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ITストラテジスト 独学1発合格 〜勉強時間:12時間 実務経験無し〜
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    JUGEMテーマ:検定試験にむけて


    先日、高度情報区分のITストラテジストに合格しましたので、いつも通り合格体験記を書いていきます。
    ちなみに筆者はITストラテジストの実務経験はなく、また他の高度区分を取得していません。ITストラテジストが初の高度情報取得となります。
    今回の秋試験は、元々情報セキュリティスペシャリストかネットワークスペシャリストを受けるつもりでしたが、忙しい時期にあり勉強時間が確保できない恐れがあったので、知識問題の少ないITストラテジスト試験を受けることにしました。予想通り、試験前はほとんど勉強できず、勉強時間は累計で12時間しか確保できませんでした。が、結果は合格。記念受験のつもりで受けたので合格したときは目を疑いました。
    なお、関連資格の中小企業診断士試験に関して興味のある方は以下のリンクをご覧ください。試験範囲が類似しているため、同時に受験するとシナジー効果が得られます。

    中小企業診断士1次試験 独学1発合格 〜勉強時間: 250時間〜


    ■概要
    本試験は、IPAの公式ページによると以下のように定義されています。

    高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。また、組込みシステムの企画及び開発を統括し、新たな価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進する者


    まぁ小難しく書かれていますが簡単にいうと、企業の経営層に対してITを活用した利益増加や業務改善を提案したりするのが役割ってことですね。CTOとかCIOとかをイメージすると良いかと。試験を受ける際にも、常に経営層に提案するつもりで答案を作ることを心がけることが重要になります。

    また、ITストラテジスト試験の難易度についてですが「ITストラテジスト 難易度」とかで出てきたサイトをみると必ずといっていいほど最高ランクに位置しています。弁護士や公認会計士とならんで表示されることも少なくありません。確かに非常に難しい試験ではありますが、弁護士や公認会計士と比べて私生活を犠牲にするような膨大な勉強量の必要な試験ではないため、誰でも合格できる試験ですので、ぜひとも驚異的な難易度に尻込みせずに挑戦してもらいたいと思います。現に筆者は実務経験がなく、さほど勉強せずとも合格できましたので。

    次に試験方式ですが、4段階選抜方式となっています。
    他の高度区分を受験している方々には説明の必要ないと思いますが一応説明すると「午前1」「午前2」「午後1」「午後2」の4科目を受けることになります。午前1と午前2はマークシート方式、午後1は記述方式、そしてITストラテジスト試験では午後2は論文試験となります。以下順に詳細を説明します。

    【午前1】マークシート形式
    午前1は主にITに関する基礎知識が出題されます。過去2年以内に応用情報技術者に合格、もしくは過去2年以内に他の高度情報区分の午前1試験を合格していると免除になります。ITストラテジストにおいては例年受験生の6割ほどが免除するようです。ただし、ITストラテジストは広い知識を必要とされる業務のため、ITストラテジスト試験に合格できるレベルにある人はたとえ試験免除がなくても無勉強でここはパスできると思います。そうはいってもここで落ちると不合格になってしまうので少しでも対策をしておくのが賢明でしょう。

    【午前2】マークシート形式
    午前1と比べて範囲が狭まり、狭く深く問われる科目です。特にITストラテジストでは、マネジメント系とストラテジ系の問題が多く出題される一方、ネットワークやデータベースなどはほとんど出題されません。他の高度区分と比べて計算問題は比較的少なく、用語の確認が多いイメージです。問題数が少なく小さいミスが大きく影響します。また、気をつける点としては技術系の内容があまり出題されないため、IT系業界の方には無勉強は多少つらいかもしれません。例年2割ほどの受験生がここで足切りを食らっています。

    【午後1】記述形式
    ここからがITストラテジスト試験の本番、そして知識問題がほとんどなくなります。問題文を適切に読解し、問われている内容を本文から忠実に解答していくことになります。知識を吐き出すというよりも、文章を理解する国語力が必要になってくるため、一朝一夕で対応することは難しく、逆に国語が得意な人であればほとんど勉強しなくてもパスできるため、勉強時間を減らして合格できるところでもあります。例年4割ほどの受験生がここで足切りをくらうようです。

    【午後2】論文形式
    ITストラテジストの最難関。いくら勉強しても受からない人がいるのは午後2が原因であると考えてまず間違いないでしょう。午後1をクリアしてきた受験生の中での勝負になるため、ハイレベルな争いとなります。当日の試験では原稿用紙を渡されて、自分で内容を構成して1からすべて記入することになります。試験時間は120分と長く、構成を練った後は試験時間終了まで、ひたすら書き続けることになります。試験自体の時間は長いのですが解答に要する時間が非常に少なく、論文ネタの事前準備が必要な科目です。


    ■試験結果
    ・期間:7日(勉強時間 12 時間)
    ・費用:18,708円(受験料5,100円、参考書代等13,608円)
    ・得点
    午前1:免除
    午前2:84点(100点満点中60点以上で合格)
    午後1:74点(100点満点中60点以上で合格)
    午後2:A(A評価で合格)

    合格基準は午前、午後ともに60点以上となっていますが、午後1と午後2については合格率調整が入っているものと思われます。毎年合格率が15%ほどになっているのをみると、大体その前後になるように調節されていると考えるのが妥当です。つまり、全受験生の上位15%に入ることが目標になります。


    ■計画
    まずはインターネットでの情報集めです。
    受験の申し込みをしてから、やはり勉強時間がほとんど確保できない状況になりましたので、テキストや問題集をひとつひとつ完璧にするのではなく、複数の書籍を流し読みをして試験に備えるようにしました。この方法は一般的な試験ではNGなのですが、このITストラテジスト試験では有効です。なぜならば、暗記する内容が極端に少ないため1冊をとことんやり込む必要がなく、色々な合格者の論文を数多く読むことで合格レベルの答案の書き方を学ぶことで、試験の感覚をつかむことができるからです。

    購入する書籍は過去問を2冊、その他には午前用の知識まとめに1つ、そして午後2の論文用に1つ購入することにしました。
    過去問については、iTec社の「徹底解説ITストラテジスト本試験問題」と「ITストラテジスト 専門知識+午後問題の重点対策」を購入することにしました。これはどちらかに絞っても良いと思いますが、高々数千円ケチることで1年無駄にしたくなかったため、念のため両方買うことにしました。

    そして午前2用に「ITストラテジの基礎」を1冊購入。午前1から受験する人は、念のため午前対策用書籍を1冊終わらせておくと良いと思います。そして一番力を入れるべき論文用に「ITストラテジスト 合格論文事例集」を採用しました。この本にした理由は、豊富な論文事例とともに、口コミ評価が高かったからです。

    試験準備は試験日直前の1週間前から。他にやることがあったため非常に大変でしたが、時間を見つけて何とか12時間確保することができました。


    ■実行
    まずは午前の基礎知識から。書籍を開いて中を読むと、初見で解ける問題だらけ。筆者は中小企業診断士の対策講師をしていることもあり、経営系の用語には日頃から触れる機会が多いため、1時間ほどかけて半分ほど読み進めたところで十分だと判断し、午後1に進むことにしました。経営系の試験を受験したことのない人はこの1冊をしっかりと終わらせたほうが良いと思いますが、特に中小企業診断士や公認会計士の受験経験者は午前はサラッと確認するだけで良いかと思います。

    次に午後1に進みました。
    初めに過去問を開いて思ったのは……中小企業診断士二次試験と同じ。試しに問題を解いたところ、これも午前同様ほとんど解けました。一応過去問に載っている3年分だけは終わらせましたが、特に実際に時間を計測して解くということはせずに電車の中などの隙間時間を使いました。過去問は2冊購入していたので、1つの問題に対して2冊分それぞれの解説を読みながら進めました。
    午後1は、4つの選択問題から2つを解く形式なのですが、第4問目は組み込み系の問題となっています。そのためか、組み込み系をやったことがない受験生はそれを敬遠するようですが、午後1に関して言えばそれは得策ではありません。午後1は国語の試験です。必ず文中に解答の根拠があるので、組み込み系だろうがシステム開発系だろうが解き方は変らないため、本番は4つの問題をすべて吟味してから選択することをおススメします。
    なお、試験時間は90分ですので、1問あたり45分で解くことを目安にすると良いでしょう。本番では、たとえ1問目を解答中でも45分経過したら次の問題に移るようにすべきです。
    なお、国語試験に自信がないという人に筆者がおススメする午後1対策は中小企業診断士二次試験対策本として有名な「事例攻略のセオリー」です。全ての回答の根拠は本文に存在し、もしも本文中になかった場合は午前の知識で解く、という記述試験の基本中の基本が学べます。ITストラテジスト受験者にとって特に関係するのは中小企業診断士の事例3でしょう。生産管理はITストラテジストでも頻出です。逆に事例4には一切手を付ける必要はありません。この本を仕上げれば合格点に達することができるでしょう。

    そして最後の午後2。
    「ITストラテジスト 合格論文事例集」の第1部の合格論文の書き方を読み進めました。作文と論文の違い、章立てにすること、論文を書く前に全体構成を考えること、文字数指定に気をつけること等、基本的な作法が書かれていました。中でも一番役立ったのはワークシートです。書籍の後ろに論文作成に役立つワークシートが用意されており、それを埋めていくことで論文構成を作ることができます。試験前にこのワークシートを使って論文ネタを作っておきます。

    次に論文のネタについてです。筆者は、ITストラテジストの実務経験がありませんので、自分が下流エンジニアとして携わった案件を思い返し、上流のITコンサルタントや顧客の考えたアイデアをさも自分が考え出したかのようにストーリーを作り上げ、さらにその中で自分なりに工夫したかった点などを盛り込んで、頭の中にオリジナルの案件を2件ほど用意しておきました。それを出題に合わせて調整しながら答案を作ることで、勉強時間を大幅に減らすことができます。
    ITストラテジスト試験の他受験生はベテランがほとんどで、彼らは多くの案件を経験しているため引き出しが多く、そういう人たちは試験の場で出題内容に合わせることができるかもしれません。しかし、実務経験が不足している筆者がそれをできるはずがありません。事前に用意する2つに関してはベテラン勢並み、もしくはそれ以上のレベルで用意しておき、それを適宜問題に合わせて変更するほうが得策でしょう。

    また、午後2は3つの選択問題のうちから1つを選ぶ方式なのですが、必ず組み込み系の問題が1題含まれています。午後1と違って全く携わったことのない案件で論文を組み立てることは難しいので、普通のSEであれば組み込み系は対象外になると思われるため、本番試験では2つのうちから1つを選択する形になると思います。

    試験日までの日数が少なく、一度も論文を書く機会はありませんでしたので、とにかく本書の論文事例を読みました。ただ読むだけでは意味がありません。内容はどうでも良いので、重視すべきは論理展開。案件の中で何かアイデアを出すときは必ず複数列挙し、その中から理由とともに1つに絞るようにしました。そして、案件が順調に進むことはまずあり得ずトラブルはつきものですので、案件の最初と途中にそれぞれ問題(問題解決の際の問題の意)があったというシナリオを入れて、それを○○という工夫で解決した、というような展開にしていきました。
    特に、ITストラテジスト試験においては、問題に直面した際に、ツールを用いて華麗に解決する、という方法は歓迎されないらしく、体を使って動き回ることを盛り込むと評価点が上がる、という意見が多かったので、顧客のキーマンに何度も足を運んで直接提案をしたり、それでも無理なら顧客の担当者にお願いして打ち合わせの場を設けてもらったり、社長に取り次いでもらってトップダウンの意思決定をしてもらったり、といったストーリーを作り上げました。

    最後の改善点については、自分の提案について抜けがあったというストーリーにするのではなく、こういう工夫をすればより顧客の満足を得られた、次のリリースではこういう点を組み込んで利益増加を通じて顧客満足を図る、というようにしました。そうすることで、自分の提案にアナが少なく、かつ顧客志向であることをアピールできます。

    なお、時間配分は、はじめの40分は論文構成を考え、残りの80分で一気に仕上げると良いと思います。書くスピードにもよると思いますが、これなら大体文字数の最低ラインはクリアできると思われます。

    本番では、本書に記載されているレベルの論文を書くことは不可能なので、多少繰り返しを使って字数を稼ぐことを考えたり、多少の矛盾があっても気にせず答案を書こうと思ったり、していました。

    ■本試験
    試験会場は東京都三鷹市の明星学園高校でした。午前1が免除だったので、午前は時間に余裕がありました。なので、自転車で1時間かけて試験会場付近の無料駐輪場に停めてそこから歩いて会場に向かいました。今回は情報セキュリティスペシャリストと同じ試験会場らしく、比較的年齢層の低い受験生も多く見られましたが、自分の部屋に入ると周りはほとんどベテラン技術者といった風格の方だらけでした。

    まずは午前2から。試験時間が短いのですが、その分問題数も少ないので時間を半分以上残して順調に終わりました。途中退室ができないため、何度も見直しして点数予想まで計算しました。厳しめの採点で6割は超えていたので安心して昼食を迎えられることができました。

    午後1は、初めの選択は第2問の物流を選び、問題選択に成功したためほぼ満点を取ることができたと思います。そして残りの3問を見渡して第4問を選びました。初めの方の問題は解答の根拠が見つけやすかったのですが、後半にいくにつれて難しくなっていき、全問解き終えた時には解答を重ねたものが結構ありました。
    時間ギリギリまで根拠を探し続けましたが、結局書き直すことなく試験時間が終了。ここで足切りをくらったかもしれないという不安とともに答案を提出しました。

    午後2では、予想とは大きく異なった問題が出題されました。
    事前に用意したストーリーを適用しづらかったのですが、半ば強引に当てはめて論文構成を作成していきました。そのため、多少問題に対してズレた解答をしていた不安はありましたが、時間は120分と少ないため後戻りはできず、ひたすら書き続けました。
    試験時間が残り30分となったところで、それまで1回も論文を書いていなかったことが仇をなしてか、文字数が足りないという状況に陥りました。そこで、減点を覚悟で特に強調したい部分を言葉を代えて繰り返すことで文字数稼ぎに走りました。試験時間が終わるまで一切止まらずに書き続けて、文字数を少しオーバーしたところで終わりを告げるチャイムが鳴りました。長かった試験が終わってホッとしたと同時に、かなり適当に答案を埋めていたので不合格も確信していたため、来年試験にはどうやって挑もうか思考を巡らしました。

    2ヵ月後の合格発表日も結果を確認せずに、それから10日以上経ったところでたまたま受験票をみつけたので確認してみたら、なんと驚きの合格。思いもよらなかった結果にしばらく呆然としながらも嬉しく思いました。

    ■総評
    今回、12時間という非常に少ない勉強時間で合格することができましたが、誰でもこの時間で合格できるとは思いません。やはり、中小企業診断士試験の経験があり、午後1までの勉強時間を極端に減らせたからここまで勉強時間を減らすことができたと思います。
    また、論文試験は運も必要になってくるため、人によっては何回受験しても受からないという事態に陥る恐れもあります。採点基準が不明なため、雲を掴むような勉強になりがちですが、論文試験に関しては5割弱が合格できるため、まずはほぼ確実に午後1を突破できる力を身につけ、あとは毎年諦めずに受験し続けるという強い意志を持つことが肝心です。

    あと、試験は何が起こるかわかりません。筆者自身、当日自信のない試験は受けずにスルーしたりすることがあったのですが、今回の試験を期にその考えを改めて1%の合格可能性がある限り、取りあえず受けていこうというスタンスにすることにしました。

    受けなければ受かることはないのです。

     

     

    ◎ITストラテジスト試験午後橘簑蠅硫鬚方のnote

    ITストラテジスト試験午後橘簑蠅硫鬚方を説明したnoteを投稿しました。事例攻略のセオリーが絶版になったため、代替書籍を求める声が多かったのがnote執筆理由です。下記リンクより飛んでいただければ幸いでございます。

     

     

     

    なお、午後兇亡悗靴討郎のところ執筆未定です。要望があれば執筆することにいたします。

     

     

    最後に。

    実務経験がないというところで誤解がないようにするため、筆者の経歴は「スカイプ家庭教師」でご確認を。IT業界では下流エンジニアとしてテスター及びプログラマーを担当しておりました。

     







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    | katekyonet | 資格勉強 | 20:46 | comments(56) | - | - | - |
    応用情報技術者試験(AP) 独学1発合格 〜勉強時間: 50時間〜
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      JUGEMテーマ:検定試験にむけて

       

      今回はIPA主催の応用情報技術者試験を受けました。2ヶ月前に受けて今月やっと合格発表が行なわれました。 結果は合格。無事に応用情報技術者に認定されました。
      働きながらの勉強期間20日での合格はかなりハードでした。 とにかく無駄な時間を省き、休日も効率的に使うことが大事です。 たまに学生が1週間で合格したという話しをききますが、 確かに昼間も勉強できる学生であれば1週間で合格できそうです。

      ちなみに筆者は基本情報技術者試験を受験していません。 次の2つの理由から基本情報技術者を飛ばして応用情報技術者を受けました。
      まず、ITパスポートが実質勉強期間3日で受かったので、 応用情報技術者に受かる自信があったから。 そして、IPAの試験は1年に2回しか実施されないため 基本情報技術者試験を受ける時間が勿体無いと考えたからです。
      試験後の各資格学校の発表している解答速報で自己採点したところ合格点ギリギリでしたので心臓に悪い2ヶ月間でした。 ちなみに日商簿記2級試験の発表日もIPAの合格発表日と同じく12月21日で、 この結果報告については後日まとめようと思います。


       

      ■概要
      応用情報技術者試験はスキルレベル3に分類され、合格者は国からITエンジニアとして応用的な知識・技能を有することを認められたことになります。一般的には実務経験が数年程度あるITエンジニアを対象としているため、スキルレベル2の基本情報技術者と比べて新卒での取得者数は限られてきます。逆に言えば、新卒でこの資格を取得していることで他との差別化を図れることになりますので、現役ITエンジニアには当然として、将来ITを使った職業に就こうと考えている学生等にもおススメの資格です。
       


      ■試験結果

      • 期間:20日(勉強時間 50 時間)
      • 費用:13,645円(試験代5,100円、参考書代等8,545円)
      • 結果:午前 81.25点 午後66点

       

      ■計画
      本試験が10月21日でしたので、勉強開始予定の10月1日までに情報収集を行ない、 10月1日から勉強を始めました。 情報収集の段階で本試験を分析したところ、以下のような傾向があることが分かりました。

      • 午前は過去問と同じ問題が出題されることが多い
      • 午後は過去問と同じ問題は出ない
      • 午後問題は午前の知識を応用して解けるように作られている


      つまり、午後問題は午前問題の知識を利用して解くように作られているため午前問題の勉強で丸暗記をせず、問題の本質を理解するよう勉強すれば、 午後の勉強はほとんどしなくても合格できるということです。
      とは言っても午後問題に慣れておく必要はあると考え 午前のためだけに14日間勉強し、 残りの7日間を午後の勉強時間にあてるようにしました。
      午後問題は12題から6題を選択するようなので、以下の6題に決めました。

      • プログラミング
      • システムアーキテクチャ
      • ネットワーク
      • データベース
      • 情報セキュリティ
      • 組み込みシステム開発

       

      ここで注意がひとつ。短期間で合格することを目的にするのであれば、12題すべて勉強するのは得策ではありません。前述したように午後問題は午前問題の応用で解くことができますので、午後の学習は午前の知識を応用する手法を学んでいくことになります。つまり、本番で学習した6題以外の問題を本番に選択したとしても、午後の解き方が分かっていれば得点することが可能なのです。本記事の後の方で書きますが、実際に筆者は本番ではプロジェクトマネジメントを選択し、見事に9割近く取得することができました。

      閑話休題、本番に選択予定の問題が分からなかった場合の保険として「経営戦略」「システム開発」を考えました。 使用する参考書、問題集はiPhoneアプリの「応用情報一問一答」「応用情報技術者予想問題集」「応用情報技術者 午後問題の重点対策」「ニュースペックテキスト 応用情報技術者」です。

      ※筆者合格時は「合格への総まとめ」を使っていたのですが古くなったので、同様のまとめ書籍である「ニュースペックテキスト(Kindle版も有)」をおススメします


      現在、応用情報一問一答のKindle版が発売されていますが、どうしても書籍で学習したい方は「応用情報技術者 最頻出問題集」等で代用できるので、以下「応用情報一問一答」を「応用情報技術者 最頻出問題集」等に読みかえてください。

      具体的な計画は以下の通りです。

      ・1日目〜3日目
      「応用情報一問一答」の1周目を終える

      ・4日目〜5日目
      「応用情報一問一答」の2周目以降を実施し、 さらに1周目で分からなかった問題を3回解けるまで繰り返す

      ・6日目〜7日目
      休息

      ・8日目〜10日目
      「応用情報技術者予想問題集」の午前範囲の1周目を終える

      ・11日目〜12日目
      「応用情報技術者予想問題集」の2周目以降を実施し、 さらに1周目で分からなかった問題を3回解けるまで繰り返す

      ・13日目〜14日目
      「応用情報技術者予想問題集」の選択予定の6題の午後範囲の1周目を終える

      ・15日目〜17日目
      午前知識の確認として「ニュースペックテキスト」の1周目を終える。

      午後対策として「応用情報技術者午後問題集」の選択予定の6題の1周目を終える

      ・18日目〜19日目
      午前知識の確認として「ニュースペックテキスト」の分からなかった問題を3回解けるまで繰り返す。

      午後対策として「応用情報技術者予想問題集」「応用情報技術者午後問題集」の選択予定の6題の分からなかった問題を3回解けるまで繰り返す

      ・20日目
      前年度試験の過去問を解く。
      時間があれば 「応用情報技術者予想問題集」「応用情報技術者午後問題集」の「経営戦略」「システム開発」の範囲の、問題は解かずに問題と答えだけを流し読みをする

       

       

      ■実行
      計画通りはじめの3日間で「応用情報一問一答」の1周目を終わらせましたが、 2周目が予想以上に時間がかかり、5日目にしてようやく終了。 土日は休みたかったのですが、 計画通りに進めるために土曜日を使って全ての問題を3回解けるまで繰り返しました。
      7日目〜12日目までは、 計画通りに「応用情報予想問題集」の午前範囲を仕上げることができました。そして、13日目の土曜日に「応用情報技術者予想問題集」の午後範囲を行なったのですが……
      ネットワークと情報セキュリティの分野以外全く分かりませんでした。
      今まで取得したベンダ試験の中ではCCNAくらいしか役に立ちませんでした。というのも、Oracle MasterやLPIC等の試験では細かいコマンドや、そのソフトウェアやOSに特化した仕組み等を覚えてきたのですが、応用情報技術者試験では幅広く汎用的、一般的な知識を問う問題が出題されます。つまり、狭く深く問われるベンダ試験と比べて、広く浅く問われるのが応用情報技術者試験です。


      プログラミングに関しては実務でほとんど書いたことがなかったため、答えを見ても理解できない状態でした。そのため、時間をかけて勉強しても非効率だと割り切り、意味が分からないながらも答えと解説だけを見て1日で切り上げました。 14日目から選択予定の午後問題の6題を順番に進めていき、 17日目に予想問題集の午後問題と午後問題集の1周目が終了しました。

       

      プログラミング、データベースに関しては全然分からないまま試験日3日前になってしまい焦りました。 18日目にシステムアーキテクチャの2周目から開始し、 ネットワーク、情報セキュリティ、組み込みシステムまでを何度も繰返して解説を読みました。 19日目にデータベースとプログラミングの2周目を開始し、解説を見て理解できる問題だけに集中してそれ以外は切り捨てました。

      また、プログラミング問題は配点が高いのですが、それまでの演習量の少なさが不安でしたので「情報処理教科書 基本情報技術者 合格問題集」を急遽購入し、プログラミングの章だけ選択肢を隠して記述形式で解答しました。当然解けない年もありましたが、何とか解ける年が増えてきました。応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験を記述式にしたものですので、このような学習方法によって演習量を増やすことが可能です。

       

      20日目には、時間配分を確認するために前回試験の過去問を解き、「経営戦略」「システム開発」の範囲に関しては解説だけ読んで 本試験に挑みました。

       

      本試験会場は、新宿の専門学校でした。試験時間に余裕をもって到着。下層階は基本情報技術者試験で、上層階が応用情報技術者試験と分かれていました。エレベーターで基本情報技術者試験の階にとまると受験者たちの声が聞こえてきました。おそらく、集団で受験しているのでしょう。しかし、応用情報技術者試験の階は、シーンと静まり返っており、緊張感が漂っていました。

       

      試験が開始すると午前試験は順当で、過去問と同じ問題がいくつか出題されました。合格ラインを超えていた自信がありましたので、午後問題には不安なしで挑むことができました。昼食を食べ終わってから会場の周りをぶらぶらして気分をリラックスさせました。

       

      次に本番の午後試験。予想外にも午後問題はデータベースと組み込みシステム開発に関しては問1から解けなかったので、急遽全問を見渡し「情報システム」「プロジェクトマネジメント」に切り替えました。 それまで一度も学習していなかった「情報システム」「プロジェクトマネジメント」でしたが、午前知識の応用と午後記述式の対策をしていたことで解くことができました。特にプロジェクトマネジメントは9割近く得点することができました。また、直前の演習量が功を成してか、最も心配だったプログラミングが解けたのは幸いでした。

      合格発表日には成績開示時間が待ち遠しく、時間になった後で半ば諦めた気持ちで結果をみると合格していました。

       


      ■総評

      私の場合20日間で合格できましたが、これは決して簡単な試験ではありません。基本情報技術者に合格した直後で知識が十分だと思っていても、午後は記述なので選択式に慣れた曖昧な知識で挑んでしまうと、手も足も出ない怖れもあります。 特にIT系の知識のない人は2ヶ月程勉強しないとキツイ試験だと思いますので、 自分のレベルと試験のレベルの差を確認し、適切な計画を立てることが重要です。

       

      最後に。

      それまでの経験が勉強時間に影響するとのコメントをいただいたので、筆者の経歴は「スカイプ家庭教師」でご確認を。応用情報技術者試験は、新卒でIT業界に入社したその年の秋受験で合格しました。

      大学時代にプログラミング実習の経験はありません。具体的にいうと、研究室でC++による高速演算処理をやろうと思いましたが数日で挫折し、それ以後3年間プログラミングアレルギーになっていました。今でこそプログラミングができるようになり、個人でAndroidアプリを作成していますが、未だにプログラミングが好きではありません。必要だからやっているだけです。

      IT業界に入ってからは1週間に1つの資格を取得することを目標にしました。過去の記事をみていただければ分かりますが、5月入社(事情があり4月入社ではないんです……)してから応用情報技術者に挑戦するまでに取得した資格は下記の通りです。IT系以外は除外します。

       

      • ITパスポート
      • CCENT
      • CCNA
      • Oracle Master Bronze
      • Oracle Master Silver
      • LPIC LEVEL1
      • LPIC LEVEL2
      • ITIL v3 Foundation
      • MCTS:Windows Server 2008, Active Directory
      • MCTS:Windows Server 2008, Network Infrastructure

       

      色々取得していますが、本記事にも書いてある通りCCNAくらいしか役に立たなかったというのが本音です。午前に関してはITパスポートが役に立ったといえば役に立ったのかもしれませんが、試験慣れしてる人にとっては午前試験は一般的な選択式試験ですので問題なく通過できるかと思います。

       

       




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      | katekyonet | 資格勉強 | 22:24 | comments(12) | - | - | - |
      AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA) 独学1発合格 〜勉強時間: 20時間〜
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        ■はじめに
        久々の資格試験の合格体験記です。今回合格したのはAWS(Amazon Web Service)認定ソリューションアーキテクト アソシエイト試験(SAA)。現在、クラウドサービスの世界トップに君臨するAWS社の開催する資格試験です。


        ちょうど、今月12月の上旬にAWS re:InventというAWS最大のカンファレンスに参加することになっていて、知識レベルを上げておくために本試験の受験を決めました。あと、AWS認定資格をもっているとAWS主催のイベントで認定者限定のラウンジを使えるってメリットもありましたしね(笑)


        ちなみに受験前の私のレベルですが、AWSはS3とEC2、そしてIAMとLambda以外はほとんど触ったことがない状態でした。実際にAWSを使ったことはありました。が、受験してみて分かったことは、資格合格が目的であれば実機を動かす必要はありません。そもそも、出題範囲が広すぎて、出題される全サービスを触ったことのある人なんてほとんどいないのではないでしょうか。


        ですので、AWSにこれから携わろうとしている方も触ったことがないからと臆することなくぜひ受験してみてください。

         

         

        ■AWSとは
        まず、AWS社とは何ぞやというところから説明を。


        AWSはAmazon Web Serviceの略です。名前にAmazonとついていることからも分かるように、皆さんもご存知の世界最大のオンラインショッピングストア『Amazon.com』の裏側で動いているサービスを運営する会社です。365日24時間停止することがなく、顧客にショッピングサービスを届けられるシステムは秀逸です。その素晴らしいシステムをAmazon以外でも使えるように提供されているのがAWSと呼ばれるクラウドサービスであり、それがそのまま会社名になっているわけですね。


        こういったサービスが出てきたことによって、システムエンジニア(SE)の仕事も昔と今ではかなり違ってきています。
        以前はサービスを提供するためのシステムを構築するとなると、まず機器を揃えてきて、配線を行なって、機器ごとの設定をして、OSをインストールして、各種アプリが動くようにパッケージを入れて、、、といったような非常に面倒くさい作業がありました。初期コストも大きいですしね。


        それを今ではクラウドサービスといった形で、顧客がすぐにサービスをはじめられるようなインフラが丸ごと提供されるようになりました。なので、お金に余裕のない中小企業、さらには個人レベルでもサービスを提供しやすくなりました。


        まぁ、ここら辺の詳細についてはAWSで検索すれば色んなサイトがありますのでそちらに譲るとして。次に、このクラウドサービスについてのスキル証明であるAWS認定資格試験について簡単に紹介を。

         

         

        ■AWS認定資格について
        AWS認定資格には、2020年現在11種類存在します。


        ●基礎
         ・クラウドプラクティショナー 


        ●アソシエイト
         ・ソリューションアーキテクトアソシエイト(アーキテクト)
         ・SysOpsアドミニストレータアソシエイト(運用)
         ・デベロッパーアソシエイト(開発者)


        ●プロフェッショナル
         ・ソリューションアーキテクトプロフェッショナル(アーキテクト)
         ・DevOpsエンジニアプロフェッショナル(運用、開発者)


        ●専門知識
         ・ネットワーク
         ・ビッグデータ
         ・セキュリティ
         ・マシンラーニング
         ・Alexaスキルビルダー

         

        この中で私が今回受験したのは「アソシエイト」の中の「ソリューションアーキテクトアソシエイト」という試験です。
        これを選択した理由としては、AWSに関する幅広い知識を習得したかったからです。プロフェッショナル系と専門知識はまだ必要なく、クラウドプラクティショナーよりは深い知識を得たかった。


        で、アソシエイトレベルになるのですが、運用や開発者よりもシステム設計が幅広く知識を習得できると考えたためソリューションアーキテクトを選んだという次第です。


        実際にこのソリューションアーキテクトアソシエイトは初AWS認定資格受験者にとって人気があるようで、合格体験記もかなり多かったように思います。

         

         

        ■試験結果
        ・期間:30日(勉強時間 20 時間)
        ・費用:23,823円(受験料16,500円、参考書代等7,323円)
        ・得点:881点(1000点満点中720点以上で合格)

         

        IT系の資格試験は相変わらず受験料が高い。ただし、このソリューションアーキテクトアソシエイト試験はまだ安い方で、ソリューションアーキテクトプロフェッショナルは受験料が約2倍です。


        試験終了時には合格した確信はありませんでした。が、結果としては合格基準点をかなり上回った881点で合格できました。記事の後の方で紹介するWeb問題集のおかげです。

         

         

        ■計画
        勉強期間は約1ヶ月。そもそもAWSについてほとんど知らなかったので入門書を買うことにしました


        実際に書店に行ってみて立ち読みして一番気に入った最短突破 AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 合格教本」を購入決定。文字数が多くなく、サービスごとに概要が書かれおり、イラストを多用していて分かりやすかったからです。
        逆に、AWSについて知見のある人は「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト」がおススメです。分量が多く、入門書のようなサービスの羅列ではなく中身まで踏み込んだ内容となっているため、より実用的な書籍になっています。


        書籍では圧倒的に演習量が足りないため「AWS WEB問題集で学習しよう」というWEB問題集サイトを利用しました。ソリューションアーキテクトアソシエイトであれば60日間3,880円のゴールドプランで十分です。その後に別のAWS試験も合格する予定の方は、目的に応じてプラチナプランやダイヤモンドプランにしても良いでしょう。私はソリューションアーキテクトアソシエイトだけを受験する予定でしたのでゴールドプランにしました。


        このサイトにはソリューションアーキテクトアソシエイトの問題が900問以上収録されています。しかし、チェックしておきたい問題にマークをつける機能がなく、さらに問題ごとの正解履歴を残せないという使いづらい面が多い。まぁ他にマトモなWEB問題集サイトがないので仕方がないでしょう。
        この問題集を3周ほど回せば合格レベルに達することができます。


        ちなみに、ある程度AWSに詳しい人であればこのWEB問題集だけでも十分合格できると思います。AWSサービスの種類をほとんど知らないような私のような方は、素直に書籍からはじめるのが良いです。問題集では「EC2とは何か?」みたいな初歩的なことは省かれていますので。。。


        なお、AWSの公式模擬試験は受けませんでした。インターネット上の合格体験記では絶対に受けておいた方が良いという意見が多かったのですがね。
        その理由は、模擬試験がわずか20問で税抜2,000円という金額のこともありますが、それ以上に模擬試験を受けても解答が分からないという書き込みがあったからです。となると、すべての問題のスクリーンショットを取得して、自分で正しい解答を調べなければならない。こういった作業は非常に時間がかかるため非効率です。
        料金が2倍の4,000円でも解答と解説付きだったら受験したと思います。

         

         

        ■実行
        まずは書籍から。各章の問題や巻末の模擬テストは必須ではありません。1ページ目から順番に読んでいってもイラストが多いのでつまずくことなく進められると思います。


        当初、私はいつも通りに問題を解いてから説明を読むというスタイルで、各章の問題を解いてから章の初めに戻って説明文を読むようにしました。しかし、この本は本当の初学者向けのため説明が非常に丁寧で短く簡潔なので、いきなり説明文を読み進めても問題ないかと思います。


        この本からは、AWSにはどんなサービスがあって、どんな機能があるか。また、AWSの基本構想(三層アーキテクチャ)を理解できれば十分でしょう。この本のレベルだと、CloudFormationとElastic Beanstalk、OpsWorksの違い及びそのユースケースは分からないと思います。後ほど手をつけるWEB問題集でそこら辺はカバーできるので、取りあえずはインフラ構築を自動化できるサービスなんだなとひとくくりにしてしまって良いでしょう。


        CloudWatchとCloudTrail、EBSのボリュームタイプについても深くは理解できないので、前者は監視サービス、後者については色んなタイプが用意されていて用途に応じて使い分けるんだな、という程度で留めておけばOK。WEB問題集で何度も繰り返して出題されるポイントなのでイヤでも覚えることになります。


        そんな軽い気持ちでサラッと3周ほど読み通します。私は章末問題までキッチリと解いたのでここまで3時間ほどかかりました。これでWEB問題集に進む準備ができたことになります。


        次にWEB問題集に進みます。
        この問題集は7問ずつが1セットになっていて、それが約130セットあります。そして、後半に行くにつれて問題分が長くなって、より実試験問題に近いような出題になっていきます。おそらく、試験が開始された当初は前半のような単純な出題だったのですが、徐々に試験問題が進化して応用問題を含むようになったのでしょう。


        1セット目〜80セット目くらいまでは1時間で20セットをこなしていきます(4時間)。分からない問題はすぐに解説を読み、解説文が長ったらしいものに関してはポイントだけ抑えて読み飛ばします。
        一般的な問題集では、どうして他の選択肢が間違っているのか、というところまで踏み込んで考えた方が良いのですが、本WEB問題集においてはそこまで深入りする必要はありません。その選択肢が正解となる理由を抑えるだけで十分です。なぜかというと、問題によっては解説が長ったらしいことに加えて、そもそも全問題数が900問以上と多いため、その他の選択肢が解答となっている問題も多く含まれているからです。


        で、80セット目から130セット目までは1時間で10セットをこなしていきます(5時間)。問題文が長くなってくるので進めづらくなってきます。その他、気になったワードをインターネットで調べたりする作業が追加で1時間くらいかかりました。
        WEB問題集の1周目は10時間ほどでした。


        2周目も同じように最初から順番に解いていきます。ただし、2周目に分からなかった問題および解けたけれども少々不安な問題はスクリーンショットを取るようにしておきます。
        これがこの問題集の悪いところなのですが、どの問題が解けて、どの問題が解けなかったかの履歴を確認することができません。なので、2周目に自信をもって答えられた問題は3周目に再度解くことのないようにスクリーンショットで撮った問題だけを3周目に解くようにします。これで時間節約です。
        2周目は5時間ほどでした。


        そして3周目。
        2周目でスクリーンショットを撮ったものだけを解いていきます。分かったものからどんどん写真を削除していきます。3周目で分からなかった問題については4周目で解きなおし、全問題のスクリーンショットが削除出来たら終了です。
        3周目以降は2時間ほどでした。


        ちょうどこの作業が受験日の前々日に終わり、最終日は特に何もせずにゆっくりしました。



         

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        | katekyonet | 資格勉強 | 09:59 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
        影響力をもつためには? 〜『楽をする』ことの重要性〜
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          日本では忙しく走り回り、人以上に努力することが美徳とされてきました。定時に帰る人は暇だと思われる一方で残業を多くする人が評価される。学校でも上手に手を抜いて成績を修めるよりも真面目な生徒が先生に気に入られる。無駄に大量の宿題を出されて、それを完璧にこなす生徒の評価が上がる。


          我々日本人はこれが当たり前のように教育されてきました。が、いざ冷静になって考えてみると「おや?」と違和感を覚えます。確かに努力することは大切ですが、それ以上に結果を出すべきだということが忘れられている。まさに主客転倒。


          とはいえ、多くの日本人がこのような思考になったことには原因があります。いや、日本というよりも世界的にでしょうか。


          本記事では、なぜこのような努力が美徳と考えられてきたかを初めに論じます。そして次に世間的に悪とされる「楽をすること」のメリットをあげて、最後にビジネス書の名著である『金持ち父さん 貧乏父さん - アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』を紹介したいと思います。

           

           

          ■世の中はあくせく走り回る人がいなくては回らない
          あくせく走り回る人がいなければこの世の中は回りません。これは資本主義の原理です。人間は元来苦労を避けて楽をしたがる生き物です。しかし、大人へ成長する過程において徐々に感情をコントロールできるようになって我慢を覚えます。ほとんどの人はこの我慢を駆使して楽をする気持ちを抑えることで社会を生きのびています。しかし、我慢をする必要がなくなったらどうなるでしょうか。当然、その人は再び楽をするようになります。


          これが資本家や投資家ーーいわゆる金持ちです。苦労から解放されて楽に生きることを実現した希少種です。彼らは自分が動く代わりに、自身が働かないようにするために仕組みを作ります。あくせく働きまわる労働者が生み出した利益の一部を受け取ることで生活しています。株式会社は出資者からお金を借りて事業を行なっています。そして現場で働く人々が稼いだ金の一部が出資者に還元される仕組みとなっています。


          これが現代の社会システムです。この世の中は残念ながら労働主義社会ではなく資本主義社会です。資本主義社会というものは、資本ーーつまり金をベースとして世の中が回るという思想です。


          頑張ることを否定するつもりは全くありません。私が主張したいことは頑張る方向性を単純に労働時間を増やすことに費やすのではなく、仕組みをつくる方に向けるべきだということです。つまり、体で忙しくなるのではなく頭で忙しくなること。このように頑張る方向性を頭を使うことに注力することが資本主義社会で有利に生きるために必要なのです。

           

           

          ■楽をしなければ影響力のあることはできない
          さて、ここからが本題です。
          大きな影響力を持ちたければ自分自身で何でもやろうとしてはいけません。極端に言えば、楽をするということです。なぜならば、人間がひとりでできることには限界があるからです。


          私自身、大学生の頃は、自分で研究して何か大きなことを成し遂げてやろうと考えていました。当時はノーベル賞を取得してやろうとも考えたこともありました。しかし、大学院で研究をやる傍ら家庭教師や塾講師の仕事をしていて徐々に心変わりしました。それは、自分一人の力だけでは多少の功績しか残せないだろうこと。それよりも、自分が教える側に徹して教え子たちがそれぞれの道で成功を残す方が、社会への影響が大きいということに気がついたからです。


          そこで、就職後も個別指導塾のアルバイトを続け、その後スカイプ家庭教師として独立しました。私自身教えることが好きなので本業と副業を楽しく両立することができました。しかし、スカイプ家庭教師を続けているうちに一つの疑問が浮かびました。それは、家庭教師という手法では教えられる生徒に限りがあるということです。


          人を雇って学習塾をはじめるという案も思いつきましたが、教育を任せられる人を探すことが大変難しい。また、当時はお金が無かったため、そもそも人を雇うほどの余裕はありませんでした。書籍にしても初期投資がバカにならない。そこで、スマホのアプリ開発に手を出すことにしました。スマホアプリならパソコン一台あれば開発できる上、一度作成してしまえばユーザが自由にダウンロードできるという。まさに初期投資が少なく、より多くの人々へ届けることができる素晴らしい手法でした。


          その結果、教えるための仕組みができたことで私が直接教えなくても受験法を多くの人々に届けることができるようになりました。今では、アプリの他にもnoteというサービスを使って私の受験ノウハウを公開しております。今現在は、より大きな影響を与えられるソフトウェアの構想を練り終え、これから形にしていこうと準備をはじめている段階です。

           

           

          ■金持ち父さんの教え
          「金持ち父さん 貧乏父さん - アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学」というのはロバート・キヨサキ氏が世に出した非常に有名なビジネス書です。皆さんの中にも読んだことがある方は多いでしょう。この本はお金に関する哲学の他に、実に多くのことを教えてくれました。その教えのひとつが「仕組みを作る」というポイントです。


          例えば、店舗経営には大きく三つの役職があります。
          一つ目は店舗で働いている店員です。この人たちは自身の労働力を店に提供し、複数人がシフト制で店を切り盛りします。
          二つ目はマネージャーです。この人は管理に長けており、効率の良い人員配置や時間割、店舗の品ぞろえを考えてくれます。マネージャーのおかげで店員は販売という自分の役割に注力することができます。
          そして三つ目がオーナーです。オーナーは店舗を提供するだけでよく、あとは優秀なマネージャーを見つけさえすれば優秀な店員とともに勝手に店が繁盛してくれます。


          この店舗の例の中で人々の役に立ちたいと思った場合、どの役職になるべきでしょうか。
          店員は対応した顧客ひとりひとりにとっては役に立てるでしょう。身近な人の役に立ちたいというのであれば現場の店員は良いと思います。しかし、店員はその店だけでしか影響力を持てません。


          マネージャーにしても一つか二つの仕事を持つのが限界でしょう。この人が影響を与えられるのは、自分が担当した店舗のみです。店員よりは広範囲の地域貢献というのであればマネージャーが適任かもしれません。


          一方でオーナーは何十個、何百個、時には何千個以上もも店舗を持つことができます。その影響力は日本だけにとどまらず世界にまで及ぶ可能性もあります。つまりそれだけ影響力を持っているということです。


          ソフトバンクの孫正義社長は誰もがご存知だと思います。道を歩けば至る所にSoftBankの看板が見られます。この影響力はすさまじい。以前は、NTTやKDDIといった大手が高価格で牛耳っていた携帯電話料金でしたが、それを安くし、今では小学生でも持てるようになったのはこの人あってのことでしょう。店員でどんなに頑張ったとしても、ここまで多くの人に携帯電話というサービスを提供することは不可能です。


          若い時は何でも自分でやりたがります。そして根拠のない自信によって、実際にできると思ってしまいます。しかし、実際にやってみると自分ひとりだけでできることに限界があることに気がつきます。

          何かを成し遂げるためには複数のスキルが必要です。企画、マーケティング、営業、プログラミング、力仕事etc。それぞれの分野には、その道何十年というベテランがいます。その人たちに勝てるはずがありません。自分が得意なもの以外は得意な人に任せ、自分の得意分野だけに注力するのがもっとも効率的な方法です。


          私自身、今の段階でそこまで多くの影響力を持ってはいません。しかし、このブログやアプリ、今後新たに作るサービスによって影響力を少しずつ増やしていきます。それによって、自己研鑽に励んでいる方々の役に立ちたいと考えております。


          もし、多くの影響力を持って、より多くの人の役に立ちたいと思うのであれば、あくせく働きまわるのではなく『如何に楽をするか』という視点を持つのが大切だということです。

           




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          | katekyonet | ビジネス書 | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          『自省録』に学ぶ 〜感情をコントロールして人生を謳歌する〜
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            われわれの人生とはわれわれの思考が作りあげるものに他ならない。

             

            マルクス・アウレリウス・アントニヌス(Marcus Aurelius Antoninus)

            人生を謳歌できる人がいる一方で、人生に振り回される人がいます。どうせなら人生を謳歌したいと望む人が多いのではないでしょうか。では、どのようにすれば謳歌できるのか。


            人は、喜んだり、腹を立てたり、悲しんだり、時には楽しんだりします。人生というのは、この喜怒哀楽のローテーションとも言えます。いつも喜んでいたり、楽しんでいたりする人は人生を謳歌してそうですし、その一方でしょっちゅう怒ったり、悲しんだりしている人は人生に振り回されているように思えます。それでは、感情に流されないことが人生の満足度向上に繋がるのでしょうか。


            感情に流されないために無感情になる、という意見も聞きます。しかし、感情があってこその人間だと思いますし、何よりも喜びや楽しみのない人生なんて退屈でしょう。ではどうするか。感情をコントロールできれば良さそうです。とはいえ、一言で感情をコントロールしろと言われても、実践することは難しいでしょう。


            そこで、本記事では感情をコントロールする方法、そしてそれによって自然と行動力が生まれること。最後に、冒頭の名言を残したマルクス・アウレリウス・アントニヌスの『自省録』を紹介したいと思います。

             

             

            ■今現在を最優先にする思考をする
            感情をコントロールするための一つのテクニックとして、今を大事にするという考え方があります。今現在幸せになるためには何をすれば良いか、どう行動すれば良いか、それだけを考えるということです。


            何かに苛立ったり、悩んだり、不安になったり、悲しんだりする原因は、今現在ではなく過去又は未来に固執していることにあります。誰々の言動が腹立たしい、来週大勢の前でプレゼンしなければならないから不安で悩んでいるetc...etc...


            確かに、過去があってこその現在であり、未来があってこその現在と主張される方もいるかもしれません。しかし、過ぎ去ったことを考えても仕方がありませんし、起こるかどうか分からない未来のことを考えていても仕方がありません。過去に失敗したのであれば、同じ過ちを犯さないように今学べば良いですし、未来が不安であれば自信を持てるように今の自分を変えれば良いのです。どちらにせよ、現在の行動に注力することで過去の失敗が良い体験と為し、未来の不安も消え去ることになります。


            このように、過去は過去のこととして割り切り、そして未来は現在の行動次第で変わるものだという意識をすることで、怒りや不安といったマイナスの感情から解放されることが可能です。

             

             

            ■他人は変えられないことを知る
            当たり前のことですが、他人を変えることは非常に難しい。その一方で、他人に対する自分の反応を変えることは思考を変えるだけで実現できます。とはいえ、この当たり前のことが中々実践できない。


            例えば、信じていた友達から嘘をつかれたから悲しむという人がいます。もしかしたら悲しみではなく憎しみが生まれるかもしれません。こういった感情が噴き出てくる原因は、他人の言動に納得がいかないことによります。納得いかなければどうするか。人はそれを変えようとします。そして、変えることがとても難しいことを自分では理解しているため、それでも変えようとあがく。でもそれを実現するのは非常に困難であることに気がつき、その結果、悲しんだり怒ったりといった負の感情が湧き出てくることになります。


            もし、ここで他人は変えられないということを理解し、実践できていれば話は別です。他人が嘘をついたのであれば、その原因は、例えば信頼されていなかったからでしょうか。であれば、より信頼されるように自分を変えるか、もしくは自分をもっと信頼してくれる人を新たに探せば良いだけです。この世の中にはその人、ただ一人だけが存在しているわけではありません。その人以上に自分とウマが合う人は必ずいるでしょう。


            他人は変えられません。しかし、他人に対する自分の考え方は変えられます。それを意識すれば、悲しんだり、怒ったりすることもなくなるでしょう。

             

             

            ■これまでのことを実行すれば自然と行動力は高くなる
            さて、これまで説明したことを実践できれば自然と行動力はできるようになります。なぜならば、これから起こる未来を不安に感じても仕方がなく、それよりも今現在自分がやりたいことをすることが重要だからです。また、自分の行動した結果、他人にどう思われるかを心配する必要もありません。ただ、ひたすらに今の自分が満足するように実行すれば良いだけです。


            勉強をしようと思って勉強をする人は稀でしょう。テストで良い点を取りたい、誰かに勝ちたい、受験で合格したい、将来良い企業に入って安定を手に入れたい。そういった思考があるからこそ勉強という行動に結び付くのではないでしょうか。トレーニングをするのも同様に、健康でありたい、スポーツで上手くなるための基礎体力をつけたい、といった思考が働いてこそでしょう。


            行動力というのは、行動しようと思って生まれるものではなく、思考から自然と生まれるものだということです。

             

             

            ■『自省録』のススメ
            感情をコントロールしたい方に是非おススメするのが『自省録』です。この書籍は、世界史を学んだことがある人なら誰でも知っている古代ローマ帝国最後の五賢帝「マルクス・アウレリウス・アントニヌス」の言葉を集めた語録です。語録と書いたのは、『自省録』自体がマルクス・アウレリウス・アントニヌスが自身の思ったことを殴り書きしたものにすぎないからです。おそらく、彼自身も自分の言葉が後世で書籍化され、しかも大ベストセラーになるとは思ってもいなかったことでしょう。


            そのような内容なので、第一章から順番に読んでいく必要もありません。少々哲学チックな書き方なので、読書慣れしていない方には読みづらく、途中で挫折してしまう可能性が高いことが想定されます。


            そこで、全文読まずとも、流し読みして気になった言葉をピックアップし、別途自分でまとめるなり、付箋を貼っておいて後で見直すような、いわゆる辞書的な使い方が良いかと思います。私自身も本書籍を何回か読み通しているにも関わらず、半分以上理解できておりませんが、必要に駆られた時に付箋の貼られた箇所だけ何度も開きなおすという使い方をしています。


            感情のコントロールは誰でもできるわけではありません。訓練を積んだもののみが達成できます。そして、具体的にどう訓練をすれば良いのか分からない方は、ぜひとも『自省録』を手に取ってみてください。

             




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            | katekyonet | ビジネス書 | 23:20 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
            CGクリエイター検定エキスパート 独学1発合格 〜勉強時間: 10時間〜
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              JUGEMテーマ:検定試験にむけて

              JUGEMテーマ:プログラミング

               

               

               

              ■はじめに

              二年前にCGエンジニア検定エキスパートおよび画像処理エンジニア検定エキスパートを合格してエンジニアリングマイスターの称号を得ていたので、今回はCGマイスターの称号も取るべくCGクリエイター検定を受験することにしました。

              元々3dsMAXで趣味程度にキャラクターモデリングをしていましたし、カメラ撮影もしているので受験前のモチベーションはかなり高かったです。こういった背景から、初学者と比べてかなり有利な状態での学習スタートだったと思います。

               

              なお、本試験において私は最高得点を取得し、文部科学大臣賞をいただきました。そちらは「CGクリエイター検定エキスパート 最高得点合格で文部科学大臣賞受賞!」にて紹介しております。

               

               

              ■概要

              CGマイスターというのは公益財団法人 画像情報教育振興協会(通称:CG-ARTS協会)が認定する称号の1つです。この資格体系は少し複雑ですので以下簡単に説明します。


              まず、CG-ARTS協会がCG-ARTS検定を主催しております。この検定は大きく5つのカテゴリーに分かれておりまして、それぞれ「CGクリエイター検定」「CGエンジニア検定」「Webデザイナー検定」「画像処理エンジニア検定」「マルチメディア検定」となっていて、それぞれの検定に「ベーシック」と「エキスパート」の2つのレベルが設定されております。そして、複数のエキスパート試験(ベーシックを複数合格しても意味ありませんよ!)に合格するとCG-ARTSマイスターとして認定されます。得られるマイスターの組み合わせは以下の4通り。

               

               ・「CGマイスター」

                CGクリエイター + CGエンジニア

               

               ・「クリエイティブマイスター」

                CGクリエイター + Webデザイナー

               

               ・「エンジニアリングマイスター」

                CGエンジニア + 画像処理エンジニア

               

               ・「ディジタルメディアマイスター」

                Webデザイナー + マルチメディア

               

               

              さらに、マイスターの取得数に応じて「ピュア→シルバー→ゴールド→ブラック」と認定証が発行されます。


              つまり私の場合は、前回CGエンジニア検定エキスパートと画像処理エンジニア検定エキスパートに合格しており、今回新たにCGクリエイター検定エキスパートに合格したことで、エンジニアリングマイスター&CGマイスターとともにマイスターシルバーに認定されたことになります。

               

              さて、次に試験日程、試験時間です。

              試験は年2回、7月の初めと11月の終わりに実施されます。1回の試験でベーシック2つまで、エキスパート2つまで併願可能です。詳しく説明すると、ベーシックは午前、エキスパートは午後に行なわれ、それぞれ2つまで併願できるシステムです。残念ながらエキスパート4種とかは受けられないので注意が必要です。


              また、単願と併願では試験時間が異なります。併願受験では単願受験の約2倍の試験時間となります。なので、一般的に難しいと言われるCGエンジニアエキスパート検定や画像処理エンジニアエキスパート検定を受験する際に、他の試験区分と併願して試験時間を稼ぐ方法もあるわけです。もっとも、CGエンジニア検定と画像処理エンジニア検定は出題が結構かぶってるので一緒に受けてしまった方が効率が良いのですが、準備不足になってしまった場合にこの手法は使えそうではありますね。


              次に試験方式ですが、すべてマークシート方式となっていて記述はありません。問題数は大問が10問で、それぞれに小問が4、5つ出題されるので合計40〜50問です。問題冊子は100ページ以上と非常に厚くなっていて、5つの試験区分すべての問題が1つの冊子となっております。マークシートも5検定分すべてマークする箇所があります。この試験は、事前に受験する検定を申告し、その問題を解答しなければなりません。なので、問題が配られてから他の検定が簡単だからといって、受験する試験区分をその場で変更することはできませんので気をつけましょう。事前に選んだ検定試験のところだけにマークしていくことになります。

              この方式が嬉しいのは、次回受験予定の過去問が手に入るところですね。


              試験の解答は試験日の1週間以内に公表され、合格発表は約1ヵ月後にされます。マークシートなんだからもうちょっと早く分かってもいいような気もしますが……

               

               

              ■試験結果

              ・期間:10日(勉強時間 10 時間)
              ・費用:13,512円(受験料6,600円、参考書代等6,912円)
              ・得点:90%(70%以上で合格)

               

              1日1時間、10日間の勉強で合格することができました。結果は40問中36問正答の90%。合格基準である70%を大きく上回りました。やはり3DCGとカメラの経験はかなり影響しています。今回私が合格した時の合格率は23.55%とかなり難しく、過去問より深く突っ込んだ内容が出題されましたが、経験をもとに答えられた問題も多く、テキストだけではカバーしきれていない内容も多かったと思います。

               


              ■計画

              まずは計画からです。とはいえ、CG-ARTSの検定試験については前回受験時に下調べは終わっていたので、今回もその延長で対策をすることにしました。


              使用したテキスト、問題集ともに公式教材。「ディジタル映像表現 -CGによるアニメーション制作-」「CGクリエイター検定エキスパート・ベーシック公式問題集」の2冊。私は自信があったので「入門CGデザイン -CG制作の基礎-」は買いませんでしたが、CGクリエイターとは何ぞや?? という方は入門書から読み込んだ方が良いかと思います。なお、私は書籍版を購入しましたが、Kindle版の方が安いのでタブレットやPCでの学習慣れしている方はそちらを選んだ方が良いでしょう。


              教材の進め方はまず問題集から。公式問題集にはエキスパート試験3回分、ベーシック試験2回分が収録されておりますので、初めにベーシックをやってからエキスパートに着手します。ここでベーシックがあまりにも解けないようであれば、ベーシック2回分終わらせてから復習した方が良いでしょうが、ある程度解ける感触があればベーシックからエキスパートまで通してしまって構わないでしょう。


              テキストは辞書代わりに使います。問題集を解いていて分からない用語があった場合に開く程度で良い。このテキストはCGクリエイター検定だけに使えるのではなく、CGクリエイターとして活動する際にも役立つ本なので試験合格後にも空いた時間にすぐに手の届くところに置いておくと良いかと思います。


              試験対策期間は10日でしたので、1日目に公式問題集のベーシックを終わらせ、そこから2日かけてエキスパートを終わらせて合計3日間で1周目を終わらせます。そこから2日かけて2週目を終わらせ、1日で3周目終了。ここまで合計6日間。


              問題集を終えたら不安な箇所を中心にテキストに戻り、関連分野を覚えていきます。「実写撮影、映像編集」「モデリング、リギング」「CGアニメーション」「シーン構築とリアルタイムCG」にそれぞれ1日かけてテキストの内容をじっくりと頭に入れていきます。知的財産権に自信のない人はここに時間をかけましょう。エキスパート検定では必ず共通問題として出題される知的財産権分野を得意にしておけば、今後マイスター称号を増やしていく際に有利に働くからです。


              なお、「プロダクションワーク」「Appendix」については特に対策をしなくても良いかと思います。常識で解けますし、難問が出題された場合はテキストの範囲を大きく超えることが多く、コスパが悪いからです。

               

               

              ■実行

              まずは問題集のベーシックパートから。
              初見で解ける問題が多く、特に引っかかるところはありませんでした。暗記で切り抜けられるため、3DCG経験がない人でも進められると思います。


              ベーシックをササっと終わらせてエキスパートへ。問題のレベルが一気に上がります。趣味で3DCGをやっていたときは人体モデリングがメインだったため、Ceaseの適用をしたことがなかったため、こういう機能もあるんだなと学習。確かに無機物を作成する際には役立つ機能です。


              シャッタースピード、F値、露出あたりはカメラ撮影している人なら楽勝。F値を大きくすれば被写界深度が深くなってボケにくくなるとか、シャッタースピードを落とせば露光時間が長くなるため明るくなるとかは体が覚えています。しかし、ホワイトバランスは普段の撮影であまりイジったことがなかったので、多少勉強時間を割くことになりました。


              ここら辺の理解をテキストだけで学ぼうとすると難しいと思います。いや、難しいというよりも面白くなさそう。やはり実際に撮影してみるのが良いでしょう。一眼レフカメラがおススメですが、最近のスマホはマニュアル撮影もできるようなので、色々と設定をいじって撮影してみると良いかも。簡易三脚を取り付ければスマホでもシャッタースピードを遅くできますしね。実機を触る時間がなければ捨ててしまっても構いませんが。


              動画撮影についてはショットサイズ、イマジナリーライン、パンやティルト等のカメラオペレーションが頻出。ショットサイズのところはもう覚えるしかない。ミディアムショットとクローズショットの違いとか、テキストに戻りながら理解していきます。イマジナリーラインはそういうものだと覚えるだけなので得点源。
              カメラオペレーションについてはドリーの理解が少し難しいかも。ズームインとドリーインはともに被写体に近づいていく手法なんですが、ズームインが撮影者の見ている風景を拡大したものですが、ドリーインは撮影者自体が被写体に近づいているため周囲の風景が変わります。

              これらは暗記というよりも、実際にカメラを動かしたときにどう風景が変わるかをイメージすることで応用問題に対応することができます。実機を


              映像編集についてはモンタージュ理論、そしてカットつなぎが良く出題されるようです。まぁ理論についてはそういうもんだと覚えるとして。フェードイン・アウトやワイプはパワーポイントでアニメーションを設定したことのある人であれば問題ないでしょう。ダブルエクスポージャーやインサートカットとかに普段から馴染みのある人は少ないと思いますが、テキストの内容を暗記するだけで問題ありません。


              モデリングに関しては、3DCG経験者が圧倒的に有利です。階層化した時の動き方等を頭の中だけで理解するのは難しいので、合格を目的にするだけならここは捨ててしまっても構いません。その代わり、ペジェ曲線やマッピング、マテリアル設定でしっかりと得点できるようにしておきましょう。


              リギングは、モーフターゲット、スキニング、インバースキネマティクス(IK)およびフォワードキネマティクス(FK)そしてコンストレインあたりを抑えておけば良いでしょう。ここの分野も実務経験がなくてもテキストだけで十分です。


              アニメーションは、パスアニメーション、キーフレーム、シミュレーション、そしてキャラクターアニメーションの手法、リップシンクあたりを中心に学習すれば良し。キャラクターアニメーションの手法では、アピールやアンティシペイション、ヒップファースト、セトルやホールドといった個々の手法まで出題されるので理解しておきましょう。かなり覚えることが多いです。


              シーン構築は、マテリアル表現のサブサーフェススキャッタリング、アンビエントオクルージョン。ライティングでは、方向性ライトや面光源、ポイントライトは特に頻出。グローバルイルミネーションについては、ラジオシティ法、フォトンマップ法、パストレーシングまで踏み込むように。レンダリングは、ビューボリュームのLODやモーションブラー、フォグ効果等のレンダリング手法、そしてZバッファ法、スキャンライン法、レイトレーシング法といったレンダリングアルゴリズムの概要くらいは覚えておくべきです。ここら辺の理解は難しいので、苦手であれば捨てても構いません。


              リアルタイムCGについては、ハードウェアの基本構成とビルボードやLOD等の技法を覚えておけば十分です。また、ファイル形式については出題されることも多いのですが、すべてのファイル形式の特徴を覚えるのは得策ではないので、JPEGやTIFFといった代表的なものだけ覚えておけばOK。


              で、知的財産権は過去にエキスパート検定を受験している人であれば対策済みでしょうし、私の場合は中小企業診断士試験の経営法務でここら辺はみっちりとやったので読み飛ばしました。知的財産周りは、CG周りの実務をする上で必ずまとわりついてくるものですので、初学者はここでシッカリと対策しておきましょう。


              試験前日までに公式問題集をすべて解けるようにしておき、テキストで不安な用語のところに付箋を貼っておきます。当日に付箋の貼られた箇所だけ目を通して、試験会場に向かいます。

               

               

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              | katekyonet | 資格勉強 | 14:29 | comments(0) | - | - | - |
              エンジニアリングマイスター 独学1発合格 〜勉強時間:30時間〜
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                JUGEMテーマ:検定試験にむけて

                 

                 

                ■はじめに

                本格的にVRアプリを作りたいと考えておりまして、まずは知識取得のために何か資格試験はないかなぁと模索していたところ丁度良いものを発見しました。それが今回取得したエンジニアリングマイスターというもの。このエンジニアリングマイスターというのはCGエンジニアエキスパート検定と画像処理エンジニアエキスパート検定の2つに合格すると与えられるもので、今回はこれら2つの試験をダブル受験して、無事合格することができました。本記事はダブル受験の合格体験記となっていますが、それぞれの検定の特徴なども踏まえて書きますので、片方だけ受験する方もぜひご覧下さい。

                 

                なお、CGクリエイター検定エキスパートも後日合格しました。

                 

                 

                ■概要

                エンジニアリングマイスターというのは公益財団法人 画像情報教育振興協会(通称:CG-ARTS協会)が認定する称号の1つです。この資格体系は少し複雑ですので以下簡単に説明します。

                 

                まず、CG-ARTS協会がCG-ARTS検定を主催しております。この検定は大きく5つのカテゴリーに分かれておりまして、それぞれ「CGクリエイター検定」「CGエンジニア検定」「Webデザイナー検定」「画像処理エンジニア検定」「マルチメディア検定」となっていて、それぞれの検定に「ベーシック」と「エキスパート」の2つのレベルが設定されております。そして、複数のエキスパート試験(ベーシックを複数合格しても意味ありませんよ!)に合格するとCG-ARTSマイスターとして認定されます。得られるマイスターの組み合わせは以下の4通り。

                 

                 ・「CGマイスター」

                  CGクリエイター + CGエンジニア

                 

                 ・「クリエイティブマイスター」

                  CGクリエイター + Webデザイナー

                 

                 ・「エンジニアリングマイスター」

                  CGエンジニア + 画像処理エンジニア

                 

                 ・「ディジタルメディアマイスター」

                  Webデザイナー + マルチメディア

                 

                 

                さらに、マイスターの取得数に応じて「ピュア→シルバー→ゴールド→ブラック」と認定証が発行されます。

                 

                つまり、私は今回CGエンジニアエキスパート検定と画像処理エンジニアエキスパート検定に合格したため、エンジニアリングマイスターとして認定されたとともにマイスターのピュアに認定されたことになります。

                 

                さて、次に試験日程、試験時間です。

                試験は年2回、7月の初めと11月の終わりに実施されます。1回の試験でベーシック2つまで、エキスパート2つまで併願可能です。詳しく説明すると、ベーシックは午前、エキスパートは午後に行なわれ、それぞれ2つまで併願できるシステムです。残念ながらエキスパート4種とかは受けられないので注意が必要です。

                また、単願と併願では試験時間が異なります。併願受験では単願受験の約2倍の試験時間となります。なので、一般的に難しいと言われるCGエンジニアエキスパート検定や画像処理エンジニアエキスパート検定を受験する際に、他の試験区分と併願して試験時間を稼ぐ方法もあるわけです。もっとも、CGエンジニア検定と画像処理エンジニア検定は出題が結構かぶってるので一緒に受けてしまった方が効率が良いのですが、準備不足になってしまった場合にこの手法は使えそうではありますね。

                 

                次に試験方式ですが、すべてマークシート方式となっていて記述はありません。問題数は大問が10問で、それぞれに小問が4、5つ出題されるので合計40〜50問です。問題冊子は100ページ以上と非常に厚くなっていて、5つの試験区分すべての問題が1つの冊子となっております。マークシートも5検定分すべてマークする箇所があります。この試験は、事前に受験する検定を申告し、その問題を解答しなければなりません。なので、問題が配られてから他の検定が簡単だからといって、受験する試験区分をその場で変更することはできませんので気をつけましょう。事前に選んだ検定試験のところだけにマークしていくことになります。

                この方式が嬉しいのは、次回受験予定の過去問が手に入るところですね。実は、私も次回はCGクリエイター試験を受験予定なので1回分の過去問が入手できたのは非常に嬉しいです。

                 

                試験の解答は試験日の1週間以内に公表され、合格発表は約1ヵ月後にされます。マークシートなんだからもうちょっと早く分かってもいいような気もしますが……

                 

                 

                ■試験結果
                ・期間:22日(勉強時間 30 時間)
                ・費用:31,560円(受験料13,200円、参考書代等18,360円)
                ・得点:CGエンジニアエキスパート検定 82%(70%以上で合格)

                    画像処理エンジニアエキスパート検定 80%(70%以上で合格)

                 

                1ヵ月かけてある程度シッカリと勉強したら合格基準を10%以上も上回って合格できました。なお、本記事執筆時にはまだ合格は確定していませんので、不合格だった場合は記事を削除します。

                 

                 

                ■計画

                まずはいつも通りインターネットで情報収集からです。

                CG-ARTS検定の中でもCGエンジニアエキスパート検定と画像処理エンジニアエキスパート検定は比較的難易度が高いことが分かりました。なので勉強時間も長めに1ヵ月とりました。

                 

                調査した結果、物理、特に数学がかなり重要らしいことが分かりました。物理・数学の習熟度レベルで合格までの時間はかなり変わるようです。私の場合は、物理学科出身であり、理系科目の家庭教師をやっていることもあるので、ここら辺は一切心配ありませんでした。数学では線形代数、微分積分、三角関数、極座標変換、物理ではレンズの焦点距離などが不安な方は基礎を固める時間も考慮した方が良いかと思います。フーリエ変換や確率、ガウシアンやラプラシアンに関しては頻出ですが、目的だけ理解すればよいので途中式を1つ1つ丁寧に追う必要はありませんのでご安心ください。

                 

                さて、学習計画はCGエンジニアと画像処理エンジニアでそれぞれ1日1時間のペースで10日ずつ確保し、最後に試験直前の総復習のためにそれぞれ5時間ずつとりました。参考書と問題集は公式書籍を使いました。具体的には、参考書についてはCGエンジニア検定と画像処理エンジニア検定の共通入門書である「ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門-」、CGエンジニア検定の「コンピュータグラフィックス」、画像処理エンジニア検定の「ディジタル画像処理」の計3冊。問題集はそれぞれの検定用の「CGエンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集」および「画像処理エンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集」の計2冊。参考書と問題集合わせて合計5冊です。

                しかし「ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門-」は必要なかったかもしれません。もちろんあった方が良いとは思いますが、節約したい方は上記入門書は省いても良いかと。他4冊は必須です。

                 

                まずはCGエンジニア。

                学習を開始するのは「CGエンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集」から。本ブログでも何度も申し上げておりますが、最短合格が目的であればまず問題集からはじめてください。学校教育通りに参考書から読み始めるのは愚の骨頂です。読んだだけで頭の中に入るようなら誰も苦労しません。実践あるのみです。参考書は問題集を終わらせてから知識の補完のために利用してください。

                 

                問題集にはベーシック3回分、エキスパート3回分掲載されておりますので、1日に2回分解けるとして3日で十分でしょう。その際には分からなかった問題だけチェックするようにすれば2回目以降の学習の時間が短縮されます。そして2周目は2日。3周目は1日。合計6日で問題集は終わる計算です。

                次に参考書の「ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門-」を2日。「コンピュータグラフィックス」を2日。ここまでで合計10日。

                 

                次に画像処理エンジニア。

                こちらも「画像処理エンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集」から開始。この本はCGエンジニアの問題集よりボリュームが多く、ベーシック3回分、エキスパート5回分掲載されております。なので1日2回分計算で4日。2周目を2日。3周目を1日の計7日。

                次に「ディジタル画像処理」はコンピュータグラフィックスよりも少し内容が重そうなので3日で読み切ります。これで画像処理エンジニアだけで合計10日。CGエンジニア検定と合わせて20日経過。

                 

                最後に試験直前日にそれぞれ5時間ずつ復習して試験に備えます。

                 

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                | katekyonet | 資格勉強 | 15:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                エンジニアに向いていない人の特徴を4つほど考えてみた
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                  小さな損をすることができなければ、遅かれ早かれ、丸損を経験することになる。

                     

                  ジャック・D・シュワッガ

                   

                  これはマーケットの魔術師という書籍の著者である有名トレーダーの言葉です。小さな損というのはトレードでいう損切のこと。当初は上がると思って株を購入したけれど予想とは逆に下がってしまった場合に、損失額が大きくなる前に手放すことです。つまり、意図していた方向性が間違っていたら素早く手仕舞し、再起不能に陥ることを回避するべきだという教訓です。


                  人生においても損切をすることは非常に重要です。人には必ず天職がありますが、新卒で就いた仕事が自分の天職だとは限りません。むしろ世の中に存在する仕事の数を考えれば、初めの仕事が天職である可能性の方が低いでしょう。もし天職でないと判断したら、早めに損切して他の職に切り替えるべきです。


                  それでは天職かどうかの判断はどうすれば良いのか。同じようなトピックでネットサーフィン(死語?)をしてみると「コミュニケーションが苦手」とか「スケジュール管理ができない」とか「効率化の意識がない」といったエンジニアというよりも働くうえで致命的になるようなものや「プログラミングが苦手」とか「パソコン操作が苦手」といった議論するまでもないことをわざわざあげているサイトが多く見受けられました。


                  向いていない理由をそのようなマイナス面で考えるよりは、自身が好きなこと、得意なことを基準としてエンジニアに向いているかどうかを議論した方が有益です。そこで、エンジニア職を経験し、それが天職ではないと判断した筆者の経験を踏まえて、エンジニアに向いていない人の特徴を考察していきましょう。

                   

                  ■直感を大切にする行動力の高い人
                  エンジニアは「なんとなく良さそうだな」とか「なんとなく分かったからOK」みたいな思考はNGです。「なんとなく」という感覚的な部分を根絶やしにして、無理やりにでも論理に落とし込むような姿勢が求められる職業だからです。


                  私は物事を突き詰めて考えることが好きではありません。何かはじめるときはメリットとデメリットを3つくらいずつ挙げてみて、メリットが上回れば実行してしまいます。これまでの人生の中で心配し過ぎたことの9割以上が実際には起こらなかったという経験からも突き詰めて考えるという思考があまり得策ではないと実感しています。考えることは重要ですが、考え過ぎてしまうと行動に移せないというケースは多々見受けられます。


                  考え過ぎることとトレードオフにあるのが直感です。そしてこの直感が行動力に結びつきます。
                  例えば、新規ビジネスをはじめる際に直感は重要です。なぜならば、現在のビジネス環境は非常に複雑化しており、頭の中で描いた戦略通りに事が運ばれることはほぼあり得ないからです。よく使われるSWOT分析にしても、完璧にマトリックスを作り上げることは不可能でしょう。特に、O(機会)とT(脅威)については、実際にその中に身を置かなければみえてこないことは多い。S(強み)とW(弱み)についても、自分では強みだと気がつかなかった要素が実需要に対して強みになっていたということもあり得ます。


                  本ブログも元々は出世を目標とする30代前後の男性サラリーマンを対象としていました。しかし、実際にブログを運営してみると女性読者が非常に多く、むしろ男性よりも女性読者に支えられていることが分かりました。アロマテラピー検定や色彩検定の記事について問い合わせで多くのご意見をいただき、またアプリや商品リンクから多くご購入いただいています。そのような方々のおかげで本ブログを継続できており、非常に感謝しております。


                  考え抜くことがあまり好きではなく、ある程度感覚に頼る部分を重視する人はエンジニア以外の職業が天職である可能性は十分に高いと思われます。

                   

                   

                  ■すぐに人に聞きたくなる性格
                  解決すべき問題があるときに、すべて自力で何とかしようとするのがエンジニアです。基本的には自分で解決し、どうしても難しい場合のみ助けを求めるというスタンスで仕事をする人が多いように思います。その逆が、すぐに人に助けを求めるタイプの人です。


                  これは、初めて訪れた場所で「自力で目的地にたどり着こうとするか」「初めから人に聞くか」で自分がどちらのタイプか分かります。地図を見たり、スマホの道案内アプリを使って、自力で目的地を探すような性格はエンジニア向きです。一方で、すぐに目的地までの行き方を聞く人はエンジニアとしては微妙かもしれません。


                  確かに自分で調べるプロセスを経て学べることも多いでしょうが、少なくとも目的地に着くということだけを重視するのであれば人に聞くのが一番でしょう。もしかしたらその日は交通規制があるかもしれません。また、地図には載っていない裏道を教えてくれるかもしれません。


                  エンジニアでいると気づきにくいかもしれませんがすぐ人に聞く性格は長所です。たとえ自分自身のスキルで何とかできるとしても、他の得意な人がやればもっと上手くやれる。その空いた時間を使って自分の得意なことに打ち込む。このような思考を持っている方はエンジニアでは苦労するかもしれませんが、別の仕事では評価されることを覚えておかなければなりません。


                  かの有名なヘンリー・フォードは、ある時エンジニアから技術的な質問を受けたそうです。彼はすぐに電話をとってその道のエキスパートに電話をかけて代わりに答えてもらったようです。


                  何でも人に聞くことは短所でもなんでもありません。特に、人を使って何かをするようなビジネスオーナー向きの性格だとも考えられます。

                   

                   

                  ■プレゼンを観衆を楽しませる手段と考える
                  机に座って黙々と作業し続けることがあまり好きではなく、むしろ皆の前でプレゼンをすることが好きな人はエンジニア以外の選択肢も考えてみてはどうでしょうか。


                  プレゼンといっても学会や技術発表で行われるような、自身のやっている仕事内容や技術について深掘り・考察するような技術プレゼンではありません。ここでいうプレゼンは、人に興味を持ってもらえるように物事を分かりやすく説明したり、自分の主張を広くアピールするようなものです。専門家の間ではなく、専門外へのプレゼンというイメージでしょうか。これを先ほどの「技術プレゼン」に対して「一般プレゼン」と呼ぶことにします。


                  技術プレゼンと一般プレゼンの大きな違いは、訴えるポイントにあります。技術プレゼンの目的は、技術原理や実験結果の紹介、それについての考察がメインとなります。聞く側も専門家が多く、すでに興味の下地ができているため話す側がわざわざ興味を持ってもらおうとしなくても熱心に聞いてくれるため、事実を淡々と説明するだけで良いという特徴があります。


                  一方、一般プレゼンは原理や結果なんてどうでも良く、聴衆が何を知りたいか、何を求めているか、どのように話したら興味を持ってもらえるか、にフォーカスします。つまり、相手のメリットを起点とし、それを面白おかしく聞いてもらうことが目的。なので原理などはどうでも良いのです。


                  プレゼンを議論の手段ではなく、相手に伝えたい、知ってもらいたいというコミュニケーション手段と考えている人はエンジニア向きではないかもしれません。

                   

                   

                  ■幅広いスキルを習得したい
                  幅広いスキルを習得したいというと響きがいいのですが、つまりは飽きっぽい性格の人です。1つのスキルを追究できるのがエンジニアです。が、私のような飽きっぽい人間は1つのことをある程度やったら、他のことに手を出してしまいたくなります。


                  私がなぜこのように手を広げるのかというとナンバーワンよりもオンリーワンになるという信念があるためです。なぜならば、ひとつのスキルを極めるよりも複数のスキルの組み合わせで差別化を図る方が効率が良いからです。例えば、野球でイチローになろうとしたら100万分の1の才能を引き当てなければなりません。これは非常に難しい。しかし、英語×IT×法律のような3つのスキルセットでそれぞれ100分の1の人材になれたとすれば100*100*100=100万となり、イチロー同様に100万分の1の人材になることができます。100万人に1人と言われると努力だけではなく才能が関わってきますが、100人に1人くらいであれば努力で何とかなるでしょう。


                  またまた私の実例ですが、情報技術者試験のようなIT資格は世の中に学習アプリが出やすいです。実際にGoogle Play StoreやApple Storeで検索すると分かりますが、基本情報技術者試験の学習アプリは数えきれないほど検索にかかります。しかし、世界遺産検定やアロマテラピー検定、エコ検定といったITスキルとはかけ離れている学習アプリになるとアプリ数が極端に減ります。お陰で私のアプリが選ばれることが多くなっており、実際に教育有料アプリでランキング1位を取得したことがあります。


                  これらは「アロマテラピー×IT×教育」「世界遺産×IT×教育」「地球環境×IT×教育」という異なるスキルを組み合わせた一例です。つまり、ひとつのスキルをとことん極めることよりも、複数のスキルセットで勝負するという選択肢に魅力を感じる人はエンジニア以外にも目を向けてみると幸せになれるかもしれません。

                   

                   

                  ■自分のスキルを生かせる道
                  エンジニアには向き不向きがあります。突き詰めて考えることが嫌いであればどうしようもありません。将来何かやりたいことがあって、その手段としてエンジニアということであれば構いませんが、そうでなければ他の道を考えるのは賢い選択でしょう。


                  かくいう私もエンジニアには向いていないことを実感しています。スキルを学びはじめたのが遅すぎますし、何よりプログラミングとか全然好きではありません。こんな人間がエンジニアが天職の人にどうしたって勝てっこありません。それではなぜエンジニアになったのか。それはエンジニアとしてのスキルが自分の将来やりたいことにどうしても必要だったからエンジニア職を選んだという経緯です。


                  もし、あなたがエンジニアに向いていないことを自覚し、そして社内でのポジション異動が難しい場合は転職する選択肢もありでしょう。そこでおススメするのがBizreach(ビズリーチ)です。私自身が転職活動で一番役に立ったのがこのサイトです。プロフィールを載せておけば、企業側からアプローチをしてくれます。このサイトが秀逸なのは、転職エージェントだけでなく、企業から直接オファーが届く点です。

                   

                  なお、Bizreachは転職を急いでいる人というよりも長期的にしようと考えている人向けのサービスです。私は登録をしてからしばらく放置していて、気に入った企業からメールが届いた場合のみ反応していました。


                  エンジニアとして評価されないからといって世間から評価されないということではありません。人それぞれ得意・不得意があるので、色んな選択肢に目を向けて、最終的に得意なフィールドに立てることが人生成功への道ではないでしょうか。

                   




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                  | katekyonet | 転職 | 10:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  財務諸表の全体像を初心者にも分かりやすく 〜財務3表一体理解法のすゝめ〜
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                    「貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書」


                    名前は知ってるし、どんな項目があって、それぞれの役割は何となく分かる。けど、それらの繋がりや読み方、実際に会社を設立したときに数字がどう動くのかをイメージできない人は多いのではないでしょうか。


                    今回は、財務諸表のひとつひとつの項目を詳細に説明したり、仕訳のやり方を説明したりするのではなくもっと広い視点。各財務諸表の役割、そしてそれぞれがどう繋がっているかを簡単に説明します。


                    本記事は中小企業診断士のような経営的な視点での財務諸表の見方に興味がある方や、簿記をやっているけれど何のために学習しているのか分からない方を対象としております。会計学に詳しい方は不十分だと思う点があるかと思いますがご容赦ください。

                     

                     

                    ■貸借対照表
                    貸借対照表はBSと表記されます。これは英語の"Balance Sheet"の略です。BSは資産と負債、純資産の状況がまとめられています。


                    貸借対照表には左側と右側があって、左が資産、右が負債および純資産を表しています。資産や負債は分かりやすいですね。しかし、純資産って一体全体何でしょうか。資産に純がついただけなのに、貸借対照表上は資産と同じ左側ではなく反対の右側ってのが初心者には分かりづらい。負債は債権者から、純資産は株主から、とか言われても債権者って専門用語をすんなり理解できる時点で結構博識です。


                    そこで、もう負債とか純資産とか分けずに考えてしまいます。貸借対照表の右側は会社が使えるお金、左側はそのお金の使い道、と理解してしまいましょう。

                    試しに右側の負債の中身を見ていると銀行等から借りてきた「借入金」という項目が見られるかと思います。これは銀行から借りたお金です。

                     

                    貸借対照表図1


                    で、純資産の中身をみてみると「資本金」と書かれているのが分かります。これは会社自身の持っているお金。また、この純資産には会社が自身で利益を上げた「繰越利益剰余金」というものがあります。借入金、資本金、繰越利益剰余金はすべて会社が使えるお金です。

                     

                    次に、左側を見ると「現金」「商品」「建物」といった項目があります。これは、会社がお金を使って得た資産であり、貸借対照表の右側のお金がどのような資産に変わったかを表しています。会社が商品や建物を買えば、その購入金額が左側の資産の部に書かれることになります。つまり、貸借対照表の右側と左側は一致することになります。

                     

                    貸借対照表図2


                    貸借対照表を埋めるためにはルールを覚える必要があります。簿記で学ぶ「仕訳」とは、そのルールにならって貸借対照表を作成する作業に他なりません。


                    貸借対照表は右側が会社が使えるお金、左側がお金の使い道。そして左側には繰越利益剰余金という会社自身が稼いだ利益があることを覚えてください。

                     

                     

                    ■損益計算書
                    損益計算書はPL。"Profit and Loss statement"からきています。PLからは企業が売り上げた収益と、それにかかった費用が分かります。


                    PLには5種類の利益「売上総利益」「営業利益」「経常利益」「税引前当期純利益」「当期純利益」があります。売上総利益は粗利とか呼ばれたりもします。

                     

                    損益計算書図3


                    売上総利益は売上高から売上原価を引いたもの。つまり、その企業の商品力だけで稼げる利益の指標です。例えば、製造業などはこの売上総利益が重要になります。


                    営業利益。これはその企業が主ビジネス(本業)で稼いだ利益です。人件費はここに含まれます。つまり、売上高から商品の原価、人件費を引いたその企業の稼ぐ力を表しています。たとえ商品力が高くても人材を使いこなせる力が弱ければ営業利益は少なくなってしまいますし、その逆、商品力が弱くても人材を上手く使って商品を売ることができれば営業利益は増えます。理想は商品力も人材力も高いことです。この営業利益は製造業に限らずすべての業種で非常に重要な指標です。


                    経常利益。これは営業利益に主ビジネス以外で稼いだ利益を加えたものです。例えば、不動産賃貸や株・為替の利益などです。仮に経常利益で赤字だったとしても、それだけで企業に稼ぐ力がないとは断定できません。本業で黒字ーーすなわち営業利益がプラスであれば、その期は一時的なマイナスだったと考えられます。企業分析においては営業利益と同じくらい重要な指標です。


                    税引前当期純利益。災害が起こった場合の社屋の損傷等を含めたものです。特別な事態を含めた利益なので、企業分析では営業利益や経常利益の方が重要視される傾向にあります。そして、当期純利益は税引前当期純利益から税金を引いたものです。つまり会社の手取り額です。税効果会計とか特殊なことを考えない限りはこの理解で構いません。

                     

                    損益計算書図4

                     

                    損益計算書では、営業利益や経常利益が企業分析をする上でとても重要ということ。そして当期純利益が会社の手取り額だと覚えてください。

                     

                     

                    ■キャッシュフロー計算書
                    キャッシュフロー計算書はCS。"Cash flow Statement"からきています。家庭における家計簿に相当します。


                    このキャッシュフロー計算書は現金の出入りを表します。貸借対照表に書かれている売掛金や固定資産は資産ですが、すぐに現金化できないため現金とは分けて考える必要があります。例えば、その期に黒字だったとしても、いざ税金を支払おうというときに手元に現金がなかった場合、最悪黒字倒産ということもあり得ます。そのような事態は何としてでも避ける必要があり、現金を管理するキャッシュフロー計算書の必要性はここにあります。


                    ではキャッシュフロー計算書の中身をみていきましょう。企業は、お金をもってきて、何かに投資して、稼ぐ、という3ステップを踏みます。そこで、それらの活動を財務活動、投資活動、営業活動と分けて、それぞれのキャッシュフローをひとつの表にまとめたものがキャッシュフロー計算書です。

                     

                    キャッシュフロー計算書図5


                    一般的にキャッシュフロー計算書では、損益計算書の税引前当期純利益を基準にして、そこから現金が増えた分と減った分を足し引きして現金を求めます。といいますのも、会社の膨大な現金をゼロから順番に計算するのは非常に手間がかかるからです。小さな個人事業ならともかく、売上何兆円もの大企業になると非常に大変です。そこで、損益計算書ですでに計算済みの税引前当期純利益を使って、貸借対照表を参考にしながら出ていったお金と入ってきたお金を和算すれば比較的楽に現金の流れが把握できそうですよね。


                    この足し引きの方法ですが、基本的には財務諸表に書かれている数字を用いて行ないます。例えば、棚卸資産が増えた分は資産として計上されていますが購入するのに現金を使っているのでキャッシュフロー計算書上ではマイナスします。一方、減価償却費は現金が出ていないにも関わらず利益を押し下げていますので、その分をプラスしてあげて手元にある現金を求めていきます。貸借対照表の「現金」は、このキャッシュフロー計算書から求められます。

                     

                    キャッシュフロー計算書図6


                    キャッシュフロー計算書は現金がいくら残っているのかを教えてくれて、税引前当期純利益を基準にして求められることを覚えておきましょう。

                     

                     

                    ■財務3表の関係性
                    さて、ここまで貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)、キャッシュフロー計算書(CS)について概要を説明してきました。それではここからは三つの財務諸表がどのように連携しているのかを簡単に紹介します。


                    まず、貸借対照表(BS)から見ていきましょう。
                    BSの左側、つまり資産の部の「現金」はキャッシュフロー計算書(CS)の一番下の「現金」に繋がっています。そしてキャッシュフロー計算書(CS)の一番上に書かれている税引前当期純利益は損益計算書(PL)と繋がっていて、そこから税金が引かれた後の「当期純利益」は貸借対照表(BS)の右側、純資産の部の「繰越利益剰余金」と繋がっています。

                     

                    財務諸表の繋がり図7


                    簿記アレルギーの方は、まずこのように財務諸表全体のつながりを覚えて、それから個別の仕訳を学んでいくと簿記の学習も楽しくなるかと思います。

                     

                     

                    ■まとめ
                    財務諸表について簡単に説明しましたが、より詳しく学びたい方は國貞克則氏の「財務3表一体理解法」をご一読ください。仮想会社を設立して商品を仕入れて、売上げて、決算までにどのように財務3表が変動するのかを丁寧に説明されています。この財務3表一体理解法を実際に紙とペンで書きながら覚える実践ドリルもありますので、より実践的な理解を求めている方はこちらもおススメです。


                    筆者も簿記で仕訳をやったり、中小企業診断士で財務分析をしたりしていましたが、それぞれの財務諸表がどう繋がるかについてはかなり曖昧でした。そして、この本と出会ってそれぞれの財務諸表、構成項目、そして繋がりが見えたおかげで企業分析が楽しくなりました。特にこの本と出合う前はキャッシュフロー計算書の足す項目と引く項目についてはすべて暗記していました。が、CSの意味を考えれば暗記なんてする必要もありません。このような確かな理解をしたことで、その年中小企業診断士二次試験に合格することができました。


                    中小企業診断士や簿記等の受験生、そして投資家をはじめとした企業分析に興味ある方々は財務諸表の読み方を一度じっくりと学んでみることをお勧めします。

                     

                     




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                    | katekyonet | ビジネス書 | 21:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    人生を成功に導く究極のスキル「引き算思考」
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                      「完璧がついに達成されるのは、 何も加えるものがなくなった時ではなく、. 何も削るものがなくなった時である。」 by サン=テグジュペリ


                      今は何でも手に入る時代です。欲しい物があればネット通販ですぐに買えますし、知りたい情報であれば検索エンジンを使えばたくさんのホームページが表示されます。そしてこの作業には別段熟練のスキルが必要なわけでもなく、スマホ1台あれば小学生でも欲しいモノに辿りつけるという非常に便利な世の中になっています。


                      では、このモノに溢れた世界で個々人に求められてるスキルとは何でしょうか。それは何かを収集したり、蓄えたりする力ではありません。その逆、余分なものを省く、すなわち引き算思考ではないか、というのが今回のテーマです。

                       


                      ■パソコン VS スマートフォン
                      個々人のスキルを議論する前にまずは現代人の趣向についてみていきましょう。人々が求めているモノを知ることで、それを作り出す側のスキルが見えてくるのではないかというアプローチです。

                      いきなりですが、パソコンとスマートフォンを機能比較したらどちらに軍配があがるでしょうか?


                      ……考えるまでもありませんね。圧倒的にパソコンの勝利です。しかし、実際に消費者が選んでいるのはどちらでしょうか?


                      総務省の統計によると、2017年の時点でスマートフォンの世帯保有率がパソコンを上回ったようです。パソコンにできてスマートフォンでできないことはあっても、スマートフォンでできることはすべてパソコンでできると言っても過言ではありません。にも関わらず、人々はスマートフォンを選んでいるのです。


                      スマートフォンがパソコンに勝っている点はシンプルさです。パソコンはパソコンで非常に高機能で素晴らしい発明です。パソコンが登場した時代にはそれが求められたのでしょう。しかし、今の時代が求めているのはむしろスマートフォンの方です。なんでもかんでも詰め込むといった多機能製品は現在では敬遠される傾向にあります。パソコンからキーボードやら重いバッテリーやらを取っ払って、持ち運びが簡単かつ片手で操作ができる、それでいて人々が生活する上で必要な機能はほとんど網羅されているのがスマートフォンです。


                      スマートフォンの開発は我々が予想する以上に困難だったと思われます。なぜならば、適当に機能を省いてしまってもそれは劣化パソコンとなってしまうからです。
                      人々が携帯端末に求めている機能のみを特定する、すなわち無駄なものを省く作業を実行するためには徹底的に考え抜かなければなりません。かのスティーブ・ジョブズはこのコンパクト化を実現するために相当悩んだそうです。
                      顧客が何を求めているか、の調査からはじまり、そこに自社の技術をどのように適用するか、そしてどのように製品を仕上げるか。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という有名な孫子の言葉がありますが、まさにその通り実践した結果がスマートフォンなのではないでしょうか。このように絞り込むという作業は非常に大変かつ難しく、現代が求めているのはまさにこの「引き算思考」です。

                       


                      ■受験は「引き算思考」をできる人が勝つ
                      さて、ここから資格キラーのブログらしく受験の話に切り替えたいと思います。


                      先ほど例にあげたパソコンとスマートフォンの話は、受験勉強についても同じことが言えます。ある試験を受けようとした際に、書店に行けば何冊、何十冊もの教材が見つけられます。それらを全部購入するのは非常にお金がかかるのは当然ですが、それ以上に、そんなに教材を揃えても情報過多になってしまい、吸収しきれず、結局中途半端になってしまうことが容易に想像できます。


                      そこで重要なのが絞り込む力となるわけです。絞り込むといっても無計画に絞りこんでも仕方がありません。スティーブ・ジョブズが実践したように、必要なポイントを抑えつつ、省くことが重要です。


                      ではどのように省くのか。それは前述した孫氏の言葉通りに実践するのみです。


                      まず、自分が受験する試験を徹底的に研究します。受験日はいつなのか、出題範囲はどうなっているのか、配点はどうなっているのか、過去問ではどのような問われ方をされているのか。

                      そして次に自分自身の研究です。受験資格を満たしているのか、試験を受けることが自身の目的に合致しているのか、自分の得意分野はどこか、苦手分野はどこか。

                      そして最後に、実際に本を開いてみて、自分のスタイルに合っている教材か、出題範囲が網羅されているか、網羅されていなければ補足としてどの教材を加えれば良いのか、分量は適切か。


                      そのような思考プロセスを経て、ようやく自分オリジナルの受験対策教材集が出来上がることになります。つまり、ここで必要なスキルは教材を収集する力ではなく絞り込む力、すなわち「引き算思考」だということです。

                       


                      ■最後に
                      昔はモノが少なかったので、何でも備えていることに利点がありました。しかし、現代はモノに満ち溢れています。そのため、処理するデータ量が多過ぎてパンクしている世の中になっていると言って良いでしょう。なので、今になってそれらを処理する力が求められてきたということです。つまり、時代の変遷とともに「足し算」という思考から「引き算」の思考へと求められる力がシフトしたのです。


                      で、実はこの記事を書きながら以前から更新が止まっていたホームページを変更しました。以前は「スカイプ家庭教師」という非常に幅広い層に向けた内容だったのですが、今では「中小企業診断士特化型スカイプ家庭教師」と変更しました。これによりアクセスされるキーワードが変化してきております。


                      本記事に興味を持たれた方は、ぜひとも「引き算する勇気 ―会社を強くする逆転発想」を読んでみてください。中小企業診断士の試験委員も勤めたこともある岩崎邦彦さんの書籍です。本の中では、ここで説明したことをより多くの具体例とともに紹介してくれています。
                       




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                      | katekyonet | ビジネス書 | 20:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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                      • AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA) 独学1発合格 〜勉強時間: 20時間〜
                        あ (02/01)
                      • ITストラテジスト 独学1発合格 〜勉強時間:12時間 実務経験無し〜
                        資格キラー (12/30)
                      • 中小企業診断士1次試験 独学1発合格 〜勉強時間: 250時間〜
                        資格キラー (12/30)
                      • ITストラテジスト 独学1発合格 〜勉強時間:12時間 実務経験無し〜
                        ただの大学生 (12/29)
                      • 中小企業診断士1次試験 独学1発合格 〜勉強時間: 250時間〜
                        HAMI (12/27)
                      • ITストラテジスト 独学1発合格 〜勉強時間:12時間 実務経験無し〜
                        ゆっきー (12/20)
                      • 中小企業診断士1次試験 独学1発合格 〜勉強時間: 250時間〜
                        タカ (12/06)
                      • 『自省録』に学ぶ 〜感情をコントロールして人生を謳歌する〜
                        資格キラー (10/24)
                      • 『自省録』に学ぶ 〜感情をコントロールして人生を謳歌する〜
                        reader (10/21)
                      • 行政書士試験 独学1発合格 〜勉強時間: 100時間〜
                        資格キラー (08/30)
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