資格キラーのブログ

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日商簿記2級 独学1発合格 〜勉強時間: 50時間〜
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    JUGEMテーマ:検定試験にむけて

     

    今回は日商簿記2級の合格体験記です。
    働きながらの受験でしたが1ヶ月かけずして合格できました。応用情報技術者試験の直後でしたので、この2ヶ月間は休む暇もなく試験を受けていました。応用情報技術者試験の結果が出ていなかったので多少気になってはいましたが、受け終わってしまった試験のことを気にしても仕方がないので日商簿記試験だけ考えて集中しました。
    試験日から合格発表日まで1ヶ月と長かったのですが、 厳しめの自己採点で丁度70点でしたので応用情報技術者試験ほど心臓に悪くはありませんでした(笑)

    ■概要

    日商簿記2級は、試験を主催している商工会議所では以下のように説明されています。

     

    経営管理に役立つ知識として、最も企業に求められる資格の一つ。企業の財務担当者に必須。
    高度な商業簿記・工業簿記(初歩的な原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できる。
    高校(商業高校)において修得を期待するレベル。

     

    https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class2 より

     

    資格試験の公式ホームページには企業の財務担当者に必須とありますが、一般の社会人にも勧められる資格です。
    会社勤めの方であれば経費申請の際に勘定項目を記入することもありますし、計算機の使い方に慣れることも日々の業務で役立つことが多々あります。
    また、経営管理に少しでも触れられるので、コスト意識を持つことができます。特に会社勤めの社会人はコストを意識することが少ないと思います。実際に「減価償却」という用語を説明できない人は非常に多いのが現状です。会社では経営に近くなればなるほどコスト意識は必要になり、ある意味管理職以上は必須であるともいえます。
    ですので、出世していきたい人には是非とも取得していただきたい資格です。

    日商簿記試験は4級から1級までありますが、筆者は一般的に評価されるのが2級以上ということもあって3級を受けずに2級から受験しました。 日商2級から受験するにしても、3級の知識を前提に出題されるため3級からはじめることになります。



    ■試験結果

    • 期間:20日 (勉強時間 50 時間)
    • 費用:10,863円 (試験代4,500円、参考書代等6,363円)
    • 結果:76点 (100点満点中70点以上で合格)

     

    ■計画
    いつも通り、試験勉強をはじめる前にインターネットで調査しました。その結果、以下のことが分かりました。

    • 合格点は70点以上である
    • 商業簿記は総得点の6割を占める
    • 商業簿記は出題パターンが多い
    • 工業簿記は出題パターンが少ない


    注目すべきは工業簿記です。出題パターンが少ないということは、全てのパターンを理解してしまえば、 毎回満点近く取れるということです。 つまり工業簿記で満点(40点)を取れれば、商業簿記は半分の30点だけ取れば合格できる ことになります。
    具体的に立てた計画を以下に記載します。前述した通り、2級は3級の知識を前提に出題されます。そこで、はじめの1週間は3級の勉強をしました

     

    利用した参考書はサクッとシリーズ。絵が多く、1日の学習量ごとに項目が分かれており、簿記初心者にはおススメとの声が多かったからです。なお、サクッとシリーズ以外ではスッキリシリーズもおススメします。筆者は日商簿記の講師をする際には、サクッとシリーズではなくスッキリシリーズを利用しています。

    スッキリシリーズの特徴は、サクッとシリーズより本が厚くボリュームが多いので、ある程度学習に時間を要します。が、絵が多く、項目ごとに非常に丁寧に説明しているため、ボリュームの割りには苦も無く進めることができます。巻末にも問題が多く載っているので、演習量も問題なくこなせます。

     

    さて、具体的に立てた計画を以下に記載します。はじめの1週間は3級の勉強をしました。スッキリシリーズを選択された方は、以下サクッとシリーズをスッキリシリーズに読み替えてください。


    【3級】
    ・1日目〜2日目
    「サクッとうかる日商簿記3級商業簿記 テキスト」の1周目

    ・3日目〜6日目
    「合格するための過去問題集 日商簿記3級 (よくわかる簿記シリーズ)」の1周目

    ・7日目
    休息

    【2級】
    ・8日目〜10日目
    「サクッとうかる日商2級商業簿記テキスト (サクッとうかるシリーズ)」の1周目

    ・11日目〜12日目
    「サクッとうかる日商2級工業簿記テキスト」の1周目

    ・13日目〜18日目
    「合格するための過去問題集 日商簿記2級 (よくわかる簿記シリーズ)」の1周目
    この1周目で分からなかった問題のみをチェック

    【3級・2級】
    ・19日目〜21日目
    3級のテキスト、2級のテキストを復習し、2級過去問題集については1周目にチェックした問題だけを解答

     

     

    ■実行

    計画通りに3級のテキストは2日で読み終えました。 本来は1週間かける本のようですがボリュームが少ないため1週間もかかりません。 3級で理解が難しいのは減価償却費と貸倒引当金でしょうか。普通に社会人をしている際には、馴染みの薄い内容のせいか、つまづく人が多いようです。減価償却に関しては、ファイナンシャルプランナーなどの関連資格を取得している人には理解しやすいかもしれませんが、具体的な計算まで踏み込むことはないため、計算方法については反復学習する必要があります。
    簡単な講義資料をまとめましたので、興味のある方は以下のリンクをご確認ください。

     

    日商簿記2級講義資料

     

    3日目から過去問題集に取り組み、ここから電卓を使い始めました。 過去問を解く際に意識したことは、必ず書いて問題を解くことです。 簿記試験は暗記というよりはむしろ大学受験の数学のように解法の流れを覚える試験です。 読んで理解しようとしてもなかなか身につかないので、 電車乗車時などの隙間時間を活用しづらいため他資格と比べて勉強が大変でした。
    そこで過去問を解く際には、特に時間を測ることはせず、大問ごとに区切って学習を進めました。朝の電車内では第1問を実際に書くことはせずに読むだけで頭の中で仕訳を行ない、 帰りの電車では座席に座れるよう帰宅時間を合わせ、問題集のコピーを膝の上やカバンの上に広げながら書いて解きました。


    ちなみに3級過去問題集は全て解かず、ある程度理解できたところで切り上げました。なぜなら、過去問を6回分ほど解いた時点で70点以上とれるようになり、2級に進める準備が整ったからです。目的は2級に受かることであり、3級試験に合格することではありません。ですので、3級の過去問を完璧にする必要は全くありません。

     

    2級に関しても商業簿記テキスト、工業簿記テキスト、過去問題集は全て計画通りに進みました。

    商業簿記に関しては、株式や社債等の株式会社ならではの仕訳が加わります。そして、工業簿記自体3級では出題されないため、ゼロから知識をつけることになります。

    これらは一見、難しそうに思えますが、テキスト内にイラスト付きで詳しく説明されているため、ジックリ読んで、演習と解いているうちに理解できるようになっていきます。

    注意すべき点は、分からないところは時間をかけても構わないのでシッカリと理解することです。幸いインターネット上には情報が溢れています。イラストや動画で説明しているサイトも数多くあります。苦手なところは、文字だけでなく、イラストや動画のようなイメージを交えて理解すると良いです。


    19日目から3級テキストと2級テキストの復習を開始しました。その際、本文は一切読まずに練習問題だけ解きました(スッキリシリーズでは巻末の練習問題)。分からなかった問題のみを付箋等でチェックし、もう一度その章の解説を見直し、解けなかった問題に関しては3回解けるまで繰り返しました。
    2級過去問題集については過去試験12回分、全て解けるようになるまで繰り返すことを意識して本番に挑みました。

     


    ■本試験

    試験会場は明治大学の和泉キャンパスでした。京王線の明大前駅から出ると、受験生がゾロゾロ同じ方向に向かっていきましたので、迷うことなく到着することができました。年間十万人を超えるマンモス試験だけあって、部屋数も多い。それだけトイレも混むといういうことなので、早めにトイレは済ませた方が良いです。


    余談ですが、簿記試験というか商工会議所の主催する試験では気をつけるべきことがあります。それは……


    この試験は例外なく途中退出ができません。 つまり、トイレ休憩ができないということです

    試験会場到着時にトイレに行っていたのにも関わらず、試験開始直後にトイレに行きたくなったので、尿意を耐えながらの地獄の2時間でした。 朝コーヒーを2杯も飲むんじゃなかった……
    また、鉛筆削りも使用禁止ですので、鉛筆を使用する人は気をつけましょう(隣の人が注意されていました)。

    閑話休題、本番は「第一問→第二問→第四問→第五問→第三問」の順番で解きました。

    この順番にした理由は、時間のかからない問題をはじめに解くためです。特に、第三問は財務諸表作成問題や精算表作成問題などが出題されるため非常に時間がかかります。第三問が終わったら残り10分しか残ってなかった、という事態も十分にあり得ます。同様に第五問も原価計算のため時間がかかります。そこで、比較的容易に解ける第一問、第二問、第四問を先に解くという戦略です。

     

    実際に私が受験したときには、第五問が終わって第三問に取り掛かる時点でかなり時間に余裕ができていたため焦らず解けたので、結果的にこの順番は成功だったと思います。

     

    もうひとつ気をつける点としては、第三問に精算表が出題された場合、貸方と借方が合わなかったからといって焦ってはいけません。精算表はところどころ加点ポイントがあるため、合計金額が誤っていたとしても、加点ポイントの欄が正解していれば部分点をもらえます。実際に、筆者は借方と貸方が合いませんでしたが、それまでの過程が正解していたため、第三問では6割以上得点することができました。

    ですので、時間があれば焦らずに一つ一つ丁寧に見直しし、少しでも加点ポイントで得点するように減点を回避するのが賢明です。

     


    ■総評 
    簿記試験は隙間時間を利用しづらい試験のためかなり大変でした。一般的に合格までに6ヶ月かかると言われているようですが、綿密な計画を立てて、ひたすら紙・ペン・電卓で反復練習すれば1ヶ月以内で十分受かることができる試験です。

    また、一般的に「2級の商業簿記は3級からの流れである程度解けるので工業簿記が難しい」と言われているようですが、 問題パターンの少ない工業簿記は安定して得点できます。商業簿記でどれだけ点を削られるかが合否を分ける試験であると思います。

     





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