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リスク回避型の安定志向は『リスクプレミアム』の分だけ損をしているという現実
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    1.100万円を投資すると確実に25万円値上がる
    2.100万円を投資すると50%の確率で100万円の値上がり益か、50%の確率で50万円を失う


    そんなウマい話があるかどうかはさておき、実際にこのような投資案件があったとした場合にあなたはどちらを選ぶでしょうか?
    本質問に回答する前に次の状況をイメージしてください。


    あなたは銀行に100万円の預金があります。老後資金2,000万円が必要な時代と言われていますが、これから働いて稼ぐにしてもそんなに貯められる気がしません。歳をとるにつれて出費も年々増えていくことも見込まれています。昔は銀行の定期預金の利息が良かったようですが、今の低金利の世の中では100万円につく利息はたかが知れています。


    そんなある日「ピンポーン」。あなたの家のインターホンが鳴りました。革製の黒のカバンを手にして紺色のスーツを着こなした出で立ちの男性がカメラ越しに見えました。年齢は30歳ほどでしょうか。少しパーマのかかった黒色の短髪の下にうかがえる額に少し汗が浮かんでいました。普段から利用している大手銀行の担当者です。簡単な挨拶をしてたわいもない話をした後に彼は本題に入り「只今2つの投資案件があります」と。さらに続けて「1つめは100万円を投資すると確実に25万円値上がります。なので確実に25万円が増えることになります」


    ここで「は?」と、胡散臭いと感じたあなたの感覚は正常です! しかし、そこを考えてしまうと本記事で話そうとしている議論を逸脱してしまうため、登場する銀行の担当者は詐欺ではないという前提でお願いしますね。それでは物語に戻ります。


    確実にお金が増える案件に前向きのあなたに対して、彼は「もうひとつの方ですが」とミネラルウオーターを口に運んでから「100万円を投資すると50%の確率で100万円儲かるか、50%の確率で50万円を失うというものです。先ほどの案件と違って貯金を減らすリスクを伴います」と。


    さて、直感で答えてください。あなたはどちらの案件を選んだでしょうか?
    1の確実に25万円もらえる方? それとも、50万円を失うリスクをとってでも100万円がもらえる方?


    ちなみに1を選ぶ人が多い傾向にあるようです。これについて詳細を論じる前に次の2択を考えてみてください。

     

    1.100万円を投資すると確実に20万円値上がる
    2.100万円を投資すると50%の確率で100万円の値上がり益か、50%の確率で50万円を失う


    さて、今度はどちらを選びましたか?


    期待値計算をしてみると分かりますが今回提示した2択において期待される利益は、1の選択肢が20万円であるのに対して2の選択肢は25万円です。つまり、2の選択肢を選ぶほうが賢いということになります。にも関わらず、全員が2を選択せずに1を選んでしまう人もいたということです。はじめの選択肢と加えてこのことについての議論が今回のテーマとなります。

     

     

    ■リスクプレミアムという考え方
    まず本議論を進めていく前にリスクプレミアムという考え方を理解する必要があります。経済学を学習してきた人にとってはお馴染みの用語でしょうが、そうでない方のために簡単に説明させてください。


    リスクプレミアムとは『あるリスク資産の期待収益率から無リスク資産の期待収益率を引いた差』のことです。これは、『リスクをとることによって上乗せされた利益』と言い換えることができます。


    ここで冒頭で紹介した2つの選択肢をみていきましょう。

     

    1.100万円を投資すると確実に25万円値上がる
    2.100万円を投資すると50%の確率で100万円の値上がり益か、50%の確率で50万円を失う


    期待値としてはどちらも25万円です。試しに2について計算してみると"50%×100万円ー50%×50万円=25万円"となりますね。しかし、実際にアンケートをとってみると1の選択肢「100万円を投資すると確実に25万円値上がる」が選ばれる割合が多いことが分かっています。どちらも期待値は変わらないにも関わらずです。これは数字だけで考えると不思議な現象です。


    次に選択肢1を次のように投資しない選択肢へ変えてみましょう。

     

    1.100万円を投資せずに貯金する
    2.100万円を投資すると50%の確率で100万円の値上がり益か、50%の確率で50万円を失う


    このケースにおいて2の「100万円を投資すると50%の確率で100万円の値上がり益か、50%の確率で50万円を失う」の選択をすると明確に回答した人の割合が30%程度であるという調査もあります。すでに皆さんはご認識の通り、2の選択肢の期待値は25万円のプラスなので投資をした方が得に決まっています。


    これは損失回避行動と言われいて、人は得することよりも損をすることを嫌がるという性質によるものだそうです。つまり、人は概して数字通りに実行できず、リスクを回避して安定した利益を選ぶ傾向にあるということです。ここで数字通りに思い切りができるーーすなわちリスクを取れるという姿勢はそれだけで得することができるということです。


    世の中は、このようにリスクを回避することで損をすることが多いです。理由は先ほど述べたように、安定した利益に対してはリスク分が上乗せされない一方で、リスク資産についてはリスク分が上乗せされるからです。例えば多くの保険商品はリスク回避思考を逆手に取った商売ですし、利回りの良い投資信託や債券があるにも関わらず貯金を選ぶ人が多いですよね。


    そのような理由からリスクを避けている人は、避けていない人に比べて気がつかない間に損をしていることになります。これこそがリスクプレミアムによるものです。


    さて、冒頭の選択肢も戻りますが、この2つのケースでは1の「100万円を投資すると確実に20万円値上がる」には5万円のリスクプレミアムが上乗せされていることになります。なぜならば2の「100万円を投資すると50%の確率で100万円の値上がり益か、50%の確率で50万円を失う」の期待利益が25万円だからです。

     

     

    ■人と同じことをしていては大きなリターンを得られない根拠
    ソフトバンクの孫正義社長は何か事業をする際に勝率が6割であれば実行すると話されておりました。これは非常に合理的な思考です。半分より高い確率で勝てるのですから。

     

    しかし、実際にこのように決断して実行できる人はどのくらいいるでしょうか。先ほど説明したように人はリスクを回避する傾向にあるので、多くの人は6割程度の勝率ではリスクプレミアム分を上回るほどの大きなリターンが見込めないと実行できません。そもそも勝率が高い勝負であれば誰でも戦ってしまうため、そこに優位性がなくなってしまいます。その結果、リターンが少なくなるのは当然の帰結です。


    これが人と同じことをしていては成功できないという根拠です。人は基本的にリスク回避的です。人と同じことをするということはリターンの少ない安定を求めているということです。もちろんそれはそれで幸せな人もいるかと思いますが、リターンを大きくするという意味では誤った行動と言わざるを得ません。


    そもそも世の中は、何かを選択すれば何かを失うようになっています。これまで金銭について考えてきましたがそれだけに限りません。このことは、知識や人脈、社会的地位や名声など多岐に渡って応用できます。ほとんどの人はリスク回避的な行動をとることで今ある現状を維持しながら何かを得ようと動きます。その行動の結果は一見すると何も損をしていないように見えますが、リスクを取っていれば得られた利益を失っていることになりますーーこれを機会損失といいます。この機会損失を念頭に入れて、リスクを許容できるようになるとリスク回避思考から抜け出せるようになれるかもしれません。

     

     

    ■最後に
    以上から、リスクを許容することでリスクプレミアムの分だけ得ができ、また、大多数のリスク回避思考から抜け出した行動をとることで大きなリターンが得られるようになることが期待できます。


    本記事内でも述べたように、リスクを取るということは金銭的な話だけではありません。もちろんリスクをとらずに安定的な人生を歩むことも一つの選択だと思います。しかし往々にしてリスクをとることが自分の思った人生への近道になることは覚えておきたいですね。





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    | katekyonet | 教育 | 18:30 | comments(0) | - | - | - |
    成功体験よりも失敗体験を多く知ることの重要性について語ってみる
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      ハインリッヒの法則をご存知でしょうか。これは『1:29:300の法則』とも呼ばれることもある労働災害における経験則のことで「1件の重大事故の背後には29件の軽易な事故があり、さらにその背後には300の事故には至らなかった"ヒヤリとした"体験が存在する」というものです。この経験則は何も労働災害にのみ当てはまるものではありません。成功についても同様に、1つの成功の背後には29の小さな成功、そして成功に至らなかった300の試みがあります。これを『逆ハインリッヒの法則』と呼ぶ人もいるようです。


      人は概して成功体験を聞きたがります。SNSを見ていても成功経験の反響が多い一方で、失敗経験はそんなに共感を得られているように見えません。なぜ人は成功体験を聞きたがるのか。それはほとんどの人が怠惰であり、最小限の努力で成功したいーー換言すれば、楽をしたいからです。成功体験をなぞって成功できることほど楽なことはありませんからね。


      私が今回主張したいのは他人の成功体験を真似することよりも参考にすべきことがある。それが「成功経験よりも失敗経験が重要である」ということです。

       

       

      ■成功はタイミングによるところが多い
      成功を「運」と一言で決定づける人もいるかもしれません。確かに運も必要ですが、当然運だけで成し得るものではありません。「実力」があってこその成功です。この「実力」があればあるほど成功の確率は上がっていきます。実力というのは、その人自身の知識やスキルの他、ノウハウも含まれます。


      つまり、成功というのは運と実力によるところが多い。運をタイミングと読み替えれば『タイミング×実力(知識×スキル×ノウハウ)』で成功の可否が決まります。つまり、どれだけ実力があってもタイミングが合わなければダメで、逆にどんなにタイミングが良くても実力が伴わなければ成功することは難しい。

       

      成功の公式


      他人の成功体験は、成功する要素の1つである実力の中の更にノウハウ部分についてしか言及されていないことが問題です。ベースとなる知識やスキルが十分でなければノウハウを生かせませんし、尚且つタイミングが合わなければ成功できない。ごく稀に成功体験をなぞったことで成功できたという話を聞きますが、これはすべての条件がたまたま一致した状況に過ぎないということです。

       

       

      ■失敗体験は再現性がある
      逆ハインリッヒの法則から、数ある失敗の中に埋もれているものが成功であることが分かります。そして、その成功をたまたま運良く引き寄せられれば良いのですが、多くの場合はそんなにうまくいきません。数ある失敗をかいくぐった先に成功があります。

      成功と失敗のイメージ図
      成功と失敗のイメージ図


      当然ですが、失敗体験を全く同じタイミングでなぞれば同じように失敗することができます。逆に考えれば、そのような体験を避けていけばいつかは成功にたどり着けるとも言えます。これは並大抵の努力でやり切れるものではなく、何十回、時には何百回もトライすることにもなります


      被害を最小限に抑えるためには多くの失敗体験を聞くことです。当然、それだけで失敗パターンを網羅できるわけがないので、自分自身で何度も何度も試行錯誤を重ねた結果、成功体験を掴むことに繋がります。多くの人が怠惰であるという前提で考えれば、失敗体験で皆の共感を得られるわけがありません。なぜならば、失敗体験を知った後で膨大な努力を経なければ成功できないことは明白だからです。

       

       

      ■最後に
      多くの人は成功体験を聞きたがり、実際にSNSでも「いいね」が多く付くことからも共感が得られやすいのでしょう。しかし、成功体験をなぞるほとんどの人は失敗に終わるということがお分かりいただけたかと思います。そこで、成功体験は参考程度にとどめておいて失敗体験に興味をもつことで他の人から一歩先んじることができます。


      私は人から話を聞くときは成功体験を重視しません。それよりも失敗体験の方が興味があり、過去にどんな失敗があって、それに対してどう考えて、どういうアクションを起こしたか、という質問をします。資格試験の受験においても、失敗した勉強法に注力して情報を集め、最後に合格体験記をもとに計画を立てています。


      華やかな成功体験の陰には多くの失敗が隠れている。この事実に気がつき、そして多くの失敗を知り、自分で試行錯誤する人が成功できるのでしょう。




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      | katekyonet | 教育 | 17:59 | comments(0) | - | - | - |
      プログラミング教育について 〜学ぶべき理由とは〜
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        JUGEMテーマ:教育

        JUGEMテーマ:プログラミング

         

         

        ■はじめに
        近年、プログラミングを学ぼうとしている人が増えているようです。学校内での教育だけでなく、専門塾までも開校されています。
        今回は、プログラミング教育のメリットとデメリットについて書きたいと思います。

         

        ■プログラミングとは
        プログラミングとは"コンピュータプログラムを作成することにより人間の意図した処理を行うようにコンピュータに指示を与える行為である"と、Wikipediaに説明されています。これではちょっと分かりにくいので、まずはプログラミングの説明から入りたいと思います。

        一般的なコンピュータは人間の言葉を理解できません。コンピュータが理解できるのはプログラミング言語のみです。最近のコンピュータにはSiriなどの機能がついていて人間の言葉を理解してくれるものもあります。今はそれを無視してください(実は、それらの音声認識もプログラミングによって実現されているのですが)。
        そこで、コンピュータに何か仕事をしてもらう場合には、コンピュータが理解できる言語を用いなければなりません。それがプログラミング言語です。日本語の分からない海外の人に日本語は通じないため、相手の言語を話す必要がありますよね? こちらが相手に何かを伝えようとした場合には相手の言語を用いなければならないことと同じです。

        "コンピュータプログラムを作成することにより人間の意図した処理を行うようにコンピュータに指示を与える行為"とは"コンピュータの理解できる「プログラミング言語」を使って、自分がして欲しい仕事をコンピュータに依頼すること"ということです。


        ■プログラミングの種類
        先ほどプログラミング言語について説明しましたが、プログラミング言語の数だけプログラミングの種類が存在します。C言語、Java、Ruby、PHP、Pythonなどなど…… どうしてそんなにたくさん存在するの? と疑問に持たれるかもしれませんが、我々の世界にも日本語、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語等、複数の言語が存在します。それらは文化に密着して作られました。文化とは人間たちが生活しやすいように作り上げられたものです。換言すれば、その地に住む人たちの用途に合わせて進化したものともいえます。それぞれには得意分野と不得意分野があります。文法に関しては日本語は簡単だが、読み書きは難しく、逆に英語は読み書きは比較的簡単だが、その分文法が難しいなど。
        プログラミングも同じで個々の文化によって種類が分けられており、それぞれの得意分野と不得意分野があります。具体的には、C++と呼ばれる言語は多言語に比べて比較的処理速度が早く、コンピュータの奥深くまで操作することが出来るので組み込み型の製品に使用されます。一方で、Javaと呼ばれる言語は処理速度はC++ほど早くはありませんが、複数人で行なう大規模作業に適しており、大規模システムに使用されています。

        プログラミングを学ぶ場合には自分の目的に応じて適切なプログラミング言語を選択することになります。


        ■プログラミングで何ができるの?
        プログラミングを学んで何ができるのか、はこれからプログラミングを学ぶ方にとっては興味深い内容だと思います。結論を言いますと、プログラミングを使えば基本的に人間のする作業であれば全てできます。この世の中にはウィザードと呼ばれるスーパープログラマーが約1,000人存在すると言われており、彼らはプログラミングを使って何でも作ってしまうようです。それがまるで魔法のように見えるのでウィザード(魔法使い)と呼ばれています。

        また、プログラミングによって自分自身の分身を作ることも可能です。前述したように、人間のする作業はすべてできます。特に、コンピュータは単純作業、反復作業が得意です。そこで、本来自分がやらなければならない退屈な単純作業、反復作業をプログラミングをすることでコンピュータに依頼でき、自分自身の自由な時間が作れます。

        将来たくさん働きたい人にとっても、楽をしたい人にとってもプログラミングは有益です。


        ■プログラミングができる人にお願いすればいいんじゃないの?
        世の中にはプログラミングを書ける人がそれほど多くはなく、習得に少々時間を要することから、プログラミングの作成を依頼する人が多々おります。しかし、プログラミングができない人が効率よく仕事の依頼をできるでしょうか?

        筆者は、実務でプログラミングを書くことが多く、他人から依頼されることも多いのですが、プログラミングができる人とできない人の依頼の仕方には大きな差があります。
        できる人は、何が簡単で何が難しいかを理解しているため、依頼内容が非常に的確になる傾向にあります。そのため、無理なスケジューリングを設定せず、作成するプログラミングも詳細に説明してくれるため、場合によっては短期間で作業が完了することもあります。一方、できない人からの依頼は非常に難しい。概してできない人は完成形の機能から作業量を見積もる傾向にあります。そのため、プログラミングで実装するのが難しい機能であっても簡単だと誤断し、スケジューリング設定などでしばしばトラブルが生じます。その結果、開発が長期間に渡り依頼料が膨大になることもあるし、最悪のケースでは依頼自体が途中で反故になることもあります。

        将来的にプログラミングの作成を依頼する立場につくつもりならプログラミングの習得を推奨します


        ■どのプログラミング言語からやったらいいの?
        先ほど各プログラミング言語にはそれぞれの得意分野があると説明しました。ですので、目的に応じたものを学ぶのが良いと思います。しかし、プログラミング言語には比較的習得の困難なものから容易なものまで幅広くあります。
        筆者は、はじめ大学の研究室にて高速計算をする必要があったためC++からはじめました。このC++という言語はプログラミング言語の中でも非常に難しい部類に分類されるため、筆者は見事に一度挫折を経験しました。その3年後にウェブページを作りたいと思って手をつけたのがPHPと呼ばれる言語です。
        PHPは、軽量プログラミング言語(lightweight language)と呼ばれる比較的習得が容易なプログラミング群に分類されます。書店にある参考書などもC++と比べて簡単なものも多く、簡単に作りたいものが作れました。初めて自分の動かしたいものを自分で作ることができたため、ここで初めてプログラミングの楽しさを知りました。
        一度プログラミングが書けるようになると、基礎が分かり、モチベーションも上がるため、その後Java、C++と勉強を進めても挫折する恐れは極端に減ります。実際に、筆者は現在ではJavaを使って個人でAndroidアプリの開発をしていますし、業務でC++を使用しています。

        よほどプログラミングを学ぶ意識が高ければ目的にあったものを、そうでなければ軽量プログラミング言語から学ぶことを推奨します。どの軽量プログラミングにするか迷った場合は、RubyかPHPをお勧めします。これらは多くのシステムで使われているため、将来仕事で利用する可能性が高いからです。特に、グローバルで活躍したいのであればPHPを習得するのがベターです。例えば、faceboodは当初PHPで開発されていました。Rubyは国内で作られたという経緯があるため、日本では多く使われていますが、世界的にはまだPHPの方が主流だからです。また、RubyはPHPと比べて多少堅いという特徴があります。PHPは初心者が自由気ままに書いても動いてくれますが、Rubyにはある程度守らなければならない作法があります。

        以下のサイトにおいてもPHPをまず学び、その後にRubyなどの他言語を学んだ方が良いと紹介されています。

         

        参考URL:『WebプログラマーとしてPHPは必須、でも他言語できないと厳しくなる』

         

        ■最後に
        以上のようにプログラミングの必要性は非常に高く、年々世界的にも需要が増えています。ただ単に就職のために学ぶというのも良いかもしれませんが、やはり自分自身がプログラミングを必要と感じて学習する方がスキル向上も早く、長続きもするでしょう。プログラミングは日々進化を遂げており、プログラミングでできることは未知数です。将来大きなことを成し遂げたい人も、楽をしたい人も、自分自身の分身を作るため、と考えて取り組んでみてはいかがでしょうか。

         

        以下の書籍は筆者がはじめてPHPを学んだ時に使用した入門書です。HTMLとCSSを絡めて学べるので、ウェブページなどを作成したい方には特にお勧めです。はじめは簡単な画面への出力、そして最後の方ではツイッターの作り方まで載っています。入門書でプログラミングの面白みを感じたら次のステップへ。まずは1冊を仕上げ、その後に中級者向けの書籍に進んでください。
         




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        | katekyonet | 教育 | 16:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        他人は変えられない 〜自己研鑽することの大切さ〜
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          JUGEMテーマ:教育

           


          「人間関係が面倒くさい」
          「あの人は自分のことをどう考えてるんだろう」
          「どうしてあの人はあんなことを言うんだろう」

          こんな心配を抱いたことがあるだろうか?

          本記事は、そんな心配をしている方の不安を少しでも取り除く力になれたらと思う。


          ■どうして他人が気になるの?
          他人が気になる最大の理由は「自分を良く見せたいから」と言われている。「悪く思われたくない」「否定されたくない」「叱られたくない」――このような逃げの感情、すなわちマイナス思考を払拭したいという願望から、自分自身の気持ちを押し殺してまでも他人からの評価を得たいと思ってしまうようだ。

          人間は周囲の環境とは切っても切り離せない関係にある。大昔は違かったかもしれない。自分で野菜を育てて、動物を狩り、魚を釣って食べる。衣服も樹皮や草、獣や魚の皮を繋げて作っていた時代だった。しかし、現代ではそれはほとんど不可能になっている。様々な規制に縛られてしまい、勝手に動植物を採取することはできないし、変な服装をしていたら警官に呼び止められて厳重に注意されることだってあり得る。つまり、社会のしがらみが多いのだ。

          そんな現代では他人との関係は無視できないものとなっている。自分勝手に生きていては嫌われてしまう。逆に、他人に良くしていればいざとなった時に助けてくれるかもしれない。そんな経緯もあって現代人には他人の目を気にする人が多いのだろう。

          他人が気になるのであれば、どうしたら良いのだろうか。


          ■他人を変えられればいいのに……
          絶対にそんなことを考えてはいけない。他人を変えようとして不幸になるのは他でもない自分自身だ。時として、変えようとした他人さえも不幸にしてしまう最悪な手段だ。

          さて、あなたが楽しくゲームをしていたとしよう。そこで周りから「そんなことやめて、早く読書をしなさい!」と言われたらどう思うだろうか。素直に納得して読書をはじめる人もいるかもしれない。しかし、ほとんどの人は不満に思いながらも渋々読書をはじめるか、無視してゲームをするか、反抗するか、のいずれかであろう。

          この状況は誰一人得をしていないことに注意してもらいたい。いや、得をしていることがあるとすれば、それは「読書しなさい!」と言った人が他人を支配できたという達成感だけだろう。そんなのには何の意味もない。大事なのは、読書させることではなく、言われた本人が自分で読書が必要だと価値観を納得することだからだ。

          他人を変えようとしてもお互いの関係が悪化してしまうことにお分かりいただけたであろうか。もしかしたら他人を変えることは可能かもしれない。しかし、他人を変えられたとしてもそれには多大な労力を要し、よしんば変わったとしてもそれが本当に他人のプラスになることかどうか分からない。将来ゲーム関連の仕事をしたいと考えている人であれば、読書よりもゲームをすることの方が役に立つことだって考えられるからだ。

          他人が気になるのに、他人は変えられない。それじゃあ泣き寝入りして他人に合わせるしかないのだろうか。これは困った。


          ■人を見る目を養うという選択肢
          他人を変えられないことに気がついた人が次に辿り着く1つの選択肢は、だったら自分にとってプラスになる人と付き合えばいいだけだろう、という考えだ。

          多くの人は、直感で人を判断する。いわゆる第一印象(ファーストインプレッション)というやつだ。しかも厄介なことに、この第一印象は余程のことが無い限り覆すのは難しい。
          「良い人だと思ってたのにこんな酷い人だとは思わなかった」「無口だと思ってたのにおしゃべりだった」「出来る人だと思ってるのに残念だ」――あなたは他人と長らく生活してみて、こんな感情を抱いたことはないだろうか。そこで憤りを感じる人もいるだろう。そこで悪い人間関係に巻き込まれてしまって最悪だと考えるかもしれない。しかし、それは相手としては迷惑この上ない話だ。なぜなら、勝手に自分のイメージを作り出されて、それと異なっていたという理由で不機嫌になられるのだから。

          この第一印象による弊害は、人を見る目を養うことで回避できる。
          残念ながら、人と会っただけでその人となりを完璧に把握するのは不可能だ。それは実社会に目を向ければ分かることである。ほとんどの企業は人材募集において面接という手段をとっている。そして5月病という用語があることからも分かる通り、当初マッチングしたにも関わらず、企業側はすぐに辞める人間だということを見抜けないのだ。


          ■人を見る目を養う方法
          人を見る目というのはただ単に人生経験が長いというだけでは身につかない。PDCAサイクルを回すことで養うことができる。PDCAを知らない方はインターネットで調べると良い。

          第一印象でその人を決定づけるのではなくまずは、きっとこういう人だろうな、と相手の人間像を予想する(少し強引だがこの予想がPDCAのP(計画)に対応)。そして、実際に少し生活してみて(D)、その人を再認識する(C)。もし予想と違っていたらイメージを修正する(A)。そして再びその人を予想し直す。

          再認識の過程で確認すべきなのは、その人の言動と行動だ。言動の捉え方は、その人のイメージに左右されることが多い。あなたのイメージを通じたその人の言動と、実際にしたその人の行動が一致しているのか確認するのだ。一致しているのであれば、もう少し生活してみて、再々認識する。これを1年くらい続けて問題なければ、あなたのイメージ通りの人だったということだろう。これを継続することで徐々に第一印象で人を見分ける力がつくはずだ。

          以上の方法により、人を見極める力がつくことで付き合う相手を選別することが可能になる。くだらない人間関係に巻き込まれる恐れは激減するだろう。が、これにも問題がある。人を見る目というものは養うのが難しく、今まで説明してきた通り少々大変だ。


          ■そこで自己研鑽の出番!
          初めに、他人が気になる最大の理由は「自分を良く見せたいから」と説明した。そう思う最大の原因は、自分に自信がないからだ。だとすれば、自分が変わってしまえばいい。もう他人を変えたり、見極める必要もない。

          経営コンサルタントとして有名な大前研一は、人が変わる方法は3つしかないと主張している。
           1.時間配分を変える
           2.住む場所を変える
           3.付き合う人を変える


          これら3つをひとつずつ変えていく必要はない。全部一気に変えてしまえば良い。その方法が自己研鑽だ。今回は自己研鑽の中でも資格勉強にしぼって議論を進めていく。もちろん運動でも音楽でも何でも置き換えられるので、あなたの状況にあてはめて以下読み進めてもらいたい。

          1つめの時間配分。
          自己研鑽をするようになると時間配分は自然と変わってくる。電車の中で勉強するようになるだろうし、風呂の中にも参考書を持ち込むようになる。帰宅してからテレビを見る時間を勉強にあてるようにもなるだろう。
          勉強時間を確保するために、仕事を早く終えるように思考した結果、タスクの優先順位をつけられるようになるかもしれない。

          2つめの住む場所。
          勉強するようになると自宅から離れるようになる人も多い。筆者の場合は、図書館や自習室に入り浸ることが多い。休日は一日中そこにいることもしばしば。図書館や資格学校の近くに引っ越してしまっても良いだろう。

          3つめは付き合う人。
          試験日が間近に迫ると、居酒屋で遊び呆ける仲間と一緒にいる時間が減って、その代わりに勉強を教えてくれる仲間、一緒に勉強する仲間、との時間が増える。資格勉強での勉強会などに参加すると、普段で会えなかった人と出会うことにもなる。

          このように自己研鑽することで簡単に自分を変えることができるのである。


          ■最後に
          結局、他人のことなんて気にしないで自分自身を変えることが一番なのだ。自己研鑽をすることで人はどんどん成長できて、付き合う相手も勝手に変わっていく。他人のことなんて一切気にする必要はなく、自分に合う人間が自然と向こうから近寄ってきてくれる。これはただ単純に自分が努力すればいいだけの話だ。自己研鑽が素晴らしいのは、他人が気にならなくなることだけではなく、人間関係も非常に良いものとなっていく。

          筆者も以前は人間関係を自分から構築しようと躍起になっていた時期があった。しかし、人間というものは不思議で、自分から求めると逃げて行ってしまい、求めなければ近寄ってきてくれる。その結果、今では、自分から追い求めて関係が続いている人は1人もいない。いたとしてもほとんど疎遠になっているため赤の他人同然だ。逆に、何も考えずに自然に付き合うようになった人とは長く続いている。

          是非とも皆さんは他人を変えるという不毛なことをせずに、自分自身が成長する選択肢を選んでもらいたい。




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          | katekyonet | 教育 | 11:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          「機会」に「強み」を乗せるということ 〜中小企業のためのSWOT分析〜
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            JUGEMテーマ:教育

            JUGEMテーマ:ビジネス

             

             

            ■はじめに
            今ではSWOT分析という言葉をよく聞きます。しかし、SWOT分析を正しく使えている人はどれほどいるでしょうか? 本記事では物語を用いて、主に中小企業のSWOT分析の使い方に絞って説明していきます。

            SWOT分析とは、企業の経営者が意思決定をする際に使うフレームワークのことです。フレームワークとは、特定の事柄だけでなく、幅広く一般に利用することができる共通の考え方のことです。

            SWOT分析を説明している書籍やホームページは数多いのですが、本記事では中小企業にとってのSWOT分析に絞って説明していきます。実は、SWOT分析というものは企業の成長段階によって使用方法が異なり、大企業と中小企業のそれとでは全く違います。

            とは言っても、いきなり中小企業のSWOT分析の応用を説明してもついて来られない人も多いでしょう。そこで、はじめに簡単にSWOT分析とは何か、というところからはじめたいと思います。もちろん、SWOT分析をご存知の方は読み飛ばして「■中小企業のSWOT分析」から読んでいただいても構いません。


            ■SWOT分析
            SWOT分析とは、前述した通り、意思決定におけるフレームワークです。
            SはStrength(強み)、WはWeakness(弱み)、OはOpportunity(機会)、TはThreat(脅威)の頭文字を繋げてSWOT(スウォット)分析と呼ばれます。

            特に「強み」と「弱み」は内的要因、「機会」と「脅威」は外的要因、といい、前者は企業自身がコントロールできる範囲、後者は企業自身ではコントロールできない企業を取り巻く環境のことです。例えば、高い研究開発力は強み、知名度の低さは弱み、需要の波は機会、不景気は脅威、というように。この例からも分かるように強みと弱みは自身でコントロール可能な一方、機会と脅威はコントロール外にあるといえます。


            ■中小企業のSWOT分析
            さて、それでは中小企業のSWOT分析の活用法について論じていきます。
            基本的に中小企業ではSWOT分析の4つの要素(強み、弱み、機会、脅威)の中から2つしか考えません。それは「強み」と「機会」です。機会に合わせて強みを生かすという戦略を採用するのが最適であり「機会→強み」の順に分析する流れになります。

            そんなこと言わずに4つ全てを考慮したらどうか、と反論する人もいるかもしれません。しかし、中小企業は一般的に経営するための資本が不足しています。人においても従業員が限られているし、金においても資本は限られています。そのため、4つの要因すべてに投資することができないのが実状です。
            まず「脅威」を回避する術は中小企業には極めて困難です。大企業等ならまだしも、影響力の少ない会社が周囲の環境を変えることはほぼ不可能なのは容易に想像できるでしょう。
            一番厄介なのは「弱み」の優先順位が低いことの理解です。弱みの克服は強みの強化と比べて難しく、弱みを克服することによる効果は強みを強化することによるそれと比べて薄いのです。

            以上の内容を文章だけで理解することは容易ではないでしょう。そこで、今回も太郎君を主役とした物語で説明していきたいと思います。


            ■物語スタート

            ◇機会
            「最近楽しいことがないなぁ……」
            太郎君はぼやきました。
            太郎君は何でもできるような完璧超人ではありません。勉強は全般的に得意。スポーツに関しては得意なものはそこそこですが、苦手なものは全然できません。

            太郎君はちやほやされるのが大好きです。前回の中間テストでは問題の把握と適切な課題設定、そして具体的な対応策を練ることでクラス順位3位という素晴らしい結果を残してちやほやされましたが、それもすでに過去のこと。そこで、次にちやほやされるような大きなイベントがあるかどうか探ることにしました。

            思いついたが吉日。太郎君は早速先生に今後のスケジュールを伺いに職員室に向かうことにしました。クラスメートの雑談の聞こえる教室を後にすると、ペタペタと上履きの踵を踏みながら誰もいない静かな階段を一段一段上がっていきます。そして最後の一段を上り終えた後、右足でつま先立ちをして、右手の人差し指と中指で靴の踵を起こしてゆっくりと足を入れました。右足でトントン床を鳴らして履き具合を整えた後、左側も同様に履き直します。
            少し歩いて突きあたりを右側に進むとすぐに左手に扉が現れました。太郎君はそこで大きく深呼吸しました。普段は近づかない特別な部屋――職員室です。平常より早い心拍数を少しでも和らげるようにもう一度大きく深呼吸して、横開きの扉を一気に開けました。
            「失礼します!」
            元気よく声を上げてから、首をゆっくりと右に動かして担任の鈴木先生を探します。奥の窓際に黒縁眼鏡のスーツを着た男教師を見つけると、太郎君は部屋の中に右足を踏み入れました。

            「どうしたんだ? 太郎君」
            そう言いながら、鈴木先生は足を組んだままキャスターつきの回転椅子に座ったまま太郎君に向き直ります。
            眼鏡の奥から見える切れ長の目が真っ直ぐに太郎君を見据えます。その視線に太郎君は多少たじろぎながらも口を開きました。
            「鈴木先生。今後のスケジュールについて伺いたいんです。中間テストは終わってしまったので、そういう学校行事は直近で何かありますか?」
            すると顎に手を当てて鈴木先生は考え込んだ後、机の上に揃えられたバインダーから1つ抜き出して開きはじめました。パラパラめくって今月のカレンダーページで手が止まりました。それをジッと見つめてから
            「今月の終わりに球技大会があるな」
            鈴木先生がページをめくって次の月に進むところで太郎君が質問を投げかけます。
            「球技大会ってどんな種目があるんですか?」

             

            機会「球技大会が開催すること」


            ◇強み
            太郎君は職員室に来る時よりも大きな足音を鳴らしながら教室に帰りました。廊下に差し込む強い日差しがまるで太郎君の心に呼応したように燦燦と廊下を照り付けます。教室に戻って席に着くと、いつもと違って部屋の中が明るく感じました。

            机の中からノートを出してから早速、鈴木先生の話しを思い出して書き綴ります。
            ――野球、バスケットボール、サッカー。
            それが球技大会の種目でした。
            この中から自分が参加するスポーツをひとつだけ選んで参加することになります。そこで太郎君は、気分に任せて漠然と決めるのではなく、ひとつずつ分析することにしました。

             

            まずは野球。
            太郎君は今までまともに野球をやったことがありません。小さい頃にお父さんにバッティングセンターに連れて行ってもらった記憶があるくらいで、それ以来バットを掴んだこともありませんでした。

             

            次にサッカー。
            小学生になった時から少年サッカー団に入っていましたので野球よりは自信があります。ボールの扱いには慣れていますし、ロングパスでもある程度正確に出すことができます。しかし、太郎君が得意なポジションはディフェンスでした。重要なポジションであることには間違いありませんが、お世辞でもちやほやされるポジションではありません。取りあえず保留にして次の種目を考えることにしました。

             

            最後にバスケットボール。
            友達と頻繁に遊んでいるスポーツです。ルールは分かっていますし、レイアップシュートはほとんどミスすることなく入れることができます。フィールドに上がる人数が5人と非常に少ないため目立つこともできるところに太郎君は目をつけました。サッカーで地味に活躍するよりもバスケットボールで活躍する方がちやほやされそうだと考えました。

             

             

            以上から、太郎君はバスケットボールを選択することに決めました。
            しかし、太郎君の欠点は体力。並みのプレイヤーの持久力はありますが、1試合をフルで走り続けることはできません。バスケットボールはひとりで攻防ともにやらなければならく、ずっと走り続けなければなりません。また、太郎君はシュートが得意なのですが、さらに活躍するためにはシュートの精度を上げる必要があります。球技大会まで1ヶ月。太郎君は自分の得意なバスケットボールに注力し、特に自分の強みであるシュート力をさらに伸ばすことに決めました。

             

            強み「バスケットボール。特にシュート力」

             

            ◇エピローグ
            1ヶ月後。球技大会という機会に、自分の強みであるバスケットボール、特にシュート力を高めることで球技大会では大活躍できました。体力づくりもしていましたが、中々短期間で克服することは難しかったため、フルタイムで試合に出ることは叶いませんでした。が、限られた時間の中で見事にシュートを入れまくることに成功し、スリーポイントシュートも多く決めることができました。
            しかし、バスケットボールはチームスポーツ。残念ながら決勝戦でバスケットボール部が多く所属しているクラスに負けてしまいました。
            大会の表彰式では、全プレイヤーの中で一番得点したベストシューターとしてMVPを取ることができました。


            ■最後に
            何でもできる人ならともかく、ほとんどの人は何でもできるわけではありません。しかし、何でもできる人でなくとも機会を見逃さず、その機会に対して自分の得意なことを絞って力を入れれば、突出することが可能です。

            これは、実際のビジネスにおいても同じです。
            資金も人材も豊富な大企業と違って、中小企業は限られたリソースで戦わなければなりません。そんな中小企業が周囲との差別化を図る最良の手段は、脅威を避けたり、弱みを克服することではありません。機会に強みを生かすことで差別化を図ることができるのです。

            あなたが学生にしろ、中小企業の経営者であるにしろ。もしも活躍したければ、周囲の流れやイベントを注意深く観察すること。そして、自身のアンテナに引っかかるものがあったら、自分を分析し、生かせる強みを発見し、それを他の誰にも負けないようにさらに伸ばすこと、が大事なのです。

             




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            | katekyonet | 教育 | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            相手を説得する方法
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              JUGEMテーマ:教育
              JUGEMテーマ:塾と家庭教師

              あなたが人と一緒に何かをしている以上、必ず相手を説得する場面に出くわすだろう。その時、あなたはどのように対応しているだろうか。叱る人、優しくなだめる人、説得せずに自分でやってしまう人、様々だろう。
              本記事では、説得することを前提として、その方法として最良と考えられるものについて述べようと思う。


              ■相手を叱るのは最悪
              最初に、相手を叱ることが説得する手段に向いていないことを論じたい。
              学生だった時を思い出してほしい。教師が生徒を頭ごなしに叱りつけていることが結構あったかと思う。あなた自身が叱られたこともあるかもしれない。その際に、叱られた生徒はどのように感じ、その後どのように考え、行動しただろうか。素直な生徒であれば、叱られたことを真摯に受け止めたかもしれない。しかし、ほとんどの生徒は叱られたからといって、そのまま納得することはないだろう。むしろ、叱りつけた教師に腹を立てた経験も多いだろう。そして、裏で悪態をつく、表面上だけ取り繕う等、様々なアクションを起こしただろう。
              つまり、相手を叱ったとしても、相手を心底から納得させることは出来ず、さらに顰蹙をくらうことが多く、本質的な解決にはつながりにくいのである。


              ■人間は人から指示されることを嫌う
              人間は誰しも自分勝手に振る舞いたいものだ。それは子供をみれば一目瞭然だ。社会経験をしていない子供はわがままで、自分の思い通りにならなければ泣き喚くことも多々ある。大人になって相手を気遣うようになったり、相手のために何かをするようになるのは、学校そして会社という一連の教育の中で身についた結果である。
              例外として尊敬する人から指示される場合は、自ら納得して従うこともあるが、不特定多数から尊敬されることは現実的でなく、実際は初めて出会った人に何かを頼むことは多いので、現実的ではないだろう。


              ■相手が自ら行うように仕向ける
              それでは相手を説得せずに自分でやってしまえば良いのか。その答えはNOである。なぜならば、自分自身で出来ることは限られており、大きなことをやり遂げようとするならば必ず誰かの力が必要になる。大きなことでなくとも、日々の雑用などを自分ではなく相手にやってもらえれば、それだけ自分の時間が増えて、自分のやりたいことができるようになる。
              しかし、前述したように人は指示されることを嫌う。それであれば、自ら実践するように話し方を変えてやればいいのだ。つまり、相手の利得を前面に押し出し、それを実行することによって相手が得することを強調すれば良い。
              「それができれば苦労しない」と嘆かれる方も多いと思う。そんな方にも納得できるように以下の具体例を見てもらいたい。英語の勉強をしたくない女の子に英語を勉強させようとするシチュエーションだ。

              あなた「将来何をやりたいの?」
              女の子「うーん、まだ決まってないよ」
              あなた「じゃあ好きなことって何?」
              女の子「テレビ見たり…… あとは、女優さんみたく綺麗な格好をしてみたい!」
              あなた「綺麗な格好ってことはデザインしたいってこと?」
              女の子「確かに自分でデザイン出来たら楽しいかも」
              あなた「ファッションデザイナーとかどう?」
              女の子「楽しそう! ZARAとかで働きたいかも」
              あなた「ZARAか。いいね! ZARAで働くのにどんな能力が必要だと思う?」
              女の子「デザイン力……?」
              あなた「もちろんそうだけど、ZARAってどこの国の会社か知っている?」
              女の子「スペインだよね」
              あなた「そうだよね? じゃあZARAに勤めるために必要な力って?」
              女の子「スペイン語……?」
              あなた「確かに本社で勤めるためにはスペイン語も必要だけど、スペイン以外にもたくさんの国にZARAの会社ってあると思うんだけど、その時に必要な言語って何かな?」
              女の子「うーん、英語?」
              あなた「そう! 世界で活躍できるファッションデザイナーになるためには英語は不可欠なんだよね!」
              女の子「そっかー、じゃあ英語を頑張らないと!」

              もちろんこんなシナリオ通りにいかないかもしれない。だが、大体こんな流れで話しを進めていけば、自身で自分のやるべきことに気がつけるだろう。必要なことは、相手が本当にやりたいことを達成する手段として勉強が必須なことを気がつかせてあげることなのだ。もちろん、相手自身が自分のやりたいことに気がついていない場合もあるだろう。その場合は、子供が好きなことを聞く、もしくは親や教師の視点から子供が好きそうなことを本人に聞く、というプロセスも無視できない。

              今回の例では、当意即妙で返しているがその必要はない。初めの日に好きなことをきいて、数日間かけて話の持って行き方を考えた後で再びその話題を出し、返答に困ったらそのまた数日後…… というように実践してもよい。


              ■褒めることで継続的に実施させる
              相手の説得に成功してやる気にさせたとしても、三日坊主ではどうしようもない。そのモチベーションを維持させることが次の課題となる。以前の記事で、スケジューリングをして具体的な目標を立てるという話はしたが、今回はさらに褒めるという観点を加えたい。
              前述したように、相手を叱ってもそのまま納得してもらうことは難しい。そこで、相手が自分の望んだどおりの行動をしてくれた場合は、積極的に褒めるべきだ。叱るというのは、間違ったことを正しながら望んだ方向へ導く方法である。一方、褒めるというのは、相手が正しいことをした場合に、それを認めながら望んだ方向へ導く方法である。
              人間誰しも褒められれば嬉しいのだ。一度褒められれば、次も褒められるために同じように行動してくれるだろう。


              ■最後に
              これまでの議論のように、人を説得する方法は、相手の気持ちになって自ら実践するように話しかけることである。そして、相手が自分の説得した通りに動いてくれた場合に褒め続けることで継続することができる。
              褒めることに関する名著にはD・カーネギーの「人を動かす」がある。世界で最も読まれているビジネス書のひとつでもあるので、興味を持った人には是非とも読んでもらいたい。
               



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              | katekyonet | 教育 | 14:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              歴史を学ぶ意義
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                JUGEMテーマ:教育
                JUGEMテーマ:教科書

                「なぜ歴史を学ぶ必要があるのか?」
                「年号や人名を覚えて何の意味があるのか?」


                これらの疑問は学校で歴史を学ぶ際に考えたことがあるはずだ。少なくとも、今このページを読んでいるということは興味があるのだろう。本記事ではその疑問について答えようと思う。


                ■歴史を学ぶ理由

                はじめに歴史を学ぶ理由について考えていこう。
                過ぎ去ってしまった過去のことを学習しても何の意味もないように思える。過去のことよりもこれからの未来のことを考える方がよっぽど有意義であるように感じるだろう。にもかかわらず、義務教育では必ず歴史を学ぶようになっている。これは日本だけではない。世界中で行われている試みである。日本だけならいざ知らず、さすがに世界規模で無意味なことをするはずもない。つまり、歴史を学ぶことは必要なのだ。

                さて、歴史を学ぶ理由はいくつか考えられるが、本記事では筆者が特に強調したいものに絞って順番に考察していく。


                1.過去の過ちを繰り返さないため

                まず、過去に人類が犯した失敗を再び繰り返さないために歴史を学ぶ必要がある。人間は失敗することで学習し、成長してく生き物だ。しかし、過去に誰かが失敗したことを繰り返す意味はない。人の寿命は有限だ。限られた時間の中で過去の失敗例を学習し、極力無駄な道を回避することで人生を成功へと導くべきだ。

                筆者は物理学科出身で、以前はITエンジニアとして仕事をしていた。にもかかわらず、中小企業診断士などの経営系の資格を勉強しているのは、歴史から影響されている部分が多い。特に影響されているのは源義経と源頼朝だ。源義経は戦の天才であり、どんな戦いでも奇抜な発想で勝利してきた。一方、源頼朝は戦の腕は義経に及ばないが政治を動かすことに長けていた。現在に例えるならば、義経は優秀なエンジニアで、頼朝は優秀な経営者になるだろう。戦に特化し、政治に疎かった義経の最期は悲惨なものだった。彼は、頼朝のために忠義を誓って戦い、平家を滅ぼして源氏の世の中に変えた中心人物であるが、最終的には頼朝に殺されてしまう。使われるだけ使われて最後には処分されてしまったのだ。

                これは現代でも同じだ。飛び抜けたエンジニアが政治力なくして影響力をもつことは難しい。今を上手に生き抜くためには政治力は欠かせない。技術を極めただけでは使われてポイ捨てされてしまうからだ。


                2.成功例を学ぶため

                何かを新しくはじめるとした場合、まず何から着手するだろうか。
                難問に直面したときに解決策が思いつかないとき、おそらく大半の人は同様の問題が以前になかったかどうかを調べるはずだ。いまいち実感が湧かない人は学生時代を思い出してもらいたい。次の授業までに発表しなければならない問題があてられたときは、問題集や参考書を開いて類似問題がないか調べたことがあるのではなかろうか。

                歴史は成功例の宝庫だ。過去の偉人たちが残した英知の塊ともいえる。
                具体例として経営を例に挙げよう。実際に書店で経営についての本を探しにいくと経営のHow to本もさることながら、孔子や孫子、坂本龍馬、さらには松下幸之助やジャック・ウェルチなど、様々な人の本を見ることになる。なぜ経営者がこれらの本を読むかというと、ビジネスで成功をおさめた彼らの考え方や手法を学び、自身の今後の戦略に生かすためであろう。


                ■年号や人名を覚える意味は?

                「歴史のテスト」と聞いて年号が頭に浮かぶ人は少なくない。645年の「虫殺す蘇我氏」、794年の「鳴くよウグイス平安京」、1192年の「いい国作ろう鎌倉幕府」は有名どころだ。これだけならまだいい。大学受験の日本史においてはこの何十倍、何百倍もの年号を暗記しなければならない。
                果たして、ひたすら頭に詰め込むこの作業に意味はあるのだろうか?

                答えはNoだ。

                前述したように歴史から学ぶことは多い。例えば、幕末の「黒船来航→生麦事件→薩英戦争→薩長同盟」という流れは非常に大事だ
                ペリーが艦隊を率いて浦賀に来航した(黒船来航)。日本本土にずかずか立ち入ってきた異国民を追い出すべきだという考えが国中に浸透していた頃に、薩摩の大名行列に乱入したイギリス人が殺された(生麦事件)。それをキッカケに怒ったイギリスは薩摩に戦争を仕掛けて薩摩はボロボロに負ける(薩英戦争)。そこで薩摩は異国を排除することは不可能であり、幕府を倒して異国の技術を取り入れて日本を発展させていこうと考えて長州と同盟を組んだ(薩長同盟)。

                以上の流れは大事だ。歴史の流れを追うことで論理的思考力を鍛えるという意味もあるかもしれないし、黒船が来た時点で適切な対応ができれば無駄な戦争をせずに薩長同盟を結べたかもしれない。これが歴史を学ぶことの利点だ。しかし、黒船来航が1854年、生麦事件が1862年、薩英戦争が1863年、薩長同盟が1866年……なんて覚えることに何の意味もない。こんなことを覚える暇があるのであれば、それぞれの出来事の背景を学習するべきだ。

                ■最後に

                細かい年号を覚えるような日本の教育カリキュラムは意味がないどころか、逆に弊害になってしまっている。本来であれば役に立つはずの歴史学習が、どうでもいい年号や人物名を覚えさせられることで、それを学習する生徒たちにとって苦痛となっている。その結果、「歴史は暗記科目でつまらない」と誰しもが考えてしまい、歴史離れが進んでしまったのだ。
                文部科学省は、早々にこの無駄な知識を教科書に記載するのを停止し、時代ごとの背景を重点的に学習するよう学習指導要領を変更すべきである。

                『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』という有名な言葉がある。これは初代ドイツ帝国宰相オットー・フォン・ビスマルクが起源とされている。愚か者は実際に失敗し、痛い目をみることで学習するが、賢い人は過去の失敗例を学び、痛い目に合わずして学習していくというものだ。歴史を学ぶ人は、本を読むだけでツラい失敗経験を経ずして多くのことを学べるのだ。

                歴史を学ぶことに疑問をもっている方には、是非とも歴史から多くのことを学んでもらいたい。歴史は、自身の将来への参考書として活用できるのだ。



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                | katekyonet | 教育 | 17:59 | comments(5) | trackbacks(0) | - | - |
                「問題」「課題」「対策」の違いとは 〜ロジカルシンキング〜
                0
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                  JUGEMテーマ:ビジネス


                  「あなたが成果をあげる上での課題を教えてください」

                  以上の質問に正確に答えられますか?
                  成果については勉強でもスポーツでも仕事でも何でもいいので少し考えて思い浮かべてください。







                  さて、今思い浮かべたものが次の中にありますか?

                  ・テストの点数が下がってしまった
                  ・やる気がでない
                  ・頑張ってるのに結果を出せない
                  ・上司の評価を得られない
                  ・いつも眠い
                  ・練習ではうまくできるのに本番で力が出せない

                  もしこれらの回答、またはこれらに準ずる回答をした方々は、是非この記事を読み進めてください。
                  問題と課題の違い、そして対策を含めて分かりやすく説明していきます。


                  ●はじめに

                  簡単に違いをまとめると以下のようになります。
                  ・『問題』……現状と目標との差異
                  ・『課題』……問題解決のための達成目標
                  ・『対策』……課題を克服するための具体的な行動内容


                  通常物事が順調に進むことは非常に少なく、どこかで必ず問題が生じます。問題が起点になり、それを解決するために課題を設定し、具体的な行動を起こして克服する。つまり、問題→課題→対策の流れになります。

                  さて、イメージできたでしょうか? イメージできたのであれば良いのですが、中々言葉で説明されても分かりづらいと思います。そこで、本サイトでは分かりやすく物語風に説明していきます。主役は誰でもいいので太郎君にしましょう。


                  ●物語スタート

                  ◇問題
                  太郎君は算数、国語、理科、社会が全て得意でどの教科も常にテストで90点以上とっています。しかしある時、算数だけ80点をとってしまいました。あるべき姿はいつも通り90点取ることなのですが、今回は失敗してしまったようです。そこで太郎君は「これは『問題』だ!」と考えました。その日は学校が終わるまでテストのことが気になって授業に集中できませんでした。

                  問題:「算数のテストの点数が90点を下回ったこと」

                  ◇課題
                  太郎君が家に帰ってテストの結果を見せると、お母さんはとてもガッカリしてしまいました。太郎君はお母さん思いの子供なので、次は失望させまいと思い――どうして今回テストの点数が悪かったんだろう――と、考えました。散々考えた末、テストが悪い原因は主に3つあることに気がつきました。
                  1.テスト難化
                  2.体調不良
                  3.勉強不足

                  まず1のテスト問題の難化について考えることにして、これまでのテストの平均点の推移を見ることにしました。過去1年分のテストを本棚からかき集めてそれぞれの平均点および偏差値をグラフ化しました。しかしながら、平均点・偏差値ともに今回のテストで大きく変わっているようには見えませんでした。どうやらテストは難化しておらず例年並みだったようです。

                  次に2の原因を確かめるためテスト当日を振り返りました。太郎君は毎日の体温をシッカリと測って健康記録をつけていたので、テスト当日の体調の状況を確認することは容易でした。その日の体温は36.5度で、脈拍数は1分間60回で、特に気分が悪いこともなかったようです。念のためお母さんに確認したところ、元気に学校に向かったと話していました。

                  最後に3の勉強不足について考えました。太郎君はテスト勉強する際には必ず実際に勉強した時間を記録をしています。そこで各科目の勉強時間を確認したところ、他の科目と比べて算数の勉強時間が半分くらいしか確保できていなかったことに気がつきました。今回はたまたま算数の時間を確保できなかったのでしょう。科目を均等に学習できていなかったことが原因だったようです。
                  そこで太郎君は、以前のようにテストで点が取れるようになるために、勉強時間の偏りをなくして全科目90点以上取ることを目標としました。

                  課題:「各科目の勉強時間の偏りをなくし均等にして全科目90点以上取れるようになること」

                  ◇対策
                  勉強時間を確保するといっても具体的にどうすれば良いかは決まっていません。そういえば今回は社会のテスト範囲が広かったため、そこに時間を使い過ぎたことを思い出しました。実際に記録してある勉強時間を確認してみると、他の科目と比べて5時間ほど多く時間を割いていました。計画を立てずに学習したことが災いしたのでしょう。次回からは学習する前に各科目ごとの計画を立ててバランスよく勉強することにしました。

                  対策:「各科目ごとの勉強時間をあらかじめ計画してバランスよく勉強する」

                  ◇エピローグ
                  計画性のある勉強が功をなしたのか、次のテストでは全科目偏りなく勉強することができました。その結果、再び全科目90点以上取ることが出来ました。

                  ●最後に

                  以上で物語は終わりです。イメージできたでしょうか?
                  問題、課題、対策の違いは、国語力を向上させる上で必要となります。国語力は受験勉強は当然として、社会に出てきて問題解決をする際の論理的思考力、すなわちロジカルシンキングに繋がります。違いに慣れるまで大変かもしれませんが、是非とも使い分けられるようになってください。




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                  | katekyonet | 教育 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  評判の悪い教師が多い理由
                  0
                    JUGEMテーマ:塾と家庭教師
                    JUGEMテーマ:教育

                    今回は、主に学校以外の教育機関において、評判の悪い教師が多い理由を筆者の経験を交えて述べる。
                    本記事においては、評判の悪い教師を「生徒の成績を伸ばせない教師」と定義する。
                    このような教師が存在する理由は大きく分けて以下の3通りであると思われる。

                    ・指導力不足
                    ・生徒と教師との能力差
                    ・教える意欲の低さ

                    これらについて順番にみていこう。


                    ●指導力不足な教師

                    指導力不足で教えることが苦手な人が教師になるべきではない、と思う人も多いだろう。
                    しかし、求人の時給が他と比べて高いこと等の理由により主に高学歴学生は試しに教師業をアルバイトに選ぶことが多い。この中には経験が浅い以外にも元々教え方が下手な教師も多い。

                    指導力の低い教師を回避し、経験豊富で尚且つ教えるのが上手い教師に学びたいため、ネームバリューの高い大手塾に依頼するケースが多い。これは大手に対する安心感、研修が充実しているためサービス水準を一定に保つ工夫がされている、と期待されるケースが多いようだ。しかし、これは見当違いであると言わざるを得ない。それを筆者の実体験を踏まえて説明する。

                    筆者は学生時代に業界最大手の家庭教師仲介業でアルバイトをしていた。そこでは初回登録後に講習に呼ばれて簡単な注意事項の説明、およびアンケートに答えさせられた。しかし、肝心の教え方のノウハウを学ばせてもらうことはなく、期待していた研修制度などは一切なかった。
                    後日、業者から家庭教師の依頼がきた。教師経験が全くなかった自分は緊張しながら依頼先に向かい、ご家庭への簡単な挨拶の後、業者の社員の方から試験対策のエキスパートを連れてきたと紹介されたのだ。
                    これには驚き、若干の戸惑いはありながらも断ることはできず引き受けることになった。

                    それゆえ焦りに焦ってインターネットで家庭教師のやり方についての基本的なマナー、教え方等を調べた。そして授業前準備を入念に行ない、また生徒との良好な関係も結ぶことが出来たため、結果的に高い評価を得られた。
                    だが、この制度ではサービス水準を一定に保つことは不可能であり、教師自身の力量差にバラつきが表れるのは必然だ。


                    ●生徒と教師との能力差

                    次に生徒と教師との能力差について説明する。
                    学歴の高い教師は一般的に生まれつき勉強ができるため、勉強の苦手な生徒に教えられない可能性が出てくる。そういった場合、教師の飛ばし飛ばしの説明に生徒はついていけず、また反対に生徒が質問しても教師としては生徒がどこで躓いているのか分からない、という状況に陥ってしまう。
                    「IQが20以上離れると話が通じなくなる」と言われることもあるが、知力が違いすぎる者同士は上述したように論理の飛躍により会話が噛み合わないことがあり、それに加えて趣味の違いによる話題も合わないことが多いため、生徒教師間での良好な関係構築が難しくなることも多々ある。
                    にも関わらず、少しでも良い教師をつけようと子供に高学歴教師をつけるために高いお金を支払ってしまうことがある。その場合、生徒と講師とのアンマッチングが生じてしまい、生徒の成績が伸びず、その結果教師の評判が悪くなってしまう。


                    ●教える意欲の低い教師

                    最後に意欲のない、すなわちやる気がない教師について論じてみよう。
                    これは教育業界の給与システムにも問題がある。業務内容と比べて給料が割に合わないケースが多いのだ。
                    一般的に家庭教師や塾講師の時給は他のアルバイトと比べてそこそこ高いイメージがあるようだが、余程の高学歴でもない限りそこまで高くなることはない。大手のアルバイトだと時給1,000円を下回ることもあるほどだ。
                    加えて、授業前の準備や授業後の補習、面談があったりで、1時間の授業に対して雑用がその3倍以上あることが少なくない。この時、仮に時給が1,500円だったとすると実質時給は500円程度になってしまうことになる。また、受け持った生徒の成績を上げなければならないプレッシャーにも晒される。
                    要するに、実質時給が悪い上に責任が大きいため、教師のモチベーションが下がってしまうことになる。

                    また、経験が増えてくると教師自身不満を感じることがある。
                    それは教師としての経験を積み、実績を上げてもそれほど給料に反映されない点である。
                    業者にもよるが一年かけて生徒を第一志望校に入れた場合、教師の時給は数十円程度しか上がらないことも多い。
                    この場合、公平理論に基づき教師のやる気は下がってしまうことになる。

                    公平理論とは、個人の動機づけを報酬を他人と比較する過程において生じる公平感や不公平感に焦点を当てる理論である。
                    講師は、自分のインプット(授業)とそこから得られるもの(報酬・やりがい)とを天秤にかけて、自身のインプットとアウトプットの比率を他人のそれと比べる。
                    そこで、ベテランは他人との報酬を比べ、それほど変わらない給与に不平等であると感じてしまう。
                    これにより、経験のある講師は不公平感を是正するために授業の質を低下させたり、授業時間を減らす行動をしてしまうことになる。

                    ◎教師を良く知る

                    以上より、生徒のレベルに合わせて教師を選択することが大切である。口コミやホームページで情報を集めるのも良いが、それだけでは不十分だ。
                    そのため授業前面談や体験授業を通じて生徒との相性を見極めることを勧める。生徒自身のことや目標について親身に考えてくれる教師は生徒視点での指導をしてくれる可能性が高いし、実際に授業を体験することで教師のやる気や力量は把握できる。
                    教育のような形のないサービスにおいては質の良し悪しが分かりづらい。ゆえに教師を良く知ることが大切なのである。



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                    | katekyonet | 教育 | 18:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    優秀な教師とその探し方
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                      JUGEMテーマ:教育
                      JUGEMテーマ:塾と家庭教師

                      塾探し、家庭教師探し、個別指導探し等、教育サービスの選定ポイントとして教師の質は外せない。世の中には良い教師もいれば悪い教師もいる。誰しもより良い、質の高い、優秀な教師に学びたいと思うだろう。

                      さて、まずは「優秀な教師とは何か」について考えてみたい。優秀と言っても学力、信頼、熱意、経験等、様々な指標がある。イギリスの教育哲学者Arther Williamsは「凡庸な教師は話すのみ。少しましな教師は理解させようとする。優秀な教師は実証する。最も優秀な教師は生徒を鼓舞する」という格言を残しているが、鼓舞するとは具体的にはどのようにするのだろうか。名言によくあることだが、具体性に欠けて今一分かりづらい。

                      そこで今回は「優秀な教師」を「マネジメント力、リーダーシップ力の高い教師」と定義してみる。
                      これらの用語は経営学で頻繁に出てくる。経営学とは元々会社における経営資源(金、人、情報など)の運営方法を研究する学問である。経営資源の人を教師、生徒とし、教育資源と置き換えれば教育にも応用できるはずだ。

                      まず、リーダーシップ、マネジメントにも様々な定義があるわけだが、今回は変革のマネジメントとリーダーシップについての世界的権威ジョン・コッターの定義を元に考えてみる。
                      コッターによると以下のように示されている。

                      【リーダーシップ】
                      定義:変革を推進する機能
                      役割:
                      1. 長期的ビジョンの提示
                      2. ビジョン伝達によるメンバー統合
                      3. メンバの動機づけ

                      【マネジメント】
                      定義:効率的かつ確実的に組織を運営する機能
                      役割:
                      1. 予算計画の立案
                      2. 組織の設計および人員配置
                      3. 進捗、実績管理による問題解決案の策定


                      それではリーダーシップから順番に論じてみる。
                      先に示された役割を教育に持ち込むなら次の通りになるだろう。

                      【リーダーシップ(教育)】
                      1. 将来目標の提示
                      2. 目標伝達による生徒の統合(※集団授業において重要)
                      3. 生徒の動機づけ

                      より短期的な視点で考えるならば、将来目標を学習目標と差し替えても良いかもしれない。つまり、教育者が生徒が将来とるべき道を提示する。この際に独りよがりのビジョンになってはならず、必ず生徒視点での目標にしなければならない。
                      そしてクラス単位の集団指導においては、生徒たちがそれらの高い目標を共有することで一体感が得られ、強いクラスが出来上がる。勉強はその環境に大きく影響される。やる気のある生徒の中に入れば成績は上がるし、遊んでばかりの中に入っては勉強しなくなる。そのため、集団におけるクラス作りは学習において無視できない。
                      最後に、各生徒と、どのようなことをしたいのか、そのためにはどういう進路を進めば良いのか、を生徒自身を良く理解した上で対話の上決定して動機づける。そのモチベーションを維持するような相談相手となれる教師はリーダーシップ力のある教師となるだろう。

                      次にマネジメントだ。
                      リーダーシップと同様に役割を列挙してみる。

                      【マネジメント(教育)】
                      1. 学習計画の立案
                      2. クラス全体の統率および適切な志望校設定
                      3. 学習進捗、成績管理による目標達成計画の策定

                      まず生徒個人の学力、やる気、潜在能力に合った適切な学習スケジュールを立てる。この計画は実行不可能なものであってはならず、楽に達成できるものでもいけない。
                      また、集団指導においてはクラス全体を学習モードに導くことが肝要だ。教師は集団を乱すような生徒をなくすために動き、クラスの統率を図る。そして、各生徒を理解した上で希望にあった志望校を決める。
                      さらに、学力テスト、面談等を通じて定期的に学力およびやる気の度合いを確認し、問題があれば改善策を講じるなどして志望校合格への道を常に示し続ける。

                      以上より、リーダーシップ力、マネジメント力が教育において大切なのは明らかであり、これら両能力が高い教師を「優秀」と定義しても問題ないだろう。
                      しかし、現実においてはリーダーシップ力、マネジメント力がともに高水準にある教師はほとんどいない。そこで塾、個別指導、家庭教師等で教師を頼む際には、まずリーダーシップ力、マネジメント力を持つ教師を探す。それで希望に合った教師がいなければ、リーダーシップ力のある教師とマネジメント力のある教師をそれぞれつけることを勧める。

                      教師は勉強を教えることだけが仕事ではない。教師自身の知識・経験を生かし、生徒を正しい道へ導くことが優秀な教育者だと筆者は考える。



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                      | katekyonet | 教育 | 11:17 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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