資格キラーのブログ

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甲種防火管理者・防災管理者 修了証取得
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    JUGEMテーマ:検定試験にむけて

     

    ■はじめに
    今回取得した資格は甲種防火管理者および防災管理者です。
    資格といっても特に事前勉強が必要ではなく、防火・防災管理者新規講習を受講して最後に簡単なテストを受ければ修了できるものです。本記事では講習会の簡単な概要と必要費用などについて説明したいと思います。

    甲種の下位資格として乙種防火管理者という1日コースのものがありますが、2日コースの甲種の取得をお勧めします。これは講習会でも言われたことです。


    会社の規模によって乙種で十分な場合もありますが、いずれ事業所が大きくなると甲種が必須になります。乙種から甲種へのアップグレード講習というものは存在しないようなので、乙種から甲種に移行する場合は、新たに甲種新規講習を受講しなければならないようです。
    また、防火・防災管理者は5年ごとに資格更新をしなければなりません。

     


    ■受講結果
    ・期間:2日(受講時間 14 時間)
    ・費用:5,000円(受講料0円、教材費5,000円)
    ・得点:20問(20問中14問以上正解で合格)

     

    ■計画
    まず、受講するためには受講申請をしなければなりません。この申請は、最寄りの消防庁へ届出することになります。筆者は東京在住ですので、東京消防庁ホームページより申請書をダウンロードしました。この申請書は都道府県によって異なるようですので、必ず事業所の存在する都道府県の消防署ホームページよりダウンロードしてください。

    申請書はPDFでしたので印刷してから必要事項を記入します。太枠内を記入していけば問題ありません。分からないところがあったら空白にして最寄りの消防署に持っていけば丁寧に教えてくれます。

     

    申請書を書いたら、最寄りの消防署に持っていきます。この時に改修(計画)報告書をいただいている方はそちらも記入して一緒に提出することになります。改修(計画)報告書とは、消防署の立ち入り検査によって防火・防災管理者を選任する必要があると判断された場合や指摘事項があった場合に受け取るものです。
    この報告書を記入する際に気をつけるべきことは、押印部分です。個人事業主であれば普通の印鑑で良いのですが、会社である場合は社印を押さなければなりません。

     

    さて、申請書を提出するために消防署に行き、受付で来訪理由を聞かれたので、防火・防災管理者講習の受付にきた旨を伝えて受付簿に記入します。入館証をいただいて指定された部屋に移動し、そこで防火・防災管理者講習申込書と改修(計画)報告書を提出します。
    受講したい日付に関してはここで決定することもできますが、事前にインターネットから空き状況を調べておいて希望日時を決めておくこともできます。空き状況に関しては公式ホームページで確認できます。

    ここでハプニング。改修(計画)報告書の押印が代表取締役個人のものだったので社印にしてもらいたいとのこと。先ほど社印で押すよう記載したのはこのためです。
    仕方がないので一度会社に戻って再度社印押印。そして消防署に持っていくと無事受理されました。

    講習は2日間。それまでに準備することは特にありません。

     


    ■実行
    講習会は朝9:00から開始します。遅刻は厳禁とのこと。早めに起きて、教材費支払いのために現金5,000円を用意して会場に向かいます。なお、筆記用具を忘れずに。会場で筆記用具が割高で売られていますので、線を引く用のペン、シャープペン、消しゴム、の3点は必ず持っていきましょう。

     

    会場には30分前到着を目標にしましたが遅延で10分前到着。結構ギリギリ。場所は秋葉原の東京消防庁消防技術試験訓練場。東京の場合は、秋葉原、錦糸町、立川の3か所の中から希望する場所で受講できます。

     

    訓練場に到着するといきなり行列。どうやら会場は7階のようでエレベータ待ちのようで。案内の方が階段を使う方はこちらから、と話していたので階段を使うことにしました。階段を使っていた人も結構いらっしゃいました。10分前に到着していたので時間には余裕がありましたが、何人追い越せるか試したくなって階段を駆け上がりました。たぶん15人くらい追い越したと思います。

    7階に到着した時は少し息切れしながら自分の座席を確認。そして会場の入口前で教材を購入し、席を探します。近くにある席番号をみてみるとなんと250番台。座っている人がいたのでシッカリ250人いるのでしょう。かなり広い会議室でした。
    1人あたり5,000円として250人で125万円。これが毎日行われているので月あたり3,750万円、1年で4億5千万円の売上。1つの会場だけでこれは凄いですねぇ……

     

    9:00ぴったりに入口が閉められて出欠をとられます。各席に出欠ボタンがあって、それを1回だけ押すように言われます。この押す時間が15秒くらいしかないのも消防署がいかに時間にうるさい機関かが分かりますね。そして授業開始。
    各席にモニターが設置してあり、そこに講師のパワポ資料が映し出されます。こいつがまた厄介なモニターでして、シッカリとセンサーがついています。センサーから外れると画面に「離席中」との表示がされ、しばらく経つと画面が真っ暗になります。誰がサボってるか分かるシステムなんでしょうね。

     

    テキストは3冊で、「防火・防災管理の知識」というメインの本、「消防関係法令集」という法律の条文が載った本、「消防計画の作り方」という消防計画作成の手引き。授業で使うのはほとんどが初めの「防火・防災管理の知識」。法令集とかほとんど開かないし、おそらく売りたいだけだろうと推測(笑)

    講習会のカリキュラムは下記の通り。

     

    【1日目】
     1時間目 過去の災害事例と教訓
     2時間目 防火・防災管理制度
     3時間目 火災に関する基礎知識
     昼休み
     4時間目 火災事例と出火防止対策
     5時間目 施設・設備の維持管理
     6時間目 消防用設備等の操作要領(実技)

     

    【2日目】
     1時間目 地震・その他の災害対策
     2時間目 自衛消防の活動
     3時間目 災害対策の実施要領(実技)
     昼休み
     4時間目 消防計画の作成要領
     5時間目 防火・防災管理の進め方
     6時間目 効果測定

     

    授業は基本的に聞くだけ。質問は休憩時間にしてもらいたいということで一方的に聞くだけの授業が延々と続きます。これが非常に疲れる。内容に興味がないわけではないのですが、淡々とひたすら座学を受けるというのが性に合わないことを再認識させられました。そもそも独学で様々な資格を取得しているのも授業を受けるのが好きじゃないからってのも理由のひとつですし。
    しかも、講師がところどころで「ここ線引いてくださいね!」っていうところは最後の効果測定と呼ばれる確認テストで必ず出題されるという。意地でも寝かせたくないか!? という授業形式。

     

    昼休みの休憩をはさんで気分をリフレッシュしたところで再び座学、座学、座学…… 周りをみたら寝てる人もチラホラ。眠くなりましたが、その気持ちをおさえて頑張って最後まで聞きました。内容はつまらなくはないので何とか睡眠回避。

     

    1日目最後の授業は実技。やっと座学から解放されたー!
    70人ごとの4グループに分かれて消防署内を移動します。筆者はグループ1! やったね!
    メモ用紙と筆記用具を持つように言われて席を立ちます。カバンが小さければカバンごと持っていかれるので小さいものを用意しておくといいかもしれません。

     

    はじめに消化器の使い方を学びに階を降ります。ここで消火栓を実際に使ってもらいたいということですが消火栓は5つかないと。「使ってみたい人いますかー?」と言われたので真っ先に手をあげました。消化器は使ったことないし、こんな機会でもないと使えないでしょ? 立候補者は少なく、数分してやっと5人が決まり。そして、次は「消火栓を使いたい人いますかー?」と。消火栓の方が良かったなぁ、あの赤いボタン押せるじゃん…… と、立候補者を羨みながら待つが一向に立候補者が現れない。最後は消防署の方が名指しで決めることになりました。こういう場面で消極的なのは日本人らしいなぁと。

     

    そして消火器を実際に使うことに。
    目の前にモニターがあって、そこに火事の場面が現れるので皆で消火器を使って消化してもらいたいというある種のゲーム。担当者の方がいきなり「火事だ―! 火事だ―!」と叫びながらモニターの動画をON。これまでの(面白くない)座学で学んだ通り、黄色い安全ピンを引き抜いて、ホースの先を缶から外して、目的に向けた後でグリップを……握る!

     

    ブシュ―――――!

     

    と、勢いよくモニターに向かう水流。いやー楽しい! 画面の火の場所めがけて皆で力を合わせて放射するけど火は強まるばかり。しばらくすると火が弱くなっていって、最後に消化完了との表示。消防署の人が「なんとか消化できましたねー。良かったですねー」と。いやいや、これってたぶん時間が経つと消火器を使おうが使わまいが勝手に消える動画でしょ? と突っ込みたいのをこらえながら消化器に残った水を使い切ってから指定場所に戻しました。

     

    次は消火栓の二人一組での実習。一人がホースをもって、もう一人が消火栓のベルを押す役です。
    再び「火事だ―! 火事だ―!」と担当者が叫んで動画を再生すると、一人が赤いベルを押します。「ジリリリリリ!!!」という大音響とともにしばらくするとホースの先から水が放射!
    このタイプは1号消火栓というもので赤いベルを押さないと水が出ないタイプ。ベルを押すとポンプが起動して水がくみ上げられるのだとか。

    5人がかりの消化器よりもはるかに強力な水鉄砲がモニターを直撃します。なんていうか消火器が子供5人だとしたら、消火器は横綱1人みたいな?

    無事消化が完了すると2日目最後の効果測定で出題される内容のテキスト該当ページ数を言われるのでメモ。このためのメモ用紙だったのか。

     

    次に向かったのは防火区画の見学。防火シャッター、非常用エレベーターの使い方や注意点を聞きます。防火シャッターの下には物を置かないことは当然ながら、近くに可燃物を置いてはいけないとも。理由は、防火シャッターは高温になるので付近に可燃物を置いておくと、防火シャッターの熱から可燃物に引火して火事になるとか。なるほどね。

     

    その次は火災報知器類の説明に向かいます。火災報知機の種類と受信機の使い方、火災発生現場の特定の仕方など。筆者は恥ずかしながら、火災報知器とは煙探知機くらいしか知りませんでしたが、火災特有の紫外線を感知するタイプもあるようで。結構学ぶことって多いですね。


    最後に向かったのはスプリンクラー。ここではスプリンクラーを使う際の注意点や仕組み、止め方などを学びました。
    スプリンクラーを遮るように物を置いてはいけない、スプリンクラーを手動で止めたあとは必ず業者に連絡すること。スプリンクラーを止めてしまって、その後何もしないと次に火事になったときには使えなくなるみたいなんです。その理由は、スプリンクラーの仕組みにあって、スプリンクラーのヘッドが熱で溶けるようになってて、火があたって溶けると自動的に水が放出されるようになっているようです。これも知らなかった……

     

    以上で、1日目は終了。長かった講習も残り半分ですね。

     

    2日目。
    遅刻厳禁なので時間に余裕をもって会場に向かいます。

    2日目にも実技はあるのですが1日目のような移動するものではありません。三角巾を使って骨折を固定したりするための折り方を学ぶだけです。三角巾は初日に購入した教材に含まれていますが、教材を買わなかった人は自分で用意する必要があります。これも会場で売られていますが、割高なので事前に買っておくと良いでしょう。

    1日目は火災の話がメインでしたが、2日目は地震について。自衛消防隊組織の編成や消防計画の作成の仕方を学ぶことになります。ここにきて……

     

    シ ョ ウ ボ ウ ケ イ カ ク ッ テ ナ ニ ??

     

    という状況。ただ単に防火・防災管理者講習を受ければいいのかと思ってたところにまさかの計画作成。しかも結構大変で面倒くさい。

    まず、この防火・防災管理者になる要件としては管理者クラスが必須です。具体的に「防火対象物において防火管理上必要な業務を適切に遂行することができる管理的又は監督的地位にある者」でなければならない、と規定されています。大企業であれば総務部長、安全課長等、中小企業であれば社長、専務、事務部長等です。で、どうしてこれほどの地位が求められるかというと社内の設置などについて意見が通り、さらに何かあったときにそれなりの責任をとる必要があるからです。

    例えば、実際に火災が発生した場合で消防計画に記載したことに違反していた際には、それなりの刑事責任に問われることもあります。ということは、消防計画はなあなあにはできないということです。しかもこの消防計画は複数回消防署に行くことになるとのこと。1回で通ることはほとんどあり得ず、何回か指摘を受けてやっと通るようです。重い……

     

    こんな感じで2日目は地震と消防計画がメインでした。地震については動画が多く、1日目以上に眠い。しかも1日目と違って巡回している監督者が多く、周りで何人か起こされている人がいらっしゃいました。複数回注意されると追い出されるようですので怖い怖い。

     


    ■本試験
    最後は効果測定。テキスト類はみることができません。なお、身分証明証を机上に置く必要があります。
    出題されたのはマークシートで20問。そのすべての問題が講義中に線を引いておいてくれと言われた箇所からの出題でした。確か40分くらい回答時間があるのですが5分ほどで解き終われます。途中退室ができないので非常に暇。しかし、この面白くない講義中一度も寝なかったので睡魔は十分。試験終わりまでグッスリ寝ることができました。

     

    この試験に落ちた場合は、試験後に居残って補習をさせられるようです。……が、今回250人以上受講していましたが落第者は0とのこと。そのくらい簡単ということです。

     


    ■総評
    2日間ひたすら講義を聞くというのは結構ツラいです。受講する方は前日よく寝ておくことが大切だと思います。ツラいのは確かですが、この講習会の内容は結構役立ちます。今まで非常口とか防火扉とか特に気にしたことがありませんでしたが、この講習を受けてからは気にするようになりました。やはり、自分の身のことですので、何かあったときに事前に確認することは大事です。
    原則として防火・防災管理者になるべき人しか受講することはできないようですが、是非とも機会があれば皆さんに受けてもらいたい内容だと思います。





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