事例2 :68点
          事例3 :62点
          事例4 :76点
           

          今回は時間の算出が難しく、費用に関しましても市場に出回っている中小企業診断士二次試験対策本をほぼ全て購入したため計算が困難なため割愛させていただきます。私自身はすべての書籍を読破しましたが、購入した書籍の中で個人的に有用と思ったものに絞って本記事で紹介します。

           

          一応、合格した年に関しての学習状況を説明しますと、試験日の10日前から勉強を開始したので総勉強時間は10時間ほどです。が、筆者は中小企業診断士の講師をしていましたので一次試験の知識(特に財務会計)は一般の方よりかなり高いレベルで習得していました。さらに初年度の受験で事例攻略のセオリーは終わらせていたため、事例の解き方も習得した状態からのスタートでした。

          事例4は9割取れてる自信があったのですが、成績開示をしてみたらまさかの76点。これは得点調整されている可能性が高そうです。

           


          ■計画
          自身の経験およびインターネットで調査した結果、事例4に力を入れて他の事例は過去問を1年か2年分だけシッカリと解く計画を立てました。

          事例1〜事例3は学習時間と点数が比例しないため、深く踏みこんではいけません。なぜならば、これらの事例は国語力の問題であり、さらに出題者が意図した解答を制限時間内に読み取らなけらばならないという、ある意味博打的要素があるからです。一方、事例4は努力と得点が比例する科目であり、二次試験唯一の「答えがある」科目でもあります。傾向と対策を練れば確実に得点できるということです。しかも、一般的に中小企業診断士受験生は財務会計が苦手とのこと。二次試験は相対評価ですので事例4が得意だと他の受験生と大きく差をつけることができます。

           

          以上より、事例1〜事例3では多面的解答によって出題者の意図を大きく外さないように意識します。多面的解答とは、解答を1つの要点に絞って深く詳細に記述するのではなく、幅広くキーワードを入れ込むことで失点を回避する手法のことです。事例1〜事例3においては満点をとる必要はありません。3科目平均で50点以上取れれば合格は近づきます。なぜならば、仮に事例1〜事例3の平均点が50点だったとしても、事例4で90点取れれば合計点が240点を超えるため合格基準点をクリアできる可能性もあるからです。

          あとは、試験委員会の方が書籍を出していますので、通勤時間や風呂の時間などを使って読むようにしました。単純に読み物として面白いですし、中小企業ならではの強みの生かし方や成功例を学ぶことができます。ちなみに筆者は現在までに各書3回以上繰り返し読んでいます。書籍の詳細につきましては【具体的な書籍の進め方】に箇条書きにしております。

           

          学習の注意点としましては、複数の事例を解き過ぎないことです。インターネット上では解いた事例数を競い合っている例もありますが、個人的にはおススメしません。過去2年、3年分を何回も繰り返して「ふぞろいな再現答案」のキーワードと見比べて、解説をシッカリと読み込んだ方が良いと思います。「ふぞろいな再現答案」は解答基準が不明な中小企業診断士試験には強力な書籍です。「ふぞろいな再現答案」は、各年度の受験生の答案と評価(合格、A、B、C、D)を収集し、それぞれの評価と答案を見比べて加点されているであろうキーワードを推定し、編集グループの考察とともに問題の分析、対策をしていこうという趣旨のもと作成されたものです。

           

          不合格になった初年度は過去10年分の事例を万遍なく学習してしまいました。事例を複数解くことのデメリットは、_鬚い燭海箸破足してしまい復習時間が減ること、⊆,了例を早く解かなければならないという強迫観念のようなものに駆られて1つの事例に集中できなくなること、書籍購入代金がかさむこと、です。
          筆者が合格した年には、事例は過去2年分しか解いておりません。1つの年の事例に注力し、各々3回ずつ復習しました。同じ問題を何度も解いてると分かりますが、事例文は非常に奥が深い。何気ない1文が解答への伏線になっていたりと、事例文すべての文言に意味があることに気がつかされます。

          80分以内という制約の中では出題者の意図を完全にくみ取ることは難しいですが、大きく外すことはない解答を作れるようになります。

           

          さて、事例1は人事・組織、事例2はマーケティング、事例3は生産管理、という視点で解く必要がある点を除けば基本的な解答の仕方はすべて同じです。事例文から解答の根拠を見つけ出し、もしも見つけられなければ一次試験の知識を使って解答する、という事例攻略のセオリーを採用できます。

          一方で事例4は知識と計算勝負。優先順位のつけ方も必要です。事例4では新問題も出る傾向にあるため、中小企業診断士試験対策の参考書だけでは不十分だと考え、簿記1級のサクッとシリーズ、税理士・公認会計士試験対応の意思決定会計講義ノートを採用するのが良いです。
          実際に「意思決定会計講義ノート」は非常に有用でした。元々は、税理士や公認会計士の試験対策書なのですが、中小企業診断士試験にも非常に有用です。全体を通してかなりレベルが高いので簿記1級の書籍と並行して進める必要があります。特にCVPやNPVに関しては本書をマスターしておけば本試験でどんな問題が出題されても対応できるレベルになっているはずです。
          なお、平成23年度の本試験には、本書に掲載されている予防原価が初めて出題されています。近々デシジョンツリーも出題されるかもしれません。

          簿記1級の本は商業簿記第3巻のキャッシュフロー計算書の章、そして工業簿記第3巻の原価計算の章を完璧にしておくと良いかと思います。余裕があれば1級の商業簿記3冊と工業簿記3冊の合計6冊終わらせても良いかもしれません。平成25年度の中小企業診断士試験では200%定率法が出題されたのですが、商業簿記をやっていれば難なく対応できる問題でした。

          あと、問題と課題、対策の違いを理解することは非常に大切です。課題を聞かれているのに問題を答えたり、対策を聞かれてるのに抽象的な解答をしてしまうと大きく失点してしまいます。過去記事にこれらの違いをまとめておりますのでご参照ください。


          「問題」「課題」「対策」の違いとは 〜ロジカルシンキング〜

          具体的な書籍の進め方は下記の通りです。カッコ内は初年度受験生の完了目安です。一次試験から二次試験筆記試験までは約2ヵ月あるため、合計60日になるようにしました。多年度受験生は1年計画で一つ一つ丁寧に解くと良いでしょう。

           

          1.中小企業診断士2次試験事例攻略のセオリー(10日)
          2.中小企業診断士2次試験セオリーで解く模擬問題集(5日)
          3.意思決定会計講義ノート ※サクッと受かる日商簿記1級 と併用(40日)
          4.中小企業診断士2次試験 ふぞろいな再現答案(5日)

           

          また、空き時間には以下の書籍を読書代わりに読みます。中小企業診断士試験の試験委員会に属する先生方が執筆したものです。

           

           ・小が大を超えるマーケティングの法則
          ・引き算する勇気 ―会社を強くする逆転発想
          ・ビジネスモデル革命―グローバルな「ものがたり」への挑戦

           

          上記書籍を読み終えて余裕があるなら「スモールビジネスマーケティング」もおすすめです。ただし、小が大を超えるマーケティングの法則とかぶってる内容も多いので必須ではありません。

           


          ■実行
          まずは「中小企業診断士2次試験事例攻略のセオリー」を解きます。事例を解くノウハウが詰まっていますので、はじめはこの書籍からはじめると良いかと思います。他の書籍から解いてしまうと、何となく解説を読むだけであいまいな理解になってしまうのですが、事例攻略のセオリーでは論理的に解答の導き方が説明されており、なおかつ時間配分のモデルまでも提供してくれています。
          本書で演習が足りないと感じたら「中小企業診断士2次試験セオリーで解く模擬問題集」を補完教材として解くと良いでしょう。セオリー通りに演習を何回もこなすことでセオリーを身につけることができます。
          なお、「中小企業診断士2次試験事例攻略のセオリー」は年度によってはプレミアがついて高額になることがあるため、最新のものを早めに購買すると良いでしょう。もしも買うのが遅れてしまった場合、過去のもので安いものを探して中古で購入すると良いです。というのも、セオリーのノウハウはどの年度のものを買っても変わりなく、解く対象の問題が異なるだけだからです。

           

          次にはじめるのが「意思決定会計講義ノート」です。これが非常に大変です。ちなみに筆者はこの本を30周くらいこなしています。もう全ページ皺くちゃです(笑)。この本は一次試験を受験する前に着手すると良いかもしれませんが、そうすると一次試験の学習効率が落ちてしまうのが悩みどころです。
          直接原価計算のメリットやデメリット、CVPやNPVの多岐に渡るバリエーション等、非常に多くの内容を、しかも高いレベルで学ぶことができます。本書に載っていない要点で中小企業診断士試験で頻繁に出題されるのはキャッシュフロー計算書関連だけでしょう。そこに関しては、サクッとシリーズの商業簿記第3巻の対応する章を反復演習すれば問題ありません。キャッシュフロー計算書は原理さえ分かってしまえばなんてことはないのですが、丸暗記で対応しようとすると誤答が増えます。実際に平成28年度試験では前年度と今年度分の減価償却費が問題文で与えられており、今年分のキャッシュフロー計算書を作成する問題が出題されました。減価償却費の増加分を今年度分に計上していると解答した人がちらほらいたようですが、原理を理解していれば今年分の減価償却費だけ考慮すれば良いなんてのは容易に分かることです。

           

          閑話休題、意思決定会計講義ノートを進めるにあたってつまずいたら、サクッとシリーズ(工業簿記 第3巻)に戻ると理解できるようになります。時間があれば工業簿記第3巻を仕上げてから意思決定会計講義ノートに進むのが良いので、試験日までの残り日数と勘案して進めることが肝要です。

           

          最後に着手するのが「中小企業診断士2次試験 ふぞろいな再現答案」です。
          これまでに、事例攻略のセオリーで各事例の解き方を習得済みで、意思決定会計講義ノートおよびサクッとシリーズで事例4にも対応できる知識・計算力が身についているはずですので、今度は実際の試験問題と解答用紙をダウンロードして、時間を計測して解くようにします。
          この段階で学んで欲しいことは、事例攻略のセオリーが絶対ではないということです。ふぞろいな再現答案をやると分かりますが、事例文の内容が複数の問題に渡ってキーワードとなっていることがあることに気がつきます。ここで意識すべきなのが多面的解答です。基本的に事例攻略のセオリー通りに解けば良いのですが、迷った場合や少しでも自信がない場合は、与件文中の複数のキーワードを盛り込んで部分点を稼ぐのが得策です。

           

          事例文を抜き出す際の留意点としては、ただ単に事例文の言葉を使うだけでは不十分だということです。
          例えば、「売上が向上していないA社の組織上の問題点をあげよ」という設問で、事例文に「A社は事業部間で人員の異動が行なわれていない」と書かれていた場合、そのまま抜き出して解答しただけではダメです。異動が行なわれていない結果、何がおこり、どういう問題が生じるのか、まで書けるかどうかが合否を決めます。解答例としては「A社は事業部間で人員の異動が行なわれず、繁忙期に部署間異動を通じて適切な人員配置ができないため、人手不足の事業部では顧客への十分なサービスが提供できず、売上に伸び悩んでいる。」のように、具体的にどういった状況で、どういった問題が生じているか、まで論理展開しなければなりません。
          もちろん、文字数との兼ね合いになりますので、そこら辺は本試験で臨機応変に対応する必要があります。

           

          さらに、各事例には「助言系」と呼ばれる問題が存在していることに気がつきます。この「助言系」の問題は、文中からただ単に抜き出すのではなく、事例文の内容をヒントにして一次試験の知識を活用して解く問題です。これにはフレームワークが存在し、事例1であれば「○○によって従業員のモラール向上を図る」「○○の人員を増強し、△△できる組織体制を構築する」、事例2であれば「○○に対し、高付加価値である△△に商品を、□□を通じて販売する。それにより、客単価が上がる」のような「誰に、何を、どのように。効果」を基本とし、事例3であれば「○○の一括購入、一括配送の体制を構築してコスト削減を図る」「作業の標準化を実施し、○○面での品質改善を図る」等、です。

          補足ですが、文字数調節として「愛顧:顧客ロイヤルティ」「士気:モラール」のような組み合わせをいくつか覚えておくと、どの問題に対しても文字数ギリギリまで解答欄を埋めることができるようになります。

           

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          | katekyonet | 資格勉強 | 22:48 | comments(0) | - | - | - |
          中小企業診断士1次試験 独学1発合格 〜勉強時間: 250時間〜
          1
          JUGEMテーマ:検定試験にむけて


          今回受験した試験は、難関資格と言われる中小企業診断士試験です。



          他のサイトをみていただくと分かりますが、この試験の合格までの平均勉強時間は1000時間と言われています。しかし、その4分の1の時間で十分合格できました。応用情報技術者試験の時も思ったのですが、平均勉強時間は相当多めに算出されている気がします。
          試験の概要から合格体験記まで書くため記事が長くなりそうですので項目で区切って順番に説明していきます。使用したテキスト等は記事最下部にまとめて配置しました。こう並べてみると随分勉強したなぁ、と思います(笑)。


          ■概要

          まず、本資格取得のためには1次試験から実務補習まで終了する必要があります。

          ・1次試験 マークシート
          ・2次試験 筆記試験
          ・最終試験 口述試験
          ・実務補習



          このようにマークシートから口述試験までバラエティに富んだ1年に1度行われる長丁場の試験です
          この試験は1次試験から最終試験まで1発合格する必要はありません。1次試験は合格すると2年間免除されます。つまり、1次試験に合格した年とその次の年の2回までは2次試験から受けられることになります。この試験の性質上、1発合格の難易度は相当上がります。なぜなら、1年前の1次試験合格組は1年間2次試験の勉強だけに集中でき、この合格組と1次試験から2次試験の間の約2ヶ月半の勉強期間だけで勝たなければならないからです。さらに、合格率は年によってバラつきがありますが、1次試験が約20%、2次試験も約20%ですので、1発合格率は20%×20%=4%となり計算上約4%となります。最後の口述試験についてはほとんど落ちることはない、ということですので2次試験が山場であるといえます。ちなみに口述試験に落ちた場合は、再度2次試験を合格しなければなりません。この時、1次試験免除で2回目に2次試験を合格した場合は、1次試験からの受験となってしまいます。実務補習は「中小企業診断士第2次試験に合格後、3年以内に実務補習を15日以上受けるか、診断実務に15日以上従事することにより、中小企業診断士としての登録を行うこと」とあります。実務補習の日程は診断士協会で定められているため、社会人は有給を使わなければならないでしょう。
          私の場合は同じ試験を何年も受けるのが嫌なので、1次試験は1発合格を目標に全科目受験することに決めました。しかし、独占業務が存在しない試験ということもあり、早期に取得するメリットがそこまで大きくないこと。また、何度も1次試験を受けることで確かな知識にするという目的から、敢えて長期間で合格するように計画するのも選択肢の一つです。実際に、1発合格した中小企業診断士は知識が曖昧で使えないというケースも多いようです。


          ■合格基準

          本試験は科目免除制度があるのですが、免除した場合は60点扱いになります。そして合格基準が「総点数(7科目なので700点)の60%(60点)以上であって、かつ1科目でも40%(40点)未満のないこと」です。例えば、科目合格や科目免除によって4科目受験する場合、総得点(400点)の60%(240点)以上であって、かつ1科目でも(40点)未満のないこと、になります。免除する科目は得意科目であることが多いので、免除できるけれどもあえて免除せずに総得点を上げるという選択もできます。しかし、私は以下の3つの理由から以前取得した応用情報技術者による科目免除を選択しました。


          ゞ貅蟆別椶鮟電静に学習したかったこと
          当年に難化した際に得点稼ぎに使えないこと
          L判科目の試験時間中に他科目の勉強をできること


          ,亡悗靴討六餝兵萋世汎瓜に知識習得も目的だったため、△郎Gの経済学のように極度に難化した場合に得意科目でも稼げなくなるため、は特に暗記科目の直前の際に詰め込みができるためです。本試験では経営情報システムの次が暗記科目である中小企業経営・中小企業政策ですので、迷わず科目免除を選択しました。


          ■試験結果

          8月の第1週の土日に中小企業診断士の1次試験を受けました。
          過去の記事を読んでいただければ分かる通り、この試験だけの勉強をしていたわけではありません。ですので、勉強期間は長かったのですが、平日1日1時間くらいで少しずつ進めたのでトータルの勉強時間はそんなに多くありません。1日2時間やれば約4ヶ月で受かりますし、頑張って平日1日5時間勉強して土日もつぶして休日8時間くらい勉強すれば、2ヶ月ほどで受かる可能性もあると思います。そういえば久しぶりに本格的な国家試験を受けた気がします。
          いつも通り過去の試験と同様に試験合格点ギリギリでした。最低限の努力で合格点に達するというのが私のポリシーですので、今回も思惑通りになりました。

          ・期間:8ヶ月(勉強時間 250 時間)
          ・費用:49,320円(受験料13,000円、参考書代等36,320円)
          ・得点 424点(700満点中420点以上で合格)


          経済学・経済政策  52点
          財務・会計     67点
          企業経営理論    59点
          運営管理      62点
          経営法務      62点
          経営情報システム  60点(※免除したため60点として計算)
          中小企業経営・政策 62点



          ■計画
          まず、インターネットで情報収集です。
          勉強方法が詳しく書かれている独学合格のサイトがあまりなかったので調査対象が少なく、信頼できる情報の取得に苦労しました。主に「中小企業診断士 資格試験体験記」様を参考にしました。そして、独学の合格体験記でTACのテキストだけで合格したという書き込みを多く見つけたので、上記サイト通りTACのテキスト・問題集・過去問を購入しました。

          12月から勉強をはじめたので、かなり試験まで時間があったため1日に1時間程度を目安に進めました。勉強方法のまとめを以下に記載します。

          1.問題集・テキスト 全科目が終わるまで(a)〜(c)を繰り返す
          (a). 問題集を完璧に仕上げる
          (b). テキストを1回読む
          (c). 次の科目へ

          2.全科目の問題集・テキスト総復習

          3.全科目の過去問題集

          4.全科目のテキスト、問題集、過去問題集の総復習


          今回、過去問から取り組まなかったのは以下の理由からです。

          |羮企業診断士試験の知識をしっかりと習得しようとしたから
          TACの問題集からはじめて合格したという体験記が多くあったから


          また、勉強する順番は以下のように決めました。
          この順番にした理由は各科目ごとの勉強方法の時に説明します。

          1.企業経営理論
          2.経済学・経済政策
          3.中小企業経営・中小企業政策
          4.運営管理
          5.経営法務
          6.財務・会計


          自分の場合は使用する参考書、問題集に関してはインターネットを参考にしますが、勉強方法は独自の仕方で行ないました。テキストからはじめているサイトも多かったのですが、私は今回もテキストから読むことはせずに問題集から取り組みました。なぜなら、自身の経験上最短で合格するのにもっとも効率の良い方法はまず演習をすることだからです。


          ■実行

          ここからは科目ごとに書いていきます。
          自分の場合は応用情報技術者を取得していたので、経営情報システムは免除しました。したがって、残りの6科目について科目別に書いていきます。ちなみに、この試験の前に簿記3級、ITパスポート、販売士2級を取得しておくと、財務・会計、経営情報システム、運営管理の理解が早くなるようです。どれも比較的容易に取得できるため、試験まで1年くらいあるのであれば取得しておいて損はないと思います。また、ITストラテジストは同様のコンサル資格として出題範囲が大きくかぶっていますので、同時に受験するとシナジー効果が得られます。
          なお、日商簿記2級、販売士1級、ITパスポート、応用情報技術者、ITストラテジストの合格体験記は以下のリンクからご確認いただけます。筆者は中小企業診断士を初受験した時には、上記の内日商簿記2級、ITパスポート、応用情報技術者を取得しておりました。他資格は後日取得したものです。

          日商簿記2級 独学1発合格 〜勉強時間: 50時間〜

          販売士検定試験1級 独学1発合格 〜勉強時間:50時間〜 (現:リテール・マーケティング検定試験)

          ITパスポート試験 独学1発合格 〜勉強時間: 10時間〜

          応用情報技術者試験(AP) 独学1発合格 〜勉強時間: 50時間〜

          ITストラテジスト 独学1発合格 〜勉強時間:12時間 実務経験無し〜


          ●問題集・テキスト


            【企業経営理論】  
              試験前年の12月から開始しました。
              本試験の中核であり、2次試験にも一番影響する、ということで最初に取り組みました。
              初めに取り組むことで、もう一度全科目を見直すまでの期間が開くため、より長期記憶に残るという目論見もありました。
              例えば、1ヶ月後に見直すと1ヶ月後は覚えていても、3ヶ月後のように期間がさらに開くと忘れることがあります。1次試験まで8ヶ月、2次試験まで12ヶ月もあるので、2次試験まで記憶を残しておくためには、復習までの期間を長くする必要があります。
          ※詳しくは忘却曲線で検索してください

             
            【経済学・経営政策】

              1月から開始しました。
              事前に学習に時間がかかるという情報を得ていたため、2科目めにもってきました。
              早速問題集を解きはじめましたが、予想以上に1問1問に時間がかかりました。解説を読んでも分かり辛い問題も多く、何回読んでも分からないところは飛ばしました。
              問題集を終えるまでに2ヶ月かかり、その後テキストを1回読みました。テキスト一読後に、問題集に戻り問題集の説明だけでは分からなかった問題を再度解きました。テキストと問題集を行き来することで、すべての問題を理解することができましたが、合計3ヶ月かかりました。予想以上にハードな科目でした。


            【中小企業経営・中小企業政策】

             4月から開始しました。
             次にこの科目を3科目めに選んだ理由を以下に記載します。
              〇弔蠅硫別椶涼罎任楼貳崋信がなかったから
              ∋弭佑鯡笋Ψ从儚悗猟掌紊世辰燭里如暗記科目をしたかったから
           
             問題集から解いていきましたが、経済学と比べて暗記科目なため、特に止まることなくスムーズに進みました。ただし、私自身暗記科目が好きではないため、相当苦痛でした……
             似たような名前の政策の細かな融資金額や期間など、切り分けて覚えなければならないことが盛りだくさんでした。運転資金と設備資金で貸与期間が違うことや、単純に貸与期間だけでなく据置期間まで分けられてたことがさらに暗記を大変にしていました。


            【運営管理】

             5月から開始しました。
             残りの科目の中で、もっともテキスト・問題集が厚かったので、最後の方にもって行きたくなかったという理由から運営管理を4科目めに選びました。
             問題集を解いていくと…… 面白い! 特に後半の店舗設計はハマりました。スーパーやコンビニ等に行く際にも建物の外観や内装に目が行くようになり、色々な発見をしながら知識を確かなものにしていくことができました。
            8月が本試験にも関わらず、5月の時点で手をつけていない科目があと2つも残っており、また過去問にも一切触れていなかったため、3週間で終わらせました。

           
          【経営法務】
             試験までの期間が短くなってきたため、5月の第4週から財務・会計と同時に開始しました。
             電車の中では経営法務をし、机の上等で財務・会計をするようにしました。
             法律は初めて学ぶため、基本用語(善意や悪意など)すら分からない状態でしたが、インターネットを参考にしながら、地道に進めました。この科目も中小企業経営・中小企業政策のように、細かい任期を問う問題などがあったので、切り分けて覚えるのが大変でした。
             かなり急いで勉強したため、財務・会計とともに3週間で終わりました。


            【財務・会計】

             経営法務と同時スタートしました。
             簿記2級を取得していたため、多少なりとも自信があったので最後に回しました。しかし、実際に取り組んでみると、簿記とはかなり出題範囲が違うことに気が付きます。例えば、簿記2級においては「どの勘定が流動資産で固定資産か」ということに関してはそこまで触れられませんし、NPVなどの企業価値に関する問題は出題されません。なので、問題集に載っている問題数が少ないこともあって、急遽「中小企業診断士 集中特訓 財務・会計 計算問題集」を購入しました。ただし、精算表や損益分岐点などに関しては簿記より簡単なため、初学者と比べて勉強することが少なくなった点は有利でした。
             なんとか3週間で終わって経営法務と同時に終わり、6月の第3週めから各科目の総復習に入ることができました。


            ●問題集・テキスト総復習

             企業経営理論の問題集からもう一度すべての科目を解きなおします。各問題集→各テキストの一読→次の科目へ、というサイクルで進めました。
             この時点で解ける問題は試験日まで覚えているだろうということで、解けなかった問題にのみ付箋をつけていきました。……すると、約半年間が空いたこともあって、ほとんどすべての問題に付箋がついてしまいました。しかし、過去に一度は理解している問題なので、解説を読めばすぐに理解できたため、再度問題集を解きはじめてからすべて解けるようになるまで1科目あたり3日くらいで完了しました。
             過去問を終えた後に、再度この段階で分からなかった問題をやり直そうとしたため、付箋は外さずに解けた問題に関しては付箋にシャープペンでチェックを入れていきました。
             こんな調子で全6科目終わるまで3週間かかりました。すでに7月に入っており、試験日まで約1ヶ月となっていました。ここまで過去問を一度も解いていなかったので、かなり焦りました。


            ●過去問題集

             去年の試験問題は試験前の力試しとして試験1週間前に解くと決めていたため、一昨年以前4年分の過去問を古い順に解きはじめました。
             過去問を解きはじめて思ったことが、スピード問題集よりかなり難しい。実際、試験1ヶ月前の時点でほとんど解けませんでした。過去問題集にはスピードテキストに載っていない問題も多く、本当にTACシリーズだけで大丈夫か? とも思いました。しかし、基礎知識はついていたためか、解説を読めばすんなりと理解できる問題が多く、1科目あたり4年分を3日程度で全問題終えられました。何年分か解くにつれ、出題のパターンを把握するようになったため、一昨年の過去問を解く頃には6割はいかずとも、ある程度解けるようにはなっていました。
             全科目を1周終えるまでに3週間かかり、7月の第4週目に突入しました。過去問の全問題をもう一度解き直し、分からない問題だけに付箋をつけました。全科目に付箋をつけた後に付箋のついた問題だけをもう一度解き直し、すべての付箋に正解のチェックがつくまで繰り返しました。
             この作業を終えるまでに1週間かかりました。


            ●テキスト、問題集、過去問題集の総復習

             テスト1週間前の土日を使い、昨年の過去問を解きました。
             結果はちょうど6割くらいでした。間違った問題だけに復習のための付箋をつけました。

             試験週の月曜日から付箋がついている問題だけを問題集から順番に解いていき、解けたと同時にどんどん付箋を外していきました。すべての付箋が外れた後に、各科目のテキストで自信のないところだけに付箋を貼って重点的に読みました。
             この作業が終わるまでに3日かかりました。


            ●中小企業白書の購入

             テストまで残り3日となった時点で、中小企業経営・中小企業政策に関して足切りをくらうかもしれないという不安に駆られました。
             もう一度この科目について調べると「TACのテキストだけでは難しい」という意見がちらほらありました。前年度の中小企業白書と今年の施策ガイドブックを入手すると良いという情報を、インターネットや知人からのアドバイスを受け、前年度の「中小企業白書」を購入しました。毎年、試験問題を作成する頃には最新版の中小企業白書が完成していないためか、最新版からは2、3問しか出題されていないようです。施策ガイドブックに関しては商工会議所などでもらえるようでしたが、政策に関しては今年からそこまで制度が変わるとも思えず、スピードテキストの内容だけで勝負しようと決めました。
             中小企業白書がAmazonから翌日届き、その日からスピードテキストと見比べながら進めました。白書の中小企業政策の直前までを2日間で1周読み終えることができ、試験日までひたすら中小企業白書を読みまくりました。試験日までに3周ほど読めました。


          ■本試験

          試験は土日に行われました。試験日程は以下のようになっています。

          ・1日目

          1限目 経済学・経済政策      60分
          2限目 財務・会計         60分
          3限目 企業経営理論        90分
          4限目 運営管理          90分


          ・2日目

          1限目 経営法務          60分
          2限目 経営情報システム      60分
          3限目 中小企業経営・中小企業政策 90分


          1日目のはじめが経済学・経済政策と財務・会計というのが一般受験生にはきついようです(経済学と財務会計を苦手としている受験生は多いようなので)。私は経済学と財務会計を得点源としようとしていたので、特に焦ることもなく落ち着いて試験に挑むことができました。

          試験会場は市ヶ谷でした。
          当日は、筆記用具、時計、受験票、と1日目の科目のテキストを持っていきました。テキストは各科目の前に付箋のついている箇所を見直すためです。いつも通り、電車の遅延などで当日に焦るのは嫌なので、試験開始1時間前までに会場に着くようにしました。

          1限目の経済学が開始しました。
          1問目から解いていこうとすると…………………………………………………………………………………………………… 全然分からない。次から次へとわけの分からない問題が襲い掛かってきました。去年こんなに難しかったっけ??
          全問題を30分ほどで解き切り、絶望しました。
          しかし、諦めるのもバカバカしいので再度1問目から見ていきました。思いっきり頭をフル回転させ、解き直した時には、はじめに書いた答えを半分くらい訂正しました。
          そこで試験終了。「不合格か……」という絶望的な気分になり、科目合格だけでも取ろうと思い、休み時間に次の財務会計のテキストを見直しました。

          次の財務会計は経済学とは正反対で、異常なほど簡単でした。過去5年で一番簡単だったのではないでしょうか。
          全問題解いた後に時間があまり(財務会計で時間があまることはまずあり得ないようです)、計算問題を検算し、時間終了まで待ちました。

          企業経営理論は、相変わらず手応えがないというか何というか。
          自信を持って解けた問題はほとんどなく2択まで絞って、あとは雰囲気で答えた問題が多かったので、少々不安でした。

          1日目最終日は運営管理です。
          この科目も企業経営理論に似たような感じで、自信を持って解けた問題はほとんどありませんでした。時間が余ったので、最終科目ということもあって、10分残して途中退出しました(試験に最後まで残ると会場を出るのに時間がかかり、帰りの電車も混むので)。
          1日目の午後にはTACから「経済学・経済政策」と「財務・会計」に関しては解答速報が出ていたので、おそるおそる採点しました。その結果、経済学52点(TACの経済学22問の解答が公式と違っていたため実際は48点)、財務会計7割弱でした。財務会計に関しては相当自信があったのですがケアレスミス(数量差異って書かれているのに価格差異と数量差異の合計を求めてしまったり……)などもあり、予想以上に点数が伸びませんでした。

          2日目は経営法務からです。
          この科目も例年と比べて簡単だったのではないでしょうか。「ゆるキャラの毛をむしって……」という面白い問題もあったことが記憶に残っています。暗記科目なので試験時間内に余裕で終わりましたが、他科目と同様に2択まで絞れた問題が多く、そんなに自信はありませんでした。

          2限目は科目免除だったため、
          最終科目の試験開始まで中小企業白書とテキストを見直しました。試験3日前から集中的に勉強したため、この科目にも自信をもてるようになりました。
          中小企業経営・中小企業政策も暗記科目なので、他の科目同様にかなり時間が残ったため、丁寧に見直した後に途中退室しました

          全然自信がないまま、数日後に全科目の解答が配点とともに中小企業診断士のサイトに掲載されました。
          自己採点をしてみると、足切り科目はなしで、6割ちょうどでした。1問でもマークミスがあったら落ちるという状態でした。しかし、毎年中小企業診断士試験では没問があるということなので、気にはなりましたが、気持ちを切り替えることにしました。

          翌月合格発表が行われ、1次試験合格者一覧の中に私の受験番号がありました。合格発表と同時に得点調整が行われようで、受験者全員に経済学に4点追加されたようです。難しすぎると思ったよ……


          ■総評

          試験を振り返ると、ちょうど合格率が20%前後になるように上手く調節されてることを実感しました。試験問題を分析してみると、以下のようになりました。

          ・常識で解ける問題が1割
          ・テキストなどでしっかり勉強していれば分かる問題が1割
          ・2択まで絞り込める問題が8割(つまり、確率では4割とれる計算)

          市販されている参考書などで勉強すれば1+1+4=6でギリギリ6割に届くように作られている感じです。おそらく合格までの平均勉強時間の1000時間かけてしっかりと勉強すれば安定して合格できると思います。

          2次試験の合格体験記は以下のリンクから飛べます。

           

          中小企業診断士第2次試験 独学合格 〜筆記試験〜
           

           

          最後に。

          経歴を掲載した方が良いとのご意見をいただいたので、私の経歴に関しては「スカイプ家庭教師」をご確認ください。以下、要望があったため合格証も掲載いたします。スマホでの撮影のため画像が荒いので、後日改めてスキャナー画像に変更します。

           

           




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          | katekyonet | 資格勉強 | 01:23 | comments(31) | - | - | - |
          ITストラテジスト 独学1発合格 〜勉強時間:12時間 実務経験無し〜
          0
            JUGEMテーマ:検定試験にむけて


            先日、高度情報区分のITストラテジストに合格しましたので、いつも通り合格体験記を書いていきます。
            ちなみに筆者はITストラテジストの実務経験はなく、また他の高度区分を取得していません。ITストラテジストが初の高度情報取得となります。
            今回の秋試験は、元々情報セキュリティスペシャリストかネットワークスペシャリストを受けるつもりでしたが、忙しい時期にあり勉強時間が確保できない恐れがあったので、知識問題の少ないITストラテジスト試験を受けることにしました。予想通り、試験前はほとんど勉強できず、勉強時間は累計で12時間しか確保できませんでした。が、結果は合格。記念受験のつもりで受けたので合格したときは目を疑いました。
            なお、関連資格の中小企業診断士試験に関して興味のある方は以下のリンクをご覧ください。試験範囲が類似しているため、同時に受験するとシナジー効果が得られます。

            中小企業診断士1次試験 独学1発合格 〜勉強時間: 250時間〜


            ■概要
            本試験は、IPAの公式ページによると以下のように定義されています。

            高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。また、組込みシステムの企画及び開発を統括し、新たな価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進する者


            まぁ小難しく書かれていますが簡単にいうと、企業の経営層に対してITを活用した利益増加や業務改善を提案したりするのが役割ってことですね。CTOとかCIOとかをイメージすると良いかと。試験を受ける際にも、常に経営層に提案するつもりで答案を作ることを心がけることが重要になります。

            また、ITストラテジスト試験の難易度についてですが「ITストラテジスト 難易度」とかで出てきたサイトをみると必ずといっていいほど最高ランクに位置しています。弁護士や公認会計士とならんで表示されることも少なくありません。確かに非常に難しい試験ではありますが、弁護士や公認会計士と比べて私生活を犠牲にするような膨大な勉強量の必要な試験ではないため、誰でも合格できる試験ですので、ぜひとも驚異的な難易度に尻込みせずに挑戦してもらいたいと思います。現に筆者は実務経験がなく、さほど勉強せずとも合格できましたので。

            次に試験方式ですが、4段階選抜方式となっています。
            他の高度区分を受験している方々には説明の必要ないと思いますが一応説明すると「午前1」「午前2」「午後1」「午後2」の4科目を受けることになります。午前1と午前2はマークシート方式、午後1は記述方式、そしてITストラテジスト試験では午後2は論文試験となります。以下順に詳細を説明します。

            【午前1】マークシート形式
            午前1は主にITに関する基礎知識が出題されます。過去2年以内に応用情報技術者に合格、もしくは過去2年以内に他の高度情報区分の午前1試験を合格していると免除になります。ITストラテジストにおいては例年受験生の6割ほどが免除するようです。ただし、ITストラテジストは広い知識を必要とされる業務のため、ITストラテジスト試験に合格できるレベルにある人はたとえ試験免除がなくても無勉強でここはパスできると思います。そうはいってもここで落ちると不合格になってしまうので少しでも対策をしておくのが賢明でしょう。

            【午前2】マークシート形式
            午前1と比べて範囲が狭まり、狭く深く問われる科目です。特にITストラテジストでは、マネジメント系とストラテジ系の問題が多く出題される一方、ネットワークやデータベースなどはほとんど出題されません。他の高度区分と比べて計算問題は比較的少なく、用語の確認が多いイメージです。問題数が少なく小さいミスが大きく影響します。また、気をつける点としては技術系の内容があまり出題されないため、IT系業界の方には無勉強は多少つらいかもしれません。例年2割ほどの受験生がここで足切りを食らっています。

            【午後1】記述形式
            ここからがITストラテジスト試験の本番、そして知識問題がほとんどなくなります。問題文を適切に読解し、問われている内容を本文から忠実に解答していくことになります。知識を吐き出すというよりも、文章を理解する国語力が必要になってくるため、一朝一夕で対応することは難しく、逆に国語が得意な人であればほとんど勉強しなくてもパスできるため、勉強時間を減らして合格できるところでもあります。例年4割ほどの受験生がここで足切りをくらうようです。

            【午後2】論文形式
            ITストラテジストの最難関。いくら勉強しても受からない人がいるのは午後2が原因であると考えてまず間違いないでしょう。午後1をクリアしてきた受験生の中での勝負になるため、ハイレベルな争いとなります。当日の試験では原稿用紙を渡されて、自分で内容を構成して1からすべて記入することになります。試験時間は120分と長く、構成を練った後は試験時間終了まで、ひたすら書き続けることになります。試験自体の時間は長いのですが解答に要する時間が非常に少なく、論文ネタの事前準備が必要な科目です。


            ■試験結果
            ・期間:7日(勉強時間 12 時間)
            ・費用:18,708円(受験料5,100円、参考書代等13,608円)
            ・得点
            午前1:免除
            午前2:84点(100点満点中60点以上で合格)
            午後1:74点(100点満点中60点以上で合格)
            午後2:A(A評価で合格)

            合格基準は午前、午後ともに60点以上となっていますが、午後1と午後2については合格率調整が入っているものと思われます。毎年合格率が15%ほどになっているのをみると、大体その前後になるように調節されていると考えるのが妥当です。つまり、全受験生の上位15%に入ることが目標になります。


            ■計画
            まずはインターネットでの情報集めです。
            受験の申し込みをしてから、やはり勉強時間がほとんど確保できない状況になりましたので、テキストや問題集をひとつひとつ完璧にするのではなく、複数の書籍を流し読みをして試験に備えるようにしました。この方法は一般的な試験ではNGなのですが、このITストラテジスト試験では有効です。なぜならば、暗記する内容が極端に少ないため1冊をとことんやり込む必要がなく、色々な合格者の論文を数多く読むことで合格レベルの答案の書き方を学ぶことで、試験の感覚をつかむことができるからです。

            購入する書籍は過去問を2冊、その他には午前用の知識まとめに1つ、そして午後2の論文用に1つ購入することにしました。
            過去問については、iTec社の「徹底解説ITストラテジスト本試験問題」と「ITストラテジスト 専門知識+午後問題の重点対策」を購入することにしました。これはどちらかに絞っても良いと思いますが、高々数千円ケチることで1年無駄にしたくなかったため、念のため両方買うことにしました。

            そして午前2用に「ITストラテジの基礎」を1冊購入。午前1から受験する人は、念のため午前対策用書籍を1冊終わらせておくと良いと思います。そして一番力を入れるべき論文用に「ITストラテジスト 合格論文事例集」を採用しました。この本にした理由は、豊富な論文事例とともに、口コミ評価が高かったからです。

            試験準備は試験日直前の1週間前から。他にやることがあったため非常に大変でしたが、時間を見つけて何とか12時間確保することができました。


            ■実行
            まずは午前の基礎知識から。書籍を開いて中を読むと、初見で解ける問題だらけ。筆者は中小企業診断士の対策講師をしていることもあり、経営系の用語には日頃から触れる機会が多いため、1時間ほどかけて半分ほど読み進めたところで十分だと判断し、午後1に進むことにしました。経営系の試験を受験したことのない人はこの1冊をしっかりと終わらせたほうが良いと思いますが、特に中小企業診断士や公認会計士の受験経験者は午前はサラッと確認するだけで良いかと思います。

            次に午後1に進みました。
            初めに過去問を開いて思ったのは……中小企業診断士二次試験と同じ。試しに問題を解いたところ、これも午前同様ほとんど解けました。一応過去問に載っている3年分だけは終わらせましたが、特に実際に時間を計測して解くということはせずに電車の中などの隙間時間を使いました。過去問は2冊購入していたので、1つの問題に対して2冊分それぞれの解説を読みながら進めました。
            午後1は、4つの選択問題から2つを解く形式なのですが、第4問目は組み込み系の問題となっています。そのためか、組み込み系をやったことがない受験生はそれを敬遠するようですが、午後1に関して言えばそれは得策ではありません。午後1は国語の試験です。必ず文中に解答の根拠があるので、組み込み系だろうがシステム開発系だろうが解き方は変らないため、本番は4つの問題をすべて吟味してから選択することをおススメします。
            なお、試験時間は90分ですので、1問あたり45分で解くことを目安にすると良いでしょう。本番では、たとえ1問目を解答中でも45分経過したら次の問題に移るようにすべきです。
            なお、国語試験に自信がないという人に筆者がおススメする午後1対策は中小企業診断士二次試験対策本として有名な「事例攻略のセオリー」です。全ての回答の根拠は本文に存在し、もしも本文中になかった場合は午前の知識で解く、という記述試験の基本中の基本が学べます。ITストラテジスト受験者にとって特に関係するのは中小企業診断士の事例3でしょう。生産管理はITストラテジストでも頻出です。逆に事例4には一切手を付ける必要はありません。この本を仕上げれば合格点に達することができるでしょう。

            そして最後の午後2。
            「ITストラテジスト 合格論文事例集」の第1部の合格論文の書き方を読み進めました。作文と論文の違い、章立てにすること、論文を書く前に全体構成を考えること、文字数指定に気をつけること等、基本的な作法が書かれていました。中でも一番役立ったのはワークシートです。書籍の後ろに論文作成に役立つワークシートが用意されており、それを埋めていくことで論文構成を作ることができます。試験前にこのワークシートを使って論文ネタを作っておきます。

            次に論文のネタについてです。筆者は、ITストラテジストの実務経験がありませんので、自分が下流エンジニアとして携わった案件を思い返し、上流のITコンサルタントや顧客の考えたアイデアをさも自分が考え出したかのようにストーリーを作り上げ、さらにその中で自分なりに工夫したかった点などを盛り込んで、頭の中にオリジナルの案件を2件ほど用意しておきました。それを出題に合わせて調整しながら答案を作ることで、勉強時間を大幅に減らすことができます。
            ITストラテジスト試験の他受験生はベテランがほとんどで、彼らは多くの案件を経験しているため引き出しが多く、そういう人たちは試験の場で出題内容に合わせることができるかもしれません。しかし、実務経験が不足している筆者がそれをできるはずがありません。事前に用意する2つに関してはベテラン勢並み、もしくはそれ以上のレベルで用意しておき、それを適宜問題に合わせて変更するほうが得策でしょう。

            また、午後2は3つの選択問題のうちから1つを選ぶ方式なのですが、必ず組み込み系の問題が1題含まれています。午後1と違って全く携わったことのない案件で論文を組み立てることは難しいので、普通のSEであれば組み込み系は対象外になると思われるため、本番試験では2つのうちから1つを選択する形になると思います。

            試験日までの日数が少なく、一度も論文を書く機会はありませんでしたので、とにかく本書の論文事例を読みました。ただ読むだけでは意味がありません。内容はどうでも良いので、重視すべきは論理展開。案件の中で何かアイデアを出すときは必ず複数列挙し、その中から理由とともに1つに絞るようにしました。そして、案件が順調に進むことはまずあり得ずトラブルはつきものですので、案件の最初と途中にそれぞれ問題(問題解決の際の問題の意)があったというシナリオを入れて、それを○○という工夫で解決した、というような展開にしていきました。
            特に、ITストラテジスト試験においては、問題に直面した際に、ツールを用いて華麗に解決する、という方法は歓迎されないらしく、体を使って動き回ることを盛り込むと評価点が上がる、という意見が多かったので、顧客のキーマンに何度も足を運んで直接提案をしたり、それでも無理なら顧客の担当者にお願いして打ち合わせの場を設けてもらったり、社長に取り次いでもらってトップダウンの意思決定をしてもらったり、といったストーリーを作り上げました。

            最後の改善点については、自分の提案について抜けがあったというストーリーにするのではなく、こういう工夫をすればより顧客の満足を得られた、次のリリースではこういう点を組み込んで利益増加を通じて顧客満足を図る、というようにしました。そうすることで、自分の提案にアナが少なく、かつ顧客志向であることをアピールできます。

            なお、時間配分は、はじめの40分は論文構成を考え、残りの80分で一気に仕上げると良いと思います。書くスピードにもよると思いますが、これなら大体文字数の最低ラインはクリアできると思われます。

            本番では、本書に記載されているレベルの論文を書くことは不可能なので、多少繰り返しを使って字数を稼ぐことを考えたり、多少の矛盾があっても気にせず答案を書こうと思ったり、していました。

            ■本試験
            試験会場は東京都三鷹市の明星学園高校でした。午前1が免除だったので、午前は時間に余裕がありました。なので、自転車で1時間かけて試験会場付近の無料駐輪場に停めてそこから歩いて会場に向かいました。今回は情報セキュリティスペシャリストと同じ試験会場らしく、比較的年齢層の低い受験生も多く見られましたが、自分の部屋に入ると周りはほとんどベテラン技術者といった風格の方だらけでした。

            まずは午前2から。試験時間が短いのですが、その分問題数も少ないので時間を半分以上残して順調に終わりました。途中退室ができないため、何度も見直しして点数予想まで計算しました。厳しめの採点で6割は超えていたので安心して昼食を迎えられることができました。

            午後1は、初めの選択は第2問の物流を選び、問題選択に成功したためほぼ満点を取ることができたと思います。そして残りの3問を見渡して第4問を選びました。初めの方の問題は解答の根拠が見つけやすかったのですが、後半にいくにつれて難しくなっていき、全問解き終えた時には解答を重ねたものが結構ありました。
            時間ギリギリまで根拠を探し続けましたが、結局書き直すことなく試験時間が終了。ここで足切りをくらったかもしれないという不安とともに答案を提出しました。

            午後2では、予想とは大きく異なった問題が出題されました。
            事前に用意したストーリーを適用しづらかったのですが、半ば強引に当てはめて論文構成を作成していきました。そのため、多少問題に対してズレた解答をしていた不安はありましたが、時間は120分と少ないため後戻りはできず、ひたすら書き続けました。
            試験時間が残り30分となったところで、それまで1回も論文を書いていなかったことが仇をなしてか、文字数が足りないという状況に陥りました。そこで、減点を覚悟で特に強調したい部分を言葉を代えて繰り返すことで文字数稼ぎに走りました。試験時間が終わるまで一切止まらずに書き続けて、文字数を少しオーバーしたところで終わりを告げるチャイムが鳴りました。長かった試験が終わってホッとしたと同時に、かなり適当に答案を埋めていたので不合格も確信していたため、来年試験にはどうやって挑もうか思考を巡らしました。

            2ヵ月後の合格発表日も結果を確認せずに、それから10日以上経ったところでたまたま受験票をみつけたので確認してみたら、なんと驚きの合格。思いもよらなかった結果にしばらく呆然としながらも嬉しく思いました。

            ■総評
            今回、12時間という非常に少ない勉強時間で合格することができましたが、誰でもこの時間で合格できるとは思いません。やはり、中小企業診断士試験の経験があり、午後1までの勉強時間を極端に減らせたからここまで勉強時間を減らすことができたと思います。
            また、論文試験は運も必要になってくるため、人によっては何回受験しても受からないという事態に陥る恐れもあります。採点基準が不明なため、雲を掴むような勉強になりがちですが、論文試験に関しては5割弱が合格できるため、まずはほぼ確実に午後1を突破できる力を身につけ、あとは毎年諦めずに受験し続けるという強い意志を持つことが肝心です。

            あと、試験は何が起こるかわかりません。筆者自身、当日自信のない試験は受けずにスルーしたりすることがあったのですが、今回の試験を期にその考えを改めて1%の合格可能性がある限り、取りあえず受けていこうというスタンスにすることにしました。

            受けなければ受かることはないのです。

             

             

            ◎ITストラテジスト試験午後橘簑蠅硫鬚方のnote

            ITストラテジスト試験午後橘簑蠅硫鬚方を説明したnoteを投稿しました。事例攻略のセオリーが絶版になったため、代替書籍を求める声が多かったのがnote執筆理由です。下記リンクより飛んでいただければ幸いでございます。

             

             

             

            なお、午後兇亡悗靴討郎のところ執筆未定です。要望があれば執筆することにいたします。

             

             

            最後に。

            実務経験がないというところで誤解がないようにするため、筆者の経歴は「スカイプ家庭教師」でご確認を。IT業界では下流エンジニアとしてテスター及びプログラマーを担当しておりました。

             






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            | katekyonet | 資格勉強 | 20:46 | comments(56) | - | - | - |
            応用情報技術者試験(AP) 独学1発合格 〜勉強時間: 50時間〜
            0
              JUGEMテーマ:検定試験にむけて

               

              今回はIPA主催の応用情報技術者試験を受けました。2ヶ月前に受けて今月やっと合格発表が行なわれました。 結果は合格。無事に応用情報技術者に認定されました。
              働きながらの勉強期間20日での合格はかなりハードでした。 とにかく無駄な時間を省き、休日も効率的に使うことが大事です。 たまに学生が1週間で合格したという話しをききますが、 確かに昼間も勉強できる学生であれば1週間で合格できそうです。

              ちなみに筆者は基本情報技術者試験を受験していません。 次の2つの理由から基本情報技術者を飛ばして応用情報技術者を受けました。
              まず、ITパスポートが実質勉強期間3日で受かったので、 応用情報技術者に受かる自信があったから。 そして、IPAの試験は1年に2回しか実施されないため 基本情報技術者試験を受ける時間が勿体無いと考えたからです。
              試験後の各資格学校の発表している解答速報で自己採点したところ合格点ギリギリでしたので心臓に悪い2ヶ月間でした。 ちなみに日商簿記2級試験の発表日もIPAの合格発表日と同じく12月21日で、 この結果報告については後日まとめようと思います。


               

              ■概要
              応用情報技術者試験はスキルレベル3に分類され、合格者は国からITエンジニアとして応用的な知識・技能を有することを認められたことになります。一般的には実務経験が数年程度あるITエンジニアを対象としているため、スキルレベル2の基本情報技術者と比べて新卒での取得者数は限られてきます。逆に言えば、新卒でこの資格を取得していることで他との差別化を図れることになりますので、現役ITエンジニアには当然として、将来ITを使った職業に就こうと考えている学生等にもおススメの資格です。
               


              ■試験結果

              • 期間:20日(勉強時間 50 時間)
              • 費用:13,645円(試験代5,100円、参考書代等8,545円)
              • 結果:午前 81.25点 午後66点

               

              ■計画
              本試験が10月21日でしたので、勉強開始予定の10月1日までに情報収集を行ない、 10月1日から勉強を始めました。 情報収集の段階で本試験を分析したところ、以下のような傾向があることが分かりました。

              • 午前は過去問と同じ問題が出題されることが多い
              • 午後は過去問と同じ問題は出ない
              • 午後問題は午前の知識を応用して解けるように作られている


              つまり、午後問題は午前問題の知識を利用して解くように作られているため午前問題の勉強で丸暗記をせず、問題の本質を理解するよう勉強すれば、 午後の勉強はほとんどしなくても合格できるということです。
              とは言っても午後問題に慣れておく必要はあると考え 午前のためだけに14日間勉強し、 残りの7日間を午後の勉強時間にあてるようにしました。
              午後問題は12題から6題を選択するようなので、以下の6題に決めました。

              • プログラミング
              • システムアーキテクチャ
              • ネットワーク
              • データベース
              • 情報セキュリティ
              • 組み込みシステム開発

               

              ここで注意がひとつ。短期間で合格することを目的にするのであれば、12題すべて勉強するのは得策ではありません。前述したように午後問題は午前問題の応用で解くことができますので、午後の学習は午前の知識を応用する手法を学んでいくことになります。つまり、本番で学習した6題以外の問題を本番に選択したとしても、午後の解き方が分かっていれば得点することが可能なのです。本記事の後の方で書きますが、実際に筆者は本番ではプロジェクトマネジメントを選択し、見事に9割近く取得することができました。

              閑話休題、本番に選択予定の問題が分からなかった場合の保険として「経営戦略」「システム開発」を考えました。 使用する参考書、問題集はiPhoneアプリの「応用情報一問一答」「応用情報技術者予想問題集」「応用情報技術者 午後問題の重点対策」「ニュースペックテキスト 応用情報技術者」です。

              ※筆者合格時は「合格への総まとめ」を使っていたのですが古くなったので、同様のまとめ書籍である「ニュースペックテキスト(Kindle版も有)」をおススメします


              現在、応用情報一問一答のKindle版が発売されていますが、どうしても書籍で学習したい方は「応用情報技術者 最頻出問題集」等で代用できるので、以下「応用情報一問一答」を「応用情報技術者 最頻出問題集」等に読みかえてください。

              具体的な計画は以下の通りです。

              ・1日目〜3日目
              「応用情報一問一答」の1周目を終える

              ・4日目〜5日目
              「応用情報一問一答」の2周目以降を実施し、 さらに1周目で分からなかった問題を3回解けるまで繰り返す

              ・6日目〜7日目
              休息

              ・8日目〜10日目
              「応用情報技術者予想問題集」の午前範囲の1周目を終える

              ・11日目〜12日目
              「応用情報技術者予想問題集」の2周目以降を実施し、 さらに1周目で分からなかった問題を3回解けるまで繰り返す

              ・13日目〜14日目
              「応用情報技術者予想問題集」の選択予定の6題の午後範囲の1周目を終える

              ・15日目〜17日目
              午前知識の確認として「ニュースペックテキスト」の1周目を終える。

              午後対策として「応用情報技術者午後問題集」の選択予定の6題の1周目を終える

              ・18日目〜19日目
              午前知識の確認として「ニュースペックテキスト」の分からなかった問題を3回解けるまで繰り返す。

              午後対策として「応用情報技術者予想問題集」「応用情報技術者午後問題集」の選択予定の6題の分からなかった問題を3回解けるまで繰り返す

              ・20日目
              前年度試験の過去問を解く。
              時間があれば 「応用情報技術者予想問題集」「応用情報技術者午後問題集」の「経営戦略」「システム開発」の範囲の、問題は解かずに問題と答えだけを流し読みをする

               

               

              ■実行
              計画通りはじめの3日間で「応用情報一問一答」の1周目を終わらせましたが、 2周目が予想以上に時間がかかり、5日目にしてようやく終了。 土日は休みたかったのですが、 計画通りに進めるために土曜日を使って全ての問題を3回解けるまで繰り返しました。
              7日目〜12日目までは、 計画通りに「応用情報予想問題集」の午前範囲を仕上げることができました。そして、13日目の土曜日に「応用情報技術者予想問題集」の午後範囲を行なったのですが……
              ネットワークと情報セキュリティの分野以外全く分かりませんでした。
              今まで取得したベンダ試験の中ではCCNAくらいしか役に立ちませんでした。というのも、Oracle MasterやLPIC等の試験では細かいコマンドや、そのソフトウェアやOSに特化した仕組み等を覚えてきたのですが、応用情報技術者試験では幅広く汎用的、一般的な知識を問う問題が出題されます。つまり、狭く深く問われるベンダ試験と比べて、広く浅く問われるのが応用情報技術者試験です。


              プログラミングに関しては実務でほとんど書いたことがなかったため、答えを見ても理解できない状態でした。そのため、時間をかけて勉強しても非効率だと割り切り、意味が分からないながらも答えと解説だけを見て1日で切り上げました。 14日目から選択予定の午後問題の6題を順番に進めていき、 17日目に予想問題集の午後問題と午後問題集の1周目が終了しました。

               

              プログラミング、データベースに関しては全然分からないまま試験日3日前になってしまい焦りました。 18日目にシステムアーキテクチャの2周目から開始し、 ネットワーク、情報セキュリティ、組み込みシステムまでを何度も繰返して解説を読みました。 19日目にデータベースとプログラミングの2周目を開始し、解説を見て理解できる問題だけに集中してそれ以外は切り捨てました。

              また、プログラミング問題は配点が高いのですが、それまでの演習量の少なさが不安でしたので「情報処理教科書 基本情報技術者 合格問題集」を急遽購入し、プログラミングの章だけ選択肢を隠して記述形式で解答しました。当然解けない年もありましたが、何とか解ける年が増えてきました。応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験を記述式にしたものですので、このような学習方法によって演習量を増やすことが可能です。

               

              20日目には、時間配分を確認するために前回試験の過去問を解き、「経営戦略」「システム開発」の範囲に関しては解説だけ読んで 本試験に挑みました。

               

              本試験会場は、新宿の専門学校でした。試験時間に余裕をもって到着。下層階は基本情報技術者試験で、上層階が応用情報技術者試験と分かれていました。エレベーターで基本情報技術者試験の階にとまると受験者たちの声が聞こえてきました。おそらく、集団で受験しているのでしょう。しかし、応用情報技術者試験の階は、シーンと静まり返っており、緊張感が漂っていました。

               

              試験が開始すると午前試験は順当で、過去問と同じ問題がいくつか出題されました。合格ラインを超えていた自信がありましたので、午後問題には不安なしで挑むことができました。昼食を食べ終わってから会場の周りをぶらぶらして気分をリラックスさせました。

               

              次に本番の午後試験。予想外にも午後問題はデータベースと組み込みシステム開発に関しては問1から解けなかったので、急遽全問を見渡し「情報システム」「プロジェクトマネジメント」に切り替えました。 それまで一度も学習していなかった「情報システム」「プロジェクトマネジメント」でしたが、午前知識の応用と午後記述式の対策をしていたことで解くことができました。特にプロジェクトマネジメントは9割近く得点することができました。また、直前の演習量が功を成してか、最も心配だったプログラミングが解けたのは幸いでした。

              合格発表日には成績開示時間が待ち遠しく、時間になった後で半ば諦めた気持ちで結果をみると合格していました。

               


              ■総評

              私の場合20日間で合格できましたが、これは決して簡単な試験ではありません。基本情報技術者に合格した直後で知識が十分だと思っていても、午後は記述なので選択式に慣れた曖昧な知識で挑んでしまうと、手も足も出ない怖れもあります。 特にIT系の知識のない人は2ヶ月程勉強しないとキツイ試験だと思いますので、 自分のレベルと試験のレベルの差を確認し、適切な計画を立てることが重要です。

               

              最後に。

              それまでの経験が勉強時間に影響するとのコメントをいただいたので、筆者の経歴は「スカイプ家庭教師」でご確認を。応用情報技術者試験は、新卒でIT業界に入社したその年の秋受験で合格しました。

              大学時代にプログラミング実習の経験はありません。具体的にいうと、研究室でC++による高速演算処理をやろうと思いましたが数日で挫折し、それ以後3年間プログラミングアレルギーになっていました。今でこそプログラミングができるようになり、個人でAndroidアプリを作成していますが、未だにプログラミングが好きではありません。必要だからやっているだけです。

              IT業界に入ってからは1週間に1つの資格を取得することを目標にしました。過去の記事をみていただければ分かりますが、5月入社(事情があり4月入社ではないんです……)してから応用情報技術者に挑戦するまでに取得した資格は下記の通りです。IT系以外は除外します。

               

              • ITパスポート
              • CCENT
              • CCNA
              • Oracle Master Bronze
              • Oracle Master Silver
              • LPIC LEVEL1
              • LPIC LEVEL2
              • ITIL v3 Foundation
              • MCTS:Windows Server 2008, Active Directory
              • MCTS:Windows Server 2008, Network Infrastructure

               

              色々取得していますが、本記事にも書いてある通りCCNAくらいしか役に立たなかったというのが本音です。午前に関してはITパスポートが役に立ったといえば役に立ったのかもしれませんが、試験慣れしてる人にとっては午前試験は一般的な選択式試験ですので問題なく通過できるかと思います。

               

               




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              | katekyonet | 資格勉強 | 22:24 | comments(12) | - | - | - |
              AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA) 独学1発合格 〜勉強時間: 20時間〜
              0

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                ■はじめに
                久々の資格試験の合格体験記です。今回合格したのはAWS(Amazon Web Service)認定ソリューションアーキテクト アソシエイト試験(SAA)。現在、クラウドサービスの世界トップに君臨するAWS社の開催する資格試験です。


                ちょうど、今月12月の上旬にAWS re:InventというAWS最大のカンファレンスに参加することになっていて、知識レベルを上げておくために本試験の受験を決めました。あと、AWS認定資格をもっているとAWS主催のイベントで認定者限定のラウンジを使えるってメリットもありましたしね(笑)


                ちなみに受験前の私のレベルですが、AWSはS3とEC2、そしてIAMとLambda以外はほとんど触ったことがない状態でした。実際にAWSを使ったことはありました。が、受験してみて分かったことは、資格合格が目的であれば実機を動かす必要はありません。そもそも、出題範囲が広すぎて、出題される全サービスを触ったことのある人なんてほとんどいないのではないでしょうか。


                ですので、AWSにこれから携わろうとしている方も触ったことがないからと臆することなくぜひ受験してみてください。

                 

                 

                ■AWSとは
                まず、AWS社とは何ぞやというところから説明を。


                AWSはAmazon Web Serviceの略です。名前にAmazonとついていることからも分かるように、皆さんもご存知の世界最大のオンラインショッピングストア『Amazon.com』の裏側で動いているサービスを運営する会社です。365日24時間停止することがなく、顧客にショッピングサービスを届けられるシステムは秀逸です。その素晴らしいシステムをAmazon以外でも使えるように提供されているのがAWSと呼ばれるクラウドサービスであり、それがそのまま会社名になっているわけですね。


                こういったサービスが出てきたことによって、システムエンジニア(SE)の仕事も昔と今ではかなり違ってきています。
                以前はサービスを提供するためのシステムを構築するとなると、まず機器を揃えてきて、配線を行なって、機器ごとの設定をして、OSをインストールして、各種アプリが動くようにパッケージを入れて、、、といったような非常に面倒くさい作業がありました。初期コストも大きいですしね。


                それを今ではクラウドサービスといった形で、顧客がすぐにサービスをはじめられるようなインフラが丸ごと提供されるようになりました。なので、お金に余裕のない中小企業、さらには個人レベルでもサービスを提供しやすくなりました。


                まぁ、ここら辺の詳細についてはAWSで検索すれば色んなサイトがありますのでそちらに譲るとして。次に、このクラウドサービスについてのスキル証明であるAWS認定資格試験について簡単に紹介を。

                 

                 

                ■AWS認定資格について
                AWS認定資格には、2020年現在11種類存在します。


                ●基礎
                 ・クラウドプラクティショナー 


                ●アソシエイト
                 ・ソリューションアーキテクトアソシエイト(アーキテクト)
                 ・SysOpsアドミニストレータアソシエイト(運用)
                 ・デベロッパーアソシエイト(開発者)


                ●プロフェッショナル
                 ・ソリューションアーキテクトプロフェッショナル(アーキテクト)
                 ・DevOpsエンジニアプロフェッショナル(運用、開発者)


                ●専門知識
                 ・ネットワーク
                 ・ビッグデータ
                 ・セキュリティ
                 ・マシンラーニング
                 ・Alexaスキルビルダー

                 

                この中で私が今回受験したのは「アソシエイト」の中の「ソリューションアーキテクトアソシエイト」という試験です。
                これを選択した理由としては、AWSに関する幅広い知識を習得したかったからです。プロフェッショナル系と専門知識はまだ必要なく、クラウドプラクティショナーよりは深い知識を得たかった。


                で、アソシエイトレベルになるのですが、運用や開発者よりもシステム設計が幅広く知識を習得できると考えたためソリューションアーキテクトを選んだという次第です。


                実際にこのソリューションアーキテクトアソシエイトは初AWS認定資格受験者にとって人気があるようで、合格体験記もかなり多かったように思います。

                 

                 

                ■試験結果
                ・期間:30日(勉強時間 20 時間)
                ・費用:23,823円(受験料16,500円、参考書代等7,323円)
                ・得点:881点(1000点満点中720点以上で合格)

                 

                IT系の資格試験は相変わらず受験料が高い。ただし、このソリューションアーキテクトアソシエイト試験はまだ安い方で、ソリューションアーキテクトプロフェッショナルは受験料が約2倍です。


                試験終了時には合格した確信はありませんでした。が、結果としては合格基準点をかなり上回った881点で合格できました。記事の後の方で紹介するWeb問題集のおかげです。

                 

                 

                ■計画
                勉強期間は約1ヶ月。そもそもAWSについてほとんど知らなかったので入門書を買うことにしました


                実際に書店に行ってみて立ち読みして一番気に入った最短突破 AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 合格教本」を購入決定。文字数が多くなく、サービスごとに概要が書かれおり、イラストを多用していて分かりやすかったからです。
                逆に、AWSについて知見のある人は「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト」がおススメです。分量が多く、入門書のようなサービスの羅列ではなく中身まで踏み込んだ内容となっているため、より実用的な書籍になっています。


                書籍では圧倒的に演習量が足りないため「AWS WEB問題集で学習しよう」というWEB問題集サイトを利用しました。ソリューションアーキテクトアソシエイトであれば60日間3,880円のゴールドプランで十分です。その後に別のAWS試験も合格する予定の方は、目的に応じてプラチナプランやダイヤモンドプランにしても良いでしょう。私はソリューションアーキテクトアソシエイトだけを受験する予定でしたのでゴールドプランにしました。


                このサイトにはソリューションアーキテクトアソシエイトの問題が900問以上収録されています。しかし、チェックしておきたい問題にマークをつける機能がなく、さらに問題ごとの正解履歴を残せないという使いづらい面が多い。まぁ他にマトモなWEB問題集サイトがないので仕方がないでしょう。
                この問題集を3周ほど回せば合格レベルに達することができます。


                ちなみに、ある程度AWSに詳しい人であればこのWEB問題集だけでも十分合格できると思います。AWSサービスの種類をほとんど知らないような私のような方は、素直に書籍からはじめるのが良いです。問題集では「EC2とは何か?」みたいな初歩的なことは省かれていますので。。。


                なお、AWSの公式模擬試験は受けませんでした。インターネット上の合格体験記では絶対に受けておいた方が良いという意見が多かったのですがね。
                その理由は、模擬試験がわずか20問で税抜2,000円という金額のこともありますが、それ以上に模擬試験を受けても解答が分からないという書き込みがあったからです。となると、すべての問題のスクリーンショットを取得して、自分で正しい解答を調べなければならない。こういった作業は非常に時間がかかるため非効率です。
                料金が2倍の4,000円でも解答と解説付きだったら受験したと思います。

                 

                 

                ■実行
                まずは書籍から。各章の問題や巻末の模擬テストは必須ではありません。1ページ目から順番に読んでいってもイラストが多いのでつまずくことなく進められると思います。


                当初、私はいつも通りに問題を解いてから説明を読むというスタイルで、各章の問題を解いてから章の初めに戻って説明文を読むようにしました。しかし、この本は本当の初学者向けのため説明が非常に丁寧で短く簡潔なので、いきなり説明文を読み進めても問題ないかと思います。


                この本からは、AWSにはどんなサービスがあって、どんな機能があるか。また、AWSの基本構想(三層アーキテクチャ)を理解できれば十分でしょう。この本のレベルだと、CloudFormationとElastic Beanstalk、OpsWorksの違い及びそのユースケースは分からないと思います。後ほど手をつけるWEB問題集でそこら辺はカバーできるので、取りあえずはインフラ構築を自動化できるサービスなんだなとひとくくりにしてしまって良いでしょう。


                CloudWatchとCloudTrail、EBSのボリュームタイプについても深くは理解できないので、前者は監視サービス、後者については色んなタイプが用意されていて用途に応じて使い分けるんだな、という程度で留めておけばOK。WEB問題集で何度も繰り返して出題されるポイントなのでイヤでも覚えることになります。


                そんな軽い気持ちでサラッと3周ほど読み通します。私は章末問題までキッチリと解いたのでここまで3時間ほどかかりました。これでWEB問題集に進む準備ができたことになります。


                次にWEB問題集に進みます。
                この問題集は7問ずつが1セットになっていて、それが約130セットあります。そして、後半に行くにつれて問題分が長くなって、より実試験問題に近いような出題になっていきます。おそらく、試験が開始された当初は前半のような単純な出題だったのですが、徐々に試験問題が進化して応用問題を含むようになったのでしょう。


                1セット目〜80セット目くらいまでは1時間で20セットをこなしていきます(4時間)。分からない問題はすぐに解説を読み、解説文が長ったらしいものに関してはポイントだけ抑えて読み飛ばします。
                一般的な問題集では、どうして他の選択肢が間違っているのか、というところまで踏み込んで考えた方が良いのですが、本WEB問題集においてはそこまで深入りする必要はありません。その選択肢が正解となる理由を抑えるだけで十分です。なぜかというと、問題によっては解説が長ったらしいことに加えて、そもそも全問題数が900問以上と多いため、その他の選択肢が解答となっている問題も多く含まれているからです。


                で、80セット目から130セット目までは1時間で10セットをこなしていきます(5時間)。問題文が長くなってくるので進めづらくなってきます。その他、気になったワードをインターネットで調べたりする作業が追加で1時間くらいかかりました。
                WEB問題集の1周目は10時間ほどでした。


                2周目も同じように最初から順番に解いていきます。ただし、2周目に分からなかった問題および解けたけれども少々不安な問題はスクリーンショットを取るようにしておきます。
                これがこの問題集の悪いところなのですが、どの問題が解けて、どの問題が解けなかったかの履歴を確認することができません。なので、2周目に自信をもって答えられた問題は3周目に再度解くことのないようにスクリーンショットで撮った問題だけを3周目に解くようにします。これで時間節約です。
                2周目は5時間ほどでした。


                そして3周目。
                2周目でスクリーンショットを撮ったものだけを解いていきます。分かったものからどんどん写真を削除していきます。3周目で分からなかった問題については4周目で解きなおし、全問題のスクリーンショットが削除出来たら終了です。
                3周目以降は2時間ほどでした。


                ちょうどこの作業が受験日の前々日に終わり、最終日は特に何もせずにゆっくりしました。



                 

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                | katekyonet | 資格勉強 | 09:59 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
                CGクリエイター検定エキスパート 独学1発合格 〜勉強時間: 10時間〜
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                  ■はじめに

                  二年前にCGエンジニア検定エキスパートおよび画像処理エンジニア検定エキスパートを合格してエンジニアリングマイスターの称号を得ていたので、今回はCGマイスターの称号も取るべくCGクリエイター検定を受験することにしました。

                  元々3dsMAXで趣味程度にキャラクターモデリングをしていましたし、カメラ撮影もしているので受験前のモチベーションはかなり高かったです。こういった背景から、初学者と比べてかなり有利な状態での学習スタートだったと思います。

                   

                  なお、本試験において私は最高得点を取得し、文部科学大臣賞をいただきました。そちらは「CGクリエイター検定エキスパート 最高得点合格で文部科学大臣賞受賞!」にて紹介しております。

                   

                   

                  ■概要

                  CGマイスターというのは公益財団法人 画像情報教育振興協会(通称:CG-ARTS協会)が認定する称号の1つです。この資格体系は少し複雑ですので以下簡単に説明します。


                  まず、CG-ARTS協会がCG-ARTS検定を主催しております。この検定は大きく5つのカテゴリーに分かれておりまして、それぞれ「CGクリエイター検定」「CGエンジニア検定」「Webデザイナー検定」「画像処理エンジニア検定」「マルチメディア検定」となっていて、それぞれの検定に「ベーシック」と「エキスパート」の2つのレベルが設定されております。そして、複数のエキスパート試験(ベーシックを複数合格しても意味ありませんよ!)に合格するとCG-ARTSマイスターとして認定されます。得られるマイスターの組み合わせは以下の4通り。

                   

                   ・「CGマイスター」

                    CGクリエイター + CGエンジニア

                   

                   ・「クリエイティブマイスター」

                    CGクリエイター + Webデザイナー

                   

                   ・「エンジニアリングマイスター」

                    CGエンジニア + 画像処理エンジニア

                   

                   ・「ディジタルメディアマイスター」

                    Webデザイナー + マルチメディア

                   

                   

                  さらに、マイスターの取得数に応じて「ピュア→シルバー→ゴールド→ブラック」と認定証が発行されます。


                  つまり私の場合は、前回CGエンジニア検定エキスパートと画像処理エンジニア検定エキスパートに合格しており、今回新たにCGクリエイター検定エキスパートに合格したことで、エンジニアリングマイスター&CGマイスターとともにマイスターシルバーに認定されたことになります。

                   

                  さて、次に試験日程、試験時間です。

                  試験は年2回、7月の初めと11月の終わりに実施されます。1回の試験でベーシック2つまで、エキスパート2つまで併願可能です。詳しく説明すると、ベーシックは午前、エキスパートは午後に行なわれ、それぞれ2つまで併願できるシステムです。残念ながらエキスパート4種とかは受けられないので注意が必要です。


                  また、単願と併願では試験時間が異なります。併願受験では単願受験の約2倍の試験時間となります。なので、一般的に難しいと言われるCGエンジニアエキスパート検定や画像処理エンジニアエキスパート検定を受験する際に、他の試験区分と併願して試験時間を稼ぐ方法もあるわけです。もっとも、CGエンジニア検定と画像処理エンジニア検定は出題が結構かぶってるので一緒に受けてしまった方が効率が良いのですが、準備不足になってしまった場合にこの手法は使えそうではありますね。


                  次に試験方式ですが、すべてマークシート方式となっていて記述はありません。問題数は大問が10問で、それぞれに小問が4、5つ出題されるので合計40〜50問です。問題冊子は100ページ以上と非常に厚くなっていて、5つの試験区分すべての問題が1つの冊子となっております。マークシートも5検定分すべてマークする箇所があります。この試験は、事前に受験する検定を申告し、その問題を解答しなければなりません。なので、問題が配られてから他の検定が簡単だからといって、受験する試験区分をその場で変更することはできませんので気をつけましょう。事前に選んだ検定試験のところだけにマークしていくことになります。

                  この方式が嬉しいのは、次回受験予定の過去問が手に入るところですね。


                  試験の解答は試験日の1週間以内に公表され、合格発表は約1ヵ月後にされます。マークシートなんだからもうちょっと早く分かってもいいような気もしますが……

                   

                   

                  ■試験結果

                  ・期間:10日(勉強時間 10 時間)
                  ・費用:13,512円(受験料6,600円、参考書代等6,912円)
                  ・得点:90%(70%以上で合格)

                   

                  1日1時間、10日間の勉強で合格することができました。結果は40問中36問正答の90%。合格基準である70%を大きく上回りました。やはり3DCGとカメラの経験はかなり影響しています。今回私が合格した時の合格率は23.55%とかなり難しく、過去問より深く突っ込んだ内容が出題されましたが、経験をもとに答えられた問題も多く、テキストだけではカバーしきれていない内容も多かったと思います。

                   


                  ■計画

                  まずは計画からです。とはいえ、CG-ARTSの検定試験については前回受験時に下調べは終わっていたので、今回もその延長で対策をすることにしました。


                  使用したテキスト、問題集ともに公式教材。「ディジタル映像表現 -CGによるアニメーション制作-」「CGクリエイター検定エキスパート・ベーシック公式問題集」の2冊。私は自信があったので「入門CGデザイン -CG制作の基礎-」は買いませんでしたが、CGクリエイターとは何ぞや?? という方は入門書から読み込んだ方が良いかと思います。なお、私は書籍版を購入しましたが、Kindle版の方が安いのでタブレットやPCでの学習慣れしている方はそちらを選んだ方が良いでしょう。


                  教材の進め方はまず問題集から。公式問題集にはエキスパート試験3回分、ベーシック試験2回分が収録されておりますので、初めにベーシックをやってからエキスパートに着手します。ここでベーシックがあまりにも解けないようであれば、ベーシック2回分終わらせてから復習した方が良いでしょうが、ある程度解ける感触があればベーシックからエキスパートまで通してしまって構わないでしょう。


                  テキストは辞書代わりに使います。問題集を解いていて分からない用語があった場合に開く程度で良い。このテキストはCGクリエイター検定だけに使えるのではなく、CGクリエイターとして活動する際にも役立つ本なので試験合格後にも空いた時間にすぐに手の届くところに置いておくと良いかと思います。


                  試験対策期間は10日でしたので、1日目に公式問題集のベーシックを終わらせ、そこから2日かけてエキスパートを終わらせて合計3日間で1周目を終わらせます。そこから2日かけて2週目を終わらせ、1日で3周目終了。ここまで合計6日間。


                  問題集を終えたら不安な箇所を中心にテキストに戻り、関連分野を覚えていきます。「実写撮影、映像編集」「モデリング、リギング」「CGアニメーション」「シーン構築とリアルタイムCG」にそれぞれ1日かけてテキストの内容をじっくりと頭に入れていきます。知的財産権に自信のない人はここに時間をかけましょう。エキスパート検定では必ず共通問題として出題される知的財産権分野を得意にしておけば、今後マイスター称号を増やしていく際に有利に働くからです。


                  なお、「プロダクションワーク」「Appendix」については特に対策をしなくても良いかと思います。常識で解けますし、難問が出題された場合はテキストの範囲を大きく超えることが多く、コスパが悪いからです。

                   

                   

                  ■実行

                  まずは問題集のベーシックパートから。
                  初見で解ける問題が多く、特に引っかかるところはありませんでした。暗記で切り抜けられるため、3DCG経験がない人でも進められると思います。


                  ベーシックをササっと終わらせてエキスパートへ。問題のレベルが一気に上がります。趣味で3DCGをやっていたときは人体モデリングがメインだったため、Ceaseの適用をしたことがなかったため、こういう機能もあるんだなと学習。確かに無機物を作成する際には役立つ機能です。


                  シャッタースピード、F値、露出あたりはカメラ撮影している人なら楽勝。F値を大きくすれば被写界深度が深くなってボケにくくなるとか、シャッタースピードを落とせば露光時間が長くなるため明るくなるとかは体が覚えています。しかし、ホワイトバランスは普段の撮影であまりイジったことがなかったので、多少勉強時間を割くことになりました。


                  ここら辺の理解をテキストだけで学ぼうとすると難しいと思います。いや、難しいというよりも面白くなさそう。やはり実際に撮影してみるのが良いでしょう。一眼レフカメラがおススメですが、最近のスマホはマニュアル撮影もできるようなので、色々と設定をいじって撮影してみると良いかも。簡易三脚を取り付ければスマホでもシャッタースピードを遅くできますしね。実機を触る時間がなければ捨ててしまっても構いませんが。


                  動画撮影についてはショットサイズ、イマジナリーライン、パンやティルト等のカメラオペレーションが頻出。ショットサイズのところはもう覚えるしかない。ミディアムショットとクローズショットの違いとか、テキストに戻りながら理解していきます。イマジナリーラインはそういうものだと覚えるだけなので得点源。
                  カメラオペレーションについてはドリーの理解が少し難しいかも。ズームインとドリーインはともに被写体に近づいていく手法なんですが、ズームインが撮影者の見ている風景を拡大したものですが、ドリーインは撮影者自体が被写体に近づいているため周囲の風景が変わります。

                  これらは暗記というよりも、実際にカメラを動かしたときにどう風景が変わるかをイメージすることで応用問題に対応することができます。実機を


                  映像編集についてはモンタージュ理論、そしてカットつなぎが良く出題されるようです。まぁ理論についてはそういうもんだと覚えるとして。フェードイン・アウトやワイプはパワーポイントでアニメーションを設定したことのある人であれば問題ないでしょう。ダブルエクスポージャーやインサートカットとかに普段から馴染みのある人は少ないと思いますが、テキストの内容を暗記するだけで問題ありません。


                  モデリングに関しては、3DCG経験者が圧倒的に有利です。階層化した時の動き方等を頭の中だけで理解するのは難しいので、合格を目的にするだけならここは捨ててしまっても構いません。その代わり、ペジェ曲線やマッピング、マテリアル設定でしっかりと得点できるようにしておきましょう。


                  リギングは、モーフターゲット、スキニング、インバースキネマティクス(IK)およびフォワードキネマティクス(FK)そしてコンストレインあたりを抑えておけば良いでしょう。ここの分野も実務経験がなくてもテキストだけで十分です。


                  アニメーションは、パスアニメーション、キーフレーム、シミュレーション、そしてキャラクターアニメーションの手法、リップシンクあたりを中心に学習すれば良し。キャラクターアニメーションの手法では、アピールやアンティシペイション、ヒップファースト、セトルやホールドといった個々の手法まで出題されるので理解しておきましょう。かなり覚えることが多いです。


                  シーン構築は、マテリアル表現のサブサーフェススキャッタリング、アンビエントオクルージョン。ライティングでは、方向性ライトや面光源、ポイントライトは特に頻出。グローバルイルミネーションについては、ラジオシティ法、フォトンマップ法、パストレーシングまで踏み込むように。レンダリングは、ビューボリュームのLODやモーションブラー、フォグ効果等のレンダリング手法、そしてZバッファ法、スキャンライン法、レイトレーシング法といったレンダリングアルゴリズムの概要くらいは覚えておくべきです。ここら辺の理解は難しいので、苦手であれば捨てても構いません。


                  リアルタイムCGについては、ハードウェアの基本構成とビルボードやLOD等の技法を覚えておけば十分です。また、ファイル形式については出題されることも多いのですが、すべてのファイル形式の特徴を覚えるのは得策ではないので、JPEGやTIFFといった代表的なものだけ覚えておけばOK。


                  で、知的財産権は過去にエキスパート検定を受験している人であれば対策済みでしょうし、私の場合は中小企業診断士試験の経営法務でここら辺はみっちりとやったので読み飛ばしました。知的財産周りは、CG周りの実務をする上で必ずまとわりついてくるものですので、初学者はここでシッカリと対策しておきましょう。


                  試験前日までに公式問題集をすべて解けるようにしておき、テキストで不安な用語のところに付箋を貼っておきます。当日に付箋の貼られた箇所だけ目を通して、試験会場に向かいます。

                   

                   

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                  | katekyonet | 資格勉強 | 14:29 | comments(0) | - | - | - |
                  エンジニアリングマイスター 独学1発合格 〜勉強時間:30時間〜
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                    ■はじめに

                    本格的にVRアプリを作りたいと考えておりまして、まずは知識取得のために何か資格試験はないかなぁと模索していたところ丁度良いものを発見しました。それが今回取得したエンジニアリングマイスターというもの。このエンジニアリングマイスターというのはCGエンジニアエキスパート検定と画像処理エンジニアエキスパート検定の2つに合格すると与えられるもので、今回はこれら2つの試験をダブル受験して、無事合格することができました。本記事はダブル受験の合格体験記となっていますが、それぞれの検定の特徴なども踏まえて書きますので、片方だけ受験する方もぜひご覧下さい。

                     

                    なお、CGクリエイター検定エキスパートも後日合格しました。

                     

                     

                    ■概要

                    エンジニアリングマイスターというのは公益財団法人 画像情報教育振興協会(通称:CG-ARTS協会)が認定する称号の1つです。この資格体系は少し複雑ですので以下簡単に説明します。

                     

                    まず、CG-ARTS協会がCG-ARTS検定を主催しております。この検定は大きく5つのカテゴリーに分かれておりまして、それぞれ「CGクリエイター検定」「CGエンジニア検定」「Webデザイナー検定」「画像処理エンジニア検定」「マルチメディア検定」となっていて、それぞれの検定に「ベーシック」と「エキスパート」の2つのレベルが設定されております。そして、複数のエキスパート試験(ベーシックを複数合格しても意味ありませんよ!)に合格するとCG-ARTSマイスターとして認定されます。得られるマイスターの組み合わせは以下の4通り。

                     

                     ・「CGマイスター」

                      CGクリエイター + CGエンジニア

                     

                     ・「クリエイティブマイスター」

                      CGクリエイター + Webデザイナー

                     

                     ・「エンジニアリングマイスター」

                      CGエンジニア + 画像処理エンジニア

                     

                     ・「ディジタルメディアマイスター」

                      Webデザイナー + マルチメディア

                     

                     

                    さらに、マイスターの取得数に応じて「ピュア→シルバー→ゴールド→ブラック」と認定証が発行されます。

                     

                    つまり、私は今回CGエンジニアエキスパート検定と画像処理エンジニアエキスパート検定に合格したため、エンジニアリングマイスターとして認定されたとともにマイスターのピュアに認定されたことになります。

                     

                    さて、次に試験日程、試験時間です。

                    試験は年2回、7月の初めと11月の終わりに実施されます。1回の試験でベーシック2つまで、エキスパート2つまで併願可能です。詳しく説明すると、ベーシックは午前、エキスパートは午後に行なわれ、それぞれ2つまで併願できるシステムです。残念ながらエキスパート4種とかは受けられないので注意が必要です。

                    また、単願と併願では試験時間が異なります。併願受験では単願受験の約2倍の試験時間となります。なので、一般的に難しいと言われるCGエンジニアエキスパート検定や画像処理エンジニアエキスパート検定を受験する際に、他の試験区分と併願して試験時間を稼ぐ方法もあるわけです。もっとも、CGエンジニア検定と画像処理エンジニア検定は出題が結構かぶってるので一緒に受けてしまった方が効率が良いのですが、準備不足になってしまった場合にこの手法は使えそうではありますね。

                     

                    次に試験方式ですが、すべてマークシート方式となっていて記述はありません。問題数は大問が10問で、それぞれに小問が4、5つ出題されるので合計40〜50問です。問題冊子は100ページ以上と非常に厚くなっていて、5つの試験区分すべての問題が1つの冊子となっております。マークシートも5検定分すべてマークする箇所があります。この試験は、事前に受験する検定を申告し、その問題を解答しなければなりません。なので、問題が配られてから他の検定が簡単だからといって、受験する試験区分をその場で変更することはできませんので気をつけましょう。事前に選んだ検定試験のところだけにマークしていくことになります。

                    この方式が嬉しいのは、次回受験予定の過去問が手に入るところですね。実は、私も次回はCGクリエイター試験を受験予定なので1回分の過去問が入手できたのは非常に嬉しいです。

                     

                    試験の解答は試験日の1週間以内に公表され、合格発表は約1ヵ月後にされます。マークシートなんだからもうちょっと早く分かってもいいような気もしますが……

                     

                     

                    ■試験結果
                    ・期間:22日(勉強時間 30 時間)
                    ・費用:31,560円(受験料13,200円、参考書代等18,360円)
                    ・得点:CGエンジニアエキスパート検定 82%(70%以上で合格)

                        画像処理エンジニアエキスパート検定 80%(70%以上で合格)

                     

                    1ヵ月かけてある程度シッカリと勉強したら合格基準を10%以上も上回って合格できました。なお、本記事執筆時にはまだ合格は確定していませんので、不合格だった場合は記事を削除します。

                     

                     

                    ■計画

                    まずはいつも通りインターネットで情報収集からです。

                    CG-ARTS検定の中でもCGエンジニアエキスパート検定と画像処理エンジニアエキスパート検定は比較的難易度が高いことが分かりました。なので勉強時間も長めに1ヵ月とりました。

                     

                    調査した結果、物理、特に数学がかなり重要らしいことが分かりました。物理・数学の習熟度レベルで合格までの時間はかなり変わるようです。私の場合は、物理学科出身であり、理系科目の家庭教師をやっていることもあるので、ここら辺は一切心配ありませんでした。数学では線形代数、微分積分、三角関数、極座標変換、物理ではレンズの焦点距離などが不安な方は基礎を固める時間も考慮した方が良いかと思います。フーリエ変換や確率、ガウシアンやラプラシアンに関しては頻出ですが、目的だけ理解すればよいので途中式を1つ1つ丁寧に追う必要はありませんのでご安心ください。

                     

                    さて、学習計画はCGエンジニアと画像処理エンジニアでそれぞれ1日1時間のペースで10日ずつ確保し、最後に試験直前の総復習のためにそれぞれ5時間ずつとりました。参考書と問題集は公式書籍を使いました。具体的には、参考書についてはCGエンジニア検定と画像処理エンジニア検定の共通入門書である「ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門-」、CGエンジニア検定の「コンピュータグラフィックス」、画像処理エンジニア検定の「ディジタル画像処理」の計3冊。問題集はそれぞれの検定用の「CGエンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集」および「画像処理エンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集」の計2冊。参考書と問題集合わせて合計5冊です。

                    しかし「ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門-」は必要なかったかもしれません。もちろんあった方が良いとは思いますが、節約したい方は上記入門書は省いても良いかと。他4冊は必須です。

                     

                    まずはCGエンジニア。

                    学習を開始するのは「CGエンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集」から。本ブログでも何度も申し上げておりますが、最短合格が目的であればまず問題集からはじめてください。学校教育通りに参考書から読み始めるのは愚の骨頂です。読んだだけで頭の中に入るようなら誰も苦労しません。実践あるのみです。参考書は問題集を終わらせてから知識の補完のために利用してください。

                     

                    問題集にはベーシック3回分、エキスパート3回分掲載されておりますので、1日に2回分解けるとして3日で十分でしょう。その際には分からなかった問題だけチェックするようにすれば2回目以降の学習の時間が短縮されます。そして2周目は2日。3周目は1日。合計6日で問題集は終わる計算です。

                    次に参考書の「ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門-」を2日。「コンピュータグラフィックス」を2日。ここまでで合計10日。

                     

                    次に画像処理エンジニア。

                    こちらも「画像処理エンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集」から開始。この本はCGエンジニアの問題集よりボリュームが多く、ベーシック3回分、エキスパート5回分掲載されております。なので1日2回分計算で4日。2周目を2日。3周目を1日の計7日。

                    次に「ディジタル画像処理」はコンピュータグラフィックスよりも少し内容が重そうなので3日で読み切ります。これで画像処理エンジニアだけで合計10日。CGエンジニア検定と合わせて20日経過。

                     

                    最後に試験直前日にそれぞれ5時間ずつ復習して試験に備えます。

                     

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                    | katekyonet | 資格勉強 | 15:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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