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試験に不合格になったことは失敗でもなんでもありません。試験に受験しなかった、すなわち挑戦しなかったことこそが失敗です。なので、不合格になったことを後ろ向きに捉えてはいけません。人生を成功に導くには不合格のような失敗を経験することは不可欠なのですから。
……いきなり講釈垂れてしまい失礼いたしました。では、なぜ冒頭でいきなりこんなことを言ったかというと、本記事に辿り着いた方々はおそらく何かしらの試験に不合格になってしまったのだと推察しております。
不合格になってからの立ち直り方を探し回っている人、心の拠り所を探している人、同じような気分を共有したい人…… 他にも様々だと思われます。
試験の不合格の理由は何も実力不足だけではありません。試験によっては明らかに実力が上回っていても運で落ちてしまうこともあります。何年も不合格になったからといって自信を失う必要は全くありません。
また、試験に不合格にならないということは、実力以上の試験を受けていないということでもあります。筆者の場合は、勝率が六割超えたら受験してしまうようにしています。そうなると必然と不合格を経験することになります。確かに合格は素晴らしいことですが、不合格になることで得られるメリットも多い。そこで本記事では不合格になったからこそ得られるメリットについて考えていこうと思います。
■不合格を克服することで精神力が鍛えられる
試験に落ちると大きく落ち込む人がほとんどです。不合格経験が少ない人ほどその傾向が強いように思えます。特に、難関大学受験生や難関資格試験の場合は、そのために何年も学習してきて、たった一回の試験結果でもう一年受験しなければならないのは相当精神的にツライ。
筆者も何度も不合格を経験してきましたが――今でこそ不合格にめげることはありませんが――初めて不合格になった時は、真剣に自己嫌悪に陥ったこともありました。落ち込まないということは、逆に本気で打ち込んでいなかったという裏返しでもあります。人間はこのツライ失敗というものを経験しなければ大きく成長することは難しいでしょう。
もし、それを克服することができれば大きく成長できます。挫折してこなかった人間よりも挫折を経験した人間の方がその後の人生において成功する確率が高いようです。それは、挫折を乗り切ったことで精神力が鍛えられ、そこで学んだことがその後に活かされるからでしょう。
大きく落ち込んだ時に、それを糧として成長に結びつけられる。そのような精神力は失敗したからこそ学べることです。
■誤った勉強法を改善できる
不合格になった場合は、まず勉強法に問題がある可能性を疑うべきでしょう。
人生は学習の連続です。たまたま運良く合格して、その勉強法を正しいと思いこんでしまうのが一番怖い。間違った勉強法が一度身についてしまうと、改善するのが難しく、その後の人生においてロスが非常に大きくなってしまいます。不合格になることによって自身の勉強法のどこが間違っていたのかを反省する機会を得られるというのは大きなメリットではないでしょうか。
それではどうやって勉強法を改善するのか。
一般的な試験では不合格者にも分野ごとの得点が通知されます。そこでどの分野が足を引っ張っていたのか、そこから自分の弱点を知り、勉強時間の配分に問題がなかったか、暗記すべきではないところを暗記してはいなかったか等、様々なフィードバックを得られると思います。
特に勉強慣れしていない方は、得意分野に注力してしまい時間配分や出題傾向を考えずに挑んでしまう傾向にあるように思えます。自分よがりな学習をしていてはいつまでたっても試験に強くなれません。敵を知り己を知れば百戦危うからず、という格言通り、まずは敵すなわち試験を知ることが第一なのです。
勉強法というものは一朝一夕で完成するものではありません。何度も失敗して、改善して、その繰り返しの結果、完成するものです。不合格になってしまった場合は、是非とも勉強法の見直しをしてみてください。
■確かな知識をつけることができるチャンス
不合格になったことによって、再びその試験に向き合えることになります。一度覚えたものを再び覚え直すのは無駄なような気もします。が、見方を変えると、覚え直すという作業が入った時点でその記憶は不確かなものだったとも考えられます。
多くの受験生にとって試験合格は目的になり得ません。試験で学んだことを応用して価値創造に向けて発信していくことになります。それがビジネス実務だったり、研究だったりするわけで、つまり試験は過程でしかないということです。
たとえ何年も不合格になったとしても、それまでに続けてきた学習は必ず知識として長期記憶に遷移しています。何度もそれを繰り返すことで、ほとんど勉強しなくても受かるレベルに達することでしょう。試験の内容を息を吐くように思い出せてこそ、真に実用的な知識であると言えます。
試験に不合格になっても将来的に成功すれば良いのです。高々一年、二年程度、長い人生の何十分の一でしかありません。不合格になった時は、知識基盤を確実にするチャンスに恵まれたと考えてみたらいかがでしょうか。
■まとめ
「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」という言葉があります。人間は誰しも初めは愚者です。生まれてからいきなり賢者なんて人はまずいません。残念ながら人間とはそういう生き物です。失敗を何度も繰り返して徐々に賢者に近づいていくことになります。
試験なんてのは過程でしかありません。その試験を通じて何を得たかが一番重要です。試験に不合格になったとしても、それを自己成長につなげていただければと思います。
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